ホーム > 組織でさがす > 県土整備部 > 道路課 > 事業概要

関連分野

更新日付:2012年3月7日 道路課

事業概要

予算計画

  •  ライフサイクルコストの大幅な削減を図るべく、橋梁の長寿命化補修にこの5年間集中的に、総額214億円を投資します。
     特に平成18年度の長寿命化補修の41億円は、平成17年度に比べて約3倍の投資を行うこととしました。
予算計画

H18アセット推進体制

  •  H18年度4月より、アセットマネジメントによる対策が始まるということで、県庁道路課と併せて各事務所にアセットマネジメント担当チームを設置しました。
     これまで各事務所改築系と補修系が分かれて、縦割りで仕事をしてきましたが、このチームの設置により一元化され、効率的に仕事を進めることができる環境を整えました。
推進体制

アセットマネジメント運用計画

  •  ここでは、橋梁アセットマネジメント関係業務の年間スケジュールを簡単に紹介します。
     通常業務として、予算関係業務、点検関係業務、工事関係業務から成ります。
     この3つの業務を道路課と出先機関である県土整備事務所がそれぞれ役割を持って進めていくことになります。
     さらに、3つの業務の主要な部分については、定期的にまたは緊急時は適宜、協議又はヒアリングを実施し、お互いが同じ意志の基に業務を進めるように努めております。
     この他、「異常時管理業務」や事後評価、アニュアルレポート作成、システムの高度化のために必要な評価と見直しなどを行う「進行管理業務」、県内市町村などを対象とした普及啓発や関連技術に関して産学官などで研究を行う「普及啓発業務」など行っております。
運用計画

日常の維持管理

  •  橋梁の長寿命化の入り口は、まず日常的なこまめな維持管理です。
     そこで、地元の環境条件、事情等に一番詳しい地元建設業者に、日常点検、清掃、日常的な維持工事、緊急的補修、床版防水などの小規模工事といった細かな町医者的仕事を「橋梁維持工事」として一括発注し、地元の機動力を振るに活用してもらい、併せて地元建設業者のスキルアップを図っています。
     今年度は、橋梁維持工事は橋梁アセットマネジメントに関する理解と、技術力を重視し、簡易プロポーザルによる落札方式で受注業者を決定しております。

スキルアップへの取組

  •  実際の業務を行っていく人への教育を行っています。
    県職員へは、橋梁の維持管理において、管理者としてのマネジメント意識の向上と橋梁関係技術のスキルアップを目指して
    (1)橋梁設計技術研修
    (2)橋梁補修設計研修
    (3)橋梁点検技術研修
    を行いました。
     いくらいいシステムにより適時適切な補修を計画しても、実際の工事で適正な施工が行われなければ、その効果を最大限発揮することはできません。
     そこで、主に補修工事を請け負う県内建設業者のスキルアップにも取り組んでいます。
研修1
研修2

その他

  •   青森県橋梁アセットマネジメントシステム開発コンソーシアムにおいて委員長を務めていただいた京都大学の渡邊英一名誉教授がIABMASの副会長を務めていたことがきっかけで、自治体としての取組み体制や橋梁維持管理の総合システムを世界に発信すべきとのお誘いを受け、平成18年7月16日から7月19日の間、ポルトガル共和国ポルト市において開催されたIABMAS’06(国際橋梁維持・安全性検討会議)に参加しました。
     IABMAS(The Third International Association for Bridge Maintenance,Safety and Management)は、橋梁の老朽化に対して問題を抱えている国々の技術者や研究者が、橋梁の維持管理、マネジメントおよび補修に関する検討成果を発表し、情報交換を行う国際会議として、2002年に第1回がスペインのバルセロナ市で開催され、以降2年毎に、2004年の第2回会議が京都市、そして今回2006年の第3回会議が7月16日から7月19日までの日程でポルトガルのポルト市で開催されました。(ちなみに2008年が韓国のソウル市、2010年がアメリカのフィラデルフィア市で開催されることがすでに決定しています。)参加国、参加人数は年々増加しており、今回の会議では43カ国627人と多数の技術者・研究者が参加したと発表されており、橋梁のメンテナンス技術に対する関心の高さが国際的に広がっていることが伺えます。

関連ページ

この記事についてのお問い合わせ

橋梁・アセット推進グループ
電話:017-734-9658  FAX:017-734-8189

この記事をシェアする

  • facebookでシェアする
  • twitterでシェアする
  • LINEでシェアする

フォローする

  • facebookでフォローする
  • twitterでフォローする