ホーム > 組織でさがす > 総合政策部 > 総合政策課 > 第12回 北海道・北東北知事サミット
関連分野
- くらし
- 県外の方
- 地方分権・広域連携
更新日付:2008年11月4日 総合政策課
第12回 北海道・北東北知事サミット
環境とエネルギー ~地球温暖化問題の解決に向けて北海道・北東北が果たす役割とは~
(左から、高橋北海道知事、三村青森県知事、柏木教授、寺田秋田県知事、達増岩手県知事)
第12回北海道・北東北知事サミットは、6月に青森市で開催されたG8エネルギー大臣会合等の会場の一つとなった八甲田ホテルにおいて、「環境とエネルギー」をテーマに、北海道・北東北地域が地球温暖化問題の解決に果たす役割や関連分野での連携の可能性について意見交換を行い、「持続可能な社会の実現に向けた北海道・北東北行動宣言」 10KBを発表しました。
第12回 北海道・北東北知事サミットの概要
- 開催日平成20年(2008年)8月29日(金)
- 会場 青森県青森市 八甲田ホテル
-
出席者
高橋 はるみ 北海道知事
達増 拓也 岩手県知事
寺田 典城 秋田県知事
三村 申吾 青森県知事
11:00~11:50
基調講演 「目指すべき低炭素社会の姿」
講師 東京工業大学統合研究院 教授 柏木 孝夫
13:00~15:00
意見交換
「環境とエネルギー~地球温暖化問題の解決に向けて北海道・北東北が果たす役割とは~」
15:10~15:50
電気自動車試乗
※八甲田ロープウェーの乗車を予定していましたが、当日は雷雨のため取り止めとなりました。
16:20~16:40
共同記者会見
第12回 北海道・北東北知事サミットの意見交換での提案事項
4知事による意見交換の場で、次の3点について4道県で検討を進めていくことが提案されました。
1.森林の二酸化炭素吸収量の経済的価値の検討
北海道・北東北地域は、日本の森林面積の約3分の1を有しており、二酸化炭素の吸収・固定化に大きな役割を果たしているが、個々の森林所有者の経費負担が伴う現行制度での森林整備の推進は、非常に難しい状況となっている。
このため、森林整備と山村の活性化に向け、森林の二酸化炭素吸収量への経済的な価値の付与の可能性等について、4道県で検討を行う。
このため、森林整備と山村の活性化に向け、森林の二酸化炭素吸収量への経済的な価値の付与の可能性等について、4道県で検討を行う。
2.環境教育(環境学習)の充実
北海道・北東北地域の豊かな環境を次世代に引き継いでいくためには、地球温暖化などの環境問題を生活の中で身近な問題としてとらえ、行動していくことが重要である。
このため、それぞれの道県の取組状況などを踏まえた上で、環境教育(環境学習)の充実・強化に向けた取組方策について、4道県で検討を行う。
このため、それぞれの道県の取組状況などを踏まえた上で、環境教育(環境学習)の充実・強化に向けた取組方策について、4道県で検討を行う。
3.再生可能エネルギーに係る共同検討
森林資源の有効活用など、それぞれの道県の技術・仕組みを共有し、産業振興や環境保全等について、4道県で検討を行う。
第12回 北海道・北東北知事サミットでの決定事項 7KB
第12回 北海道・北東北知事サミットにおいて、次の事項が決定されました。
1 合意事項
(1)持続可能な社会の実現に向けた北海道・北東北行動宣言 10KB(4道県合意)
持続可能な社会の実現に向けた北海道・北東北行動宣言
21世紀、私たちは、環境とエネルギーの分野において、危機意識の共有から行動に踏み出すことを求められています。
とりわけ地球温暖化は、異常気象の多発、海面水位の上昇、砂漠化、農産物をはじめとする植生への影響、さらには生物多様性に関わる重大な危機をもたらすなど、私たちの生存基盤を脅かす深刻な問題であり、その解決にはもはや一刻の猶予も許されません。地球温暖化対策は、すべての国が総力をあげて取り組むべき人類共通の課題であり、先の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)においても、世界の温室効果ガス排出量を2050年までに半減することが主要議題の一つとなりました。
地球温暖化対策には、国、地方公共団体、事業者、国民などあらゆる主体が一層努力を重ね、真剣に取り組んでいく必要があります。
北海道及び北東北地域は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収する広大な森林などの豊かな自然環境を有しています。また、風力、地中熱、バイオマスといった地域に賦存する化石燃料代替のエネルギー資源にも恵まれ、環境とエネルギーの分野で大きな役割を果たしていくことのできる地域です。
北海道及び北東北三県は、このような認識を共有し、地域活性化の視点も持ちながら低炭素社会を志向しつつ、将来に引き継ぐことのできる持続可能な社会の実現を目指して下記の取り組みを合意し、率先して行動していくことを宣言します。
とりわけ地球温暖化は、異常気象の多発、海面水位の上昇、砂漠化、農産物をはじめとする植生への影響、さらには生物多様性に関わる重大な危機をもたらすなど、私たちの生存基盤を脅かす深刻な問題であり、その解決にはもはや一刻の猶予も許されません。地球温暖化対策は、すべての国が総力をあげて取り組むべき人類共通の課題であり、先の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)においても、世界の温室効果ガス排出量を2050年までに半減することが主要議題の一つとなりました。
地球温暖化対策には、国、地方公共団体、事業者、国民などあらゆる主体が一層努力を重ね、真剣に取り組んでいく必要があります。
北海道及び北東北地域は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収する広大な森林などの豊かな自然環境を有しています。また、風力、地中熱、バイオマスといった地域に賦存する化石燃料代替のエネルギー資源にも恵まれ、環境とエネルギーの分野で大きな役割を果たしていくことのできる地域です。
北海道及び北東北三県は、このような認識を共有し、地域活性化の視点も持ちながら低炭素社会を志向しつつ、将来に引き継ぐことのできる持続可能な社会の実現を目指して下記の取り組みを合意し、率先して行動していくことを宣言します。
記
-
北海道・北東北地球温暖化対策推進本部(仮称)の設置
多岐にわたる地球温暖化対策を効果的・効率的に推進するためのプラットホームとして、「北海道・北東北地球温暖化対策推進本部(仮称)」を設置し、関係部局が一体となって施策の調査検討や普及啓発活動など、地球温暖化対策に資する取り組みを行う。
-
再生可能エネルギー導入先進地域の形成に向けた取り組みの推進
再生可能エネルギー導入先進地域の形成を目指し、北海道・北東北地域での先進的な取り組みの相互活用を進めながら、再生可能エネルギーの導入推進と地域経済の活性化に結び付く仕組みづくりの検討などについて、連携した取り組みを推進する。
-
森林環境の整備促進に向けた情報の共有化
多様な主体の参画による森林環境の整備促進に向け、各地で活躍する人材や地域活動事例などについて情報の共有化を進める。
-
有用資源リサイクルの促進
北海道・北東北地域において金属等の有用資源リサイクルを促進するため、使用済小型家電の広域的回収システムの構築について、情報交換などを行い、連携して推進する。
(2) 北東北3県自動車技術研究会(仮称)の設立 (3県合意)
北東北3県で「北東北3県自動車技術研究会(仮称)」を設立し、北東北3県の大学、公設試験研究機関等が有する自動車関連の技術を高め、研究者や企業の交流を推進するとともに、企業ニーズとのマッチングにより地域内の企業の技術力と競争力の強化を図り、技術や人的資源のレベルアップを目指す。
北東北3県で「北東北3県自動車技術研究会(仮称)」を設立し、北東北3県の大学、公設試験研究機関等が有する自動車関連の技術を高め、研究者や企業の交流を推進するとともに、企業ニーズとのマッチングにより地域内の企業の技術力と競争力の強化を図り、技術や人的資源のレベルアップを目指す。
2 決議事項
(1)新エネルギー等の利用促進に向けた支援の拡充及び研究開発促進施策の充実について (PDF) 5KB
(2)森林吸収源対策の着実な推進について (PDF) 7KB
(3)原油及び原材料高騰対策の充実・強化について (PDF) 9KB
(4)医師確保対策の推進について (PDF) 15KB
(2)森林吸収源対策の着実な推進について (PDF) 7KB
(3)原油及び原材料高騰対策の充実・強化について (PDF) 9KB
(4)医師確保対策の推進について (PDF) 15KB