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更新日付:2024年3月28日 広報広聴課

知事記者会見(臨時)/令和6年3月19日/令和6年4月定例人事異動

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知事記者会見録

会見日時:令和6年3月19日火曜日 15時30分~15時55分
会見場所:県庁西棟8階中会議室
会見者:宮下知事

(司会)
 ただいまから、令和6年4月定例人事異動に係る知事臨時記者会見を始めます。
 それでは知事、お願いいたします。

(知事)
 私から、今日は2つ発表がございます。
【令和6年4月定例人事異動について】
 まず1点目、令和6年4月定例人事異動について申し上げます。
 4月から本庁部局について、「こども家庭部」、「環境エネルギー部」など、8部を新設・再編し、14部局(11部3局)体制となります。
 本庁課室の数は64となり、このうち組織の異動がある課室の数は37です。
 出先機関も見直しを進めており、青森県衛生研究所の設置や青森県食肉衛生検査所の設置、家畜保健衛生所の再編のほか、所属名の変更等があります。
 こちらが令和5年度と令和6年度の比較になりますが、赤で書いてある部局、財務部、総合政策部、こども家庭部、交通・地域社会部、環境エネルギー部、健康医療福祉部、経済産業部、観光交流推進部が新設・再編部局となります。
 さらに、課ベースでは、
 ・知事公室、総務文書課(総務部)
 ・総合政策課(総合政策部)
 ・若者定着還流促進課、県民活躍推進課(こども家庭部)
 ・地域交通・連携課、鉄道対策課、地域生活文化課(交通・地域社会部)
 ・健康医療福祉政策課(健康医療福祉部)
 ・経済産業政策課、地域企業支援課、企業立地・創出課、産業イノベーション推進課(経済産業部)
 ・観光政策課、県産品販売・輸出促進課(観光交流推進部)
 ・食ブランド・流通推進課(農林水産部)
 ・障スポ課(国スポ・障スポ局)
を設置することとしています。

 令和6年4月定例人事異動の基本的な方針ですが、
 ・新たな組織体制でスムーズにスタートを切るための人員を配置
 ・青森県基本計画に掲げる取組を推進する人員を配置
 ・国スポ・障スポ開催など、一時的な業務増に対応する人員の確保・配置
 ・女性・男性職員ともに、適任者の管理職員への登用
 ・若手職員の育成に資する人事配置
 ・高齢期職員が経験等を生かし能力を発揮できる人事配置
これらを基本方針として人事異動を予定しています。

 異動者数について、1,977人と過去10年間で最多の異動規模となります。これは、組織を再編したことに伴う異動が多いためです。また、採用者数は182人で、昨年度比で11人増となっています。そのうち、(採用試験受験者の)いわゆる新採用職員が126人で、うち男性が67人、女性が59人となっています。
 女性管理職員の状況について、人数は31人と昨年度比で3人増となっています。また、割合は7.3パーセントとなっており、昨年度比で0.7パーセント増加しています。
 以上が令和6年度の人事異動に係る発表となります。
 なお、具体的な個別の人事異動については、この会見後に、配信をご視聴の皆さまにお伝えいたします。

【「軽装の通年実施」スタート】
 続きまして2点目、軽装の通年実施をスタートいたします。
 青森県行財政改革大綱の中で、働き方改革の推進として、働きやすい環境づくり、職員のやりがい・働きがいの向上に取り組むこととしています。その一環として、令和6年4月から職員の軽装での勤務を通年で実施します。これを「県庁A-biz(エービズ)」という名称で推進することとしており、県民の皆さまのご理解をいただきたいと考えています。「アオモリ」、「オールシーズン」、「エアリー」、そういう環境の中で職員が仕事をして、県民の皆さまのために頑張っていきたいと考えています。
 新しい組織体制、新しい働き方で、令和6年度も職員一丸となって、青森県政発展のため、県民の皆さまのために取り組んでまいります。
 以上です。

【質疑応答】
(司会)
 それでは各社からの質問の時間といたします。
 質問は、知事からご説明した内容についてのものに限らせていただくとともに簡潔な質問となるよう、ご協力をお願いいたします。
 では、質問のある方は挙手をお願いします。

(記者)
 職員の軽装化についてお伺いします。軽装を実施するかどうかは、職員個々の判断でこれから実施していく形になるのでしょうか。

(知事)
 そうです。ネクタイをして、スーツを着て仕事をしたいという人はそれで構いませんし、ネクタイを外してリラックスした服装で仕事をしたいという人はそれで構いません。
 さらに部局等で、統一してポロシャツを作るとか、冬は温かいフリースを作るとか、そういうことも許容されると考えています。
 いずれにしても、職員が働きやすい環境の中で働けるということを意図した取組ですので、ご理解いただきたいと存じます。

(記者)
 今部署ごとにポロシャツやフリースというお話もありましたが、知事としてはそういうのもどんどんやっていってほしいということでしょうか。

(知事)
 そうですね。もうすでに国スポ・障スポ局は、国スポ・障スポに向けたPR用ポロシャツを作っていますし、統一している所属もあるので、そういったことも広がっていけばいいと考えています。

(記者)
 最低限、今まで通りスーツとネクタイをしなければいけない場面というのは、例えばどういうところを想定していらっしゃいますか。

(知事)
 基本的には議会や式典などにおいては、常識的に、今まで通りの服装がふさわしいと考えています。
 朝から勤務時間終了まで、庁内で内部の仕事をする職員については、スーツ着用の必要はありませんので、軽装で働きやすい環境で過ごしてもらいたいと考えています。

(記者)
 先ほど今年の人事方針という資料の中に、若手職員の育成に資する配置という記載がありました。若手職員を育てるというのは常に重要なテーマかと思いますが、あえて資料に記載されているので伺います。
 今回の人事で具体的にどういった点でそれが考慮され、どういった部分に表れているのか。また、去年までの人事とはどういったところが違うのかお聞かせください。

(知事)
 人事のことですので、具体的に申し上げることは難しいのですが、人事調書に基づいて、希望がかなうような人事配置をするように指示しています。
 人事は100点満点というのはありませんから、今、職員の皆さんの中には、そのようになっていないと思っている人もいるかもしれませんが、そこに十分に配慮して、人事配置をしていますので、一定程度それが達成されているのではないかと期待しています。

(記者)
 今回、女性管理職員の割合が増えて7.3パーセントになるというお話がありました。
 増えているので前進しているということだと思いますが、先日公表されたジェンダーギャップ指数等々の調査を見ると、青森県はまだ女性管理職員の割合が少ないようです。
 こうした職場のジェンダーバランスですとか、あるいは多様なバックグラウンドがある方が要職に就かれることは非常に重要かと思いますが、宮下県政におけるそういったところの考え方、方向性をお聞かせください。

(知事)
 組織の強さというのはやはりダイバーシティ、多様性だと考えています。
 そうした中で、女性職員も含めて、各職員が個性を生かした仕事ができるということが大事だと考えていますので、女性職員の管理職への登用というものは、基本的にこれからも、大きな方向性として、しっかりと推進していかなければならないと考えています。
 ただ一方で、本県庁の特徴として、50歳代の女性職員が非常に少ないということがあります。そもそも割合が少ない中にあって、例えば女性職員を3割、あるいは半分にするということは不可能なことです。ですから、意識しながら徐々に拡大していくことが必要だと考えています。
 令和8年度までに8パーセントと目標を立てていますので、まずはそれを達成することが必要であると考えています。

(記者)
 知事が就任前からおっしゃっていた県庁大改革について、部局体制が見えて、次は実際に行動に移す職員の配置というところになってきたと思います。
 職員に期待するところを改めて伺えますでしょうか。

(知事)
 やはり前例にとらわれることなく、常に新しさ、そして結果を求めていく、そういう県庁でありたいと考えていますので、それにふさわしいガバナンスを私としても県庁内で展開していきます。

(記者)
 お話を伺っていますと、来年度早くもいろいろと「らしい」事業をかなり打ち出すことは明確に出されておりました。そうすると、この県庁大改革、さらに今後、新たな取り組み等々出てくるのではないかと個人的に思ったのですがいかがでしょうか。

(知事)
 改革に終わりはありません。まだ発表に至っていないのですが、来年度から、私達の政策のマネジメントサイクルも大きく変わります。
 常に状況を観察しながら、そして観察した結果を方向づけして、そして決定して実行していく、こうした新しい政策のマネジメントサイクルを実現することで、県民の皆さまの暮らしに向き合う、そして将来にわたっての県政を支えていく、発展させていく。
 この2点を、県庁の中で仕事をすることで、職員と一緒に取り組んでいきたいと考えています。

(記者)
 若手の職員の方の登用というのは強く打ち出されていると強く感じておりました。
 この若手の方の登用というところの期待等を伺えますでしょうか。

(知事)
 これから県庁の中での仕事は、今までと大きく異なる部分を打ち出していかなければならないと考えています。
 時代にふさわしい行政のあり方を追求していく上では、テクノロジーがものすごく進歩していて、特に生成AIが私達の仕事のやり方を、良い意味で変えてくれると考えています。ですから、それを使いこなせる人材をこれからどうやって育成していくのかということが大切になってきますが、その中心になるのが若手職員だと考えていますので、ぜひ、若手職員には、役職とか、職階とかそういうのに関わらず、自らが県庁をけん引し、そして青森県を引っ張っていくという気持ちで仕事をしてもらいたいと、そのことに大いに期待しています。

(記者)
 「県庁A-biz」について伺います。これは知事ご自身の服装にも適用されるのでしょうか。

(知事)
 はい、もちろんです。

(記者)
 先ほど式典や議会は例外のようなお話をされましたが、庁外では適用されないということでしょうか。

(知事)
 TPOがありますから、それで許される部分については、軽装で構わないと考えています。例えば、県民対話集会で私はネクタイをしていく必要はないと思いますので、今の時点でもそうしています。また、記者会見の場でも、季節にふさわしい格好をすれば良いと思いますし、むしろ県のいろんなPRの服装をすれば良いと考えていますので、少なくとも相手に不快感を与えないような、最低限の装いというのは大事にしながらも、TPOをわきまえて、私自身も軽装を実施していきたいと考えています。

(記者)
 「県庁A-biz」に関して、細かい点ですけど、例えばジーンズとかTシャツとか、ラフすぎる格好は常識的に考えてNGということになるのでしょうか。

(知事)
 普通に考えて行き過ぎているとか、相手から見て不快に思われるような格好は慎んだ方がいいと考えています。
 その辺は、何がいいとか何が駄目だということではなくて、職員は大人ですから、それぞれしっかり判断してもらえば良いと思いますし、あまりにもふさわしくなければ、適切な指導が入ることもあるのかもしれません。
 その辺はやりながら考えていきます。

(記者)
 「県庁A-biz」で続きます。
 そもそもこれをやろうと思ったのは、知事ご自身なのか、それとも職員の方が何かそういうのをやった方が我々は働きやすいなって声があったのか、どういうきっかけで導入されたのでしょうか。

(知事)
 今回、行財政改革大綱を作るにあたって、働き方改革を進めなければならないと考えました。その中で、働きやすい環境づくり、職員のやりがい・働きがいの向上という項目があって、働きやすい環境とは何だと考えたときに、やはり軽装というのも一つのアイディアだろうということになりました。
 夏はすでに実施しているので、通年でやっても、県民の皆さまの理解が得られないとは思いませんので、本当に働きやすい環境を通年で作っていきたいと考えています。
 11月からみんなネクタイを締めると一律で決めてしまっても、まだ寒かったり暑かったりするので、そのように決める必要はないと考えています。一般の企業では当たり前のように進んでいることを、県庁でもやるだけだと考えています。

(記者)
 日頃ご覧になって、何か窮屈そうだなとか働きにくそうだなと感じたことなどはあったのでしょうか。

(知事)
 私自身の感覚としては、そういう部分もあると思います。繰り返しになりますが、軽装を押し付けているわけではないので、軽装したい方は軽装でいいですよというお話ですので、多くの県庁の職員が働きやすい環境で仕事をしてもらいたいと考えています。

(記者)
 人事についてお伺いします。具体的になってしまって恐縮ですが、知事肝いりと言っても過言ではない、こども家庭部に若松健康福祉部次長が抜擢というか異動されますけれども、この狙いと期待したいことについて教えてください。

(知事)
 大変申し訳ないのですが、個別の方の評価について述べることはこの場にはふさわしくないと思いますので、その部分への回答は控えさせていただきます。
 ただ、新しい部局であり、新しい仕事が前提になりますので、県民の皆さまの期待がとても大きい分野であります。もちろん今まで継続している部局も含めて、全ての部局長、そして全ての職員に新しい気持ちで令和6年度から仕事をしてもらいたいと考えています。

(記者)
 水産局長を部長級にするとか、例えばDX推進課の人を増やすとか、何か知事が思うようなことで、今回組織を大きくしたりですとか、人員を増やすとか、意を払ったところはございますでしょうか。

(知事)
 全ての異動は、最終的には私の責任でやらせていただいていますので、個別にどうこうということは、繰り返しになりますが、ありません。
 新しい部局、新しい仕事のやり方、新しい人たちでスタートする令和6年度です。例えば、経済産業部は商工労働部から再編されて、陣容もそれほど変わらないかもしれませんが、各部局気持ちを新たに、前向きに取り組んでもらいたいと考えています。

(記者)
 今回の人事で、大幅に人を増やす課などはありますか。

(記者)
 人を増やすということでいけば、国スポ・障スポ局は、令和8年度の大会の開催になりますので、大幅に増えています。その他の部局においても数名程度増えているところもあります。

(司会)
 それでは最後に知事からお願いいたします。

(知事)
 これから初めての試みになりますが、このライブ配信をご覧いただいた皆さまに、この後、個別の部局の名前とそれぞれに配置される職員の名前が入った名簿をお見せして、どこよりも早く皆さまに情報をお届けします。
 令和6年度、新体制でしっかり頑張っていきたいと考えていますが、まだ22日の県議会の議論を経て新組織の成立となりますので、最後まで、議会の皆さんと向き合って、しっかりと成立させるように我々としても頑張っていきます。
 本日はどうもありがとうございました。

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