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更新日付:2023年6月26日 財産管理課

青森県庁舎耐震・長寿命化改修事業について

青森県庁舎耐震・長寿命化改修事業の概要

 青森県庁舎は、津軽藩の御仮屋を改修して明治4年(1871年)12月1日(新暦では翌年1月10日)に開庁して以降、戦後の一時期を除き概ね現在地にあります。
 昭和35年に竣工した現在の庁舎は5代目になりますが、竣工後半世紀以上経過し、耐震強度不足と老朽化が課題となっていたため、災害応急対策に必要な耐震強度の確保と改修後40年程度の使用を目標とした改修工事を行いました。
(1961年当時)竣工記念パンフレット
  • 改修前の県庁舎(正面)
    改修前の県庁舎(正面)
  • 改修後の県庁舎(正面)
    改修後の県庁舎(正面)
  • 改修前の県庁舎(東棟側)
    改修前の県庁舎(東・北側)
  • 改修後の県庁舎(東棟側)
    改修後の県庁舎(東・北側)
  • 改修前の県庁舎(りんご園)
    改修前の県庁舎(りんご園)
  • 改修後の県庁舎(りんご園)
    改修後の県庁舎(りんご園)

工事の概要

【耐震強度の確保】
 ・南棟及び東棟の6階以上の減築並びに耐震壁の設置等による改修を行い、大地震時でも県庁の機能を確保(国、都道府県の庁舎では初の減築工事)
【長期使用への対応】
・外断熱化による躯体の保護
・エレベーターの位置を変更し、既存のエレベーターシャフトを設備配管スペースとしてメンテナンス性も確保
【ユニバーサルデザイン化】
・正面玄関通路、車いす用駐車場及び議会棟玄関前のスロープへ融雪設備の設置
・正面玄関の車いす用段差解消機に替え、誰でも使えるエレベーターの設置や通用口に車いす用スロープを設置等
正面玄関等の改修
議場の改修
【環境性能の向上】
・外壁や窓の断熱改修
・機器・設備等の運転管理によってエネルギー消費量の削減を図るシステム(BEMS)の導入
・夏季の冷房負荷を低減するため、夜間に外の冷気を取り入れる設備の導入
・LED照明や空調機器等の高効率な設備機器への更新等
【県産材の活用】
・道路側の外壁は、県産のヒバ材をガラスで覆う仕上(ヒバ材の約4割は議場天井等からの撤去材を再利用)
・庁舎内案内板や県民ホールの内装に、県産のヒバ材やマツ材等を活用
外壁の改修
内部改修
減築

改修工事の対象部分

名称:県庁舎南棟、東棟、議会棟
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造
竣工:昭和35年12月
基本設計:谷口 吉郎(当時 東京工業大学教授)
実施設計:日建設計工務株式会社(現 株式会社 日建設計)
施工規模
延床面積 階数
改修前 28,013.10平方メートル 地下1階・地上8階
改修後 24,758.45平方メートル 地下1階・地上6階

全体事業費

【設計・管理費、工事費、移転・再配置費用等】
 約93億2,200万円

事業期間

設計 平成26年度
工事 平成27年度~平成31年度(平成31年度は中庭の舗装工事等)

事業者

○設計・監理
 株式会社 日建設計
○施工者
 建築工事:奥村・鹿内・盛特定建設工事共同企業体
 強電設備工事:張山・日善・弘都特定建設工事共同企業体
 弱電設備工事:北洋電設・高橋電気工事特定建設工事共同企業体
 空気調和設備工事:弘水・東弘・大管特定建設工事共同企業体
 給排水衛生設備工事:青森設備・アスモ特定建設工事共同企業体
 昇降機設備工事:株式会社日立ビルシステム
○関連工事施工
 大矢建設工業株式会社、株式会社黄金工務店、株式会社今工務店、株式会社佐々木建設工業、
 株式会社シーケンスサービス、株式会社東青設備工業、株式会社ナガイ、協和電気株式会社、
 大青工業株式会社、東和管工株式会社(五十音順)

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財産管理課 ファシリティマネジメントグループ
電話:017-734-9125  FAX:017-734-8014

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