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更新日付:2024年3月5日 構造政策課

STOP!農作業事故

青森県内の農作業事故発生状況

青森県における農作業事故の発生状況についてお知らせします。

事故発生状況

令和5年の事故発生件数は23件(前年から8件増)、死者数は11人(前年から3人増)でした。
過去10年間の平均では、事故発生件数が21件、死者数が11人となっています。
(調査方法は、新聞等報道、警察や市町村、農協等からの聞き取り。令和5年は、国の死亡個票調査結果が確定されるまでの暫定値)

県内の農作業発生状況

令和5年に発生した農作業事故事例

発生月 被害者 被害状況 発生場所 事故概要
5月 80代男性 死亡 果樹園 被害者は、乗用草刈機でりんご園の草刈作業中、張り出した側枝に上半身(胸部)が衝突し、草刈機とりんご樹に挟まれた様子。帰宅が遅いことを心配した家族が探しに行ったところ、挟まれた被害者を発見。
進行方向の後方に被害者の帽子が落ちており、何らかの原因で帽子が落ち、それに気を取られた際に衝突したと推測される。
9月 80代男性 死亡 果樹園 被害者は、一人で事故機を操作して農薬散布を行っていたところ、走行路のり面に乗り上げて横転し、その弾みで投げ出された。事故機は横転しながら走行路下にある市道に落下したと推測されるが、被害者は事故機後部の側溝に落下したため、下敷きにはならなかった。
通行人が発見し、病院に搬送されたものの、約5時間後に死亡した。
9月 60代女性 重傷 果樹園 被害者は、りんごの葉摘み作業を行おうと、脚立の1段目に足を掛けたところ、朝霧で靴も脚立も濡れていたため、滑って転倒した。身体を守るために左手をついて転んだところ、手首を骨折した。
10月 70代男性 重傷 ほ場 被害者は、コンバインで稲刈り作業を行っていた。刈取部に稲が引っかかったため、自走させたまま、コンバインを降りて、稲を取ろうとしたが、除去できないままコンバインとのり面の間に挟まれたと推測される。
一緒に作業をしていた仲間がコンバインと畦の間に挟まれているのを発見し、病院に搬送されたが、死亡が確認された。
11月 80代女性 死亡 ほ場 被害者は、倉庫前で乗用トラクターのロータリーを洗浄後、倉庫に格納せず、バックで走行し、畑ののり面に乗り上げ、左側の車輪がぬかるみにはまった。
左側から降車しようとしたが、何らかの理由で、左側の前輪と後輪の間の隙間からトラクター下に入り込み、回転している左前輪に左腕を巻込まれたと推測される。
通行人に発見され、死亡が確認された。

農機具別の農作業事故発生状況

令和5年の農機具別の農作業事故発生件数は、乗用トラクター3件、スピードスプレヤー2件、乗用草刈機2件、機械なし8件などでした。
過去10年間の事故件数で最も多いのは、乗用型トラクターによる事故で、全体の16.7パーセントを占めているほか、脚立が11.3%、スピードスプレヤーによる事故が9.9%となっています。
乗用トラクターは、農作業での使用頻度が高いことから、事故件数が多くなっていると考えられます。
また、本県ではスピードスプレヤー、高所作業台車、乗用草刈機、脚立といった果樹で使用される機械等の事故件数が多くなっています。

農機具別農作業事故発生件数

高齢者による農作業事故発生状況

令和5年の農作業事故の死傷者数における65歳以上の割合は83.3%、死者数では81.8%でした。
過去10年間の平均では、死者数における65歳以上の割合は80%となっており、高齢者の割合が非常に高く、死亡事故につながるケースが多くなっています。

高齢者による事故発生状況

熱中症による救急搬送状況

消防庁が公表する「夏期における熱中症による救急搬送人員の調査」によると、過去7年の本県の田畑、森林、海、川等における熱中症による救急搬送者は増加傾向となっている。
令和5年は64名が救急搬送され、1件の死亡事故が発生した。

高齢者による事故発生状況

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構造政策課担い手育成グループ
電話:017-734-9463  FAX:017-734-8136

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