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更新日付:2025年5月7日 自然保護課

温泉の種類と効能

温泉とは

 温泉は、地中からゆう出する温水、鉱水、水蒸気及びその他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、温度が25℃以上またはこちらの表中PDFファイルの物質をいずれか1つ含むものと温泉法で定義されています。

 このため、温泉法上「温泉」は、地中からわき出る一定の条件を満たした「物質」を指します。
 一方、日常会話で「温泉に行く」等と使用される「温泉」は、温泉法上「温泉利用施設」を指します。
 また、「温泉」がわき出てくるゆう出口及びゆう出路は「源泉」と言います。

療養泉とは

 「療養泉」は、温泉の中でも特に治療効果が期待できるもので、温度が25℃以上、またはこちらの表PDFファイル中の物質をいずれか1つ含むものを指します。
 温泉利用施設で利用する温泉が療養泉である場合、施設内の掲示板には、適応症・禁忌症が書かれています。
 適応症・禁忌症は、温泉の成分に基づいて医師が決定し、保健所に届出をした後に掲示することになっています。

温泉の種類

単純温泉
鉱物などの成分の含まれている量が少ない「あっさりタイプ」の温泉。
体に与える刺激が少なく、利用範囲が広い温泉といえます。
塩化物泉
塩素イオンが主成分で、塩辛い味がします。
入浴すると、肌に塩分が付着し、汗の蒸発を防ぐので、保温効果があります。
炭酸水素塩泉
炭酸水素塩が主成分で、飲用すれば胃酸を中和する効果があり、重曹を主体とした重曹泉は、肌をなめらかにする効果があるため、「美人の湯」などといわれることがあります。
硫酸塩泉
硫酸イオンが主成分で、口に含むと苦い味がするのが特徴です。
二酸化炭素泉
炭酸ガスが溶け込んでいる温泉で、炭素ガスが毛細血管を刺激拡張し、心臓の負担を軽くする作用があります。
含鉄泉
鉄分を含んだ温泉で、湯口では透明ですが、浴槽では時間とともに鉄分が酸化し、茶色になります。
硫黄泉
硫黄を含んだ温泉で、湯は微白濁し、ゆで卵の腐ったような臭いが特徴。
石鹸は効きません。
酸性泉
酸による殺菌力が強いのが特徴ですが、肌への刺激も強い温泉です。
含アルミニウム泉
アルミニウムイオンと硫酸イオンを含む「明ばん温泉」は、昔から眼病に用いられてきました。
放射能泉
天然の放射性物質であるラドン、ラジウムが含まれた温泉をいいます。

温泉の効能

一般的適応症(浴用):
 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進

泉質別の効能(浴用・飲用):こちらをご覧くださいPDFファイル

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この記事についてのお問い合わせ

環境エネルギー部 自然保護課 自然環境保全グループ
電話:017-734-9485  FAX:017-734-8072

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