青森県基本計画 「青森新時代」への架け橋 よりそい、未来へつなぐ
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(3) デジタル化の重要性の高まりと県民生活 コロナ禍を経て、社会全体でデジタル化の重要性が高 まってきました。 他の先進国と比較して日本は、IT投資や デジタル人財不足などの課題はあるものの、デジタル化 が進むことによって、地方が抱える様々な課題が解決さ れていくことが期待されています。 また、 単なるデジタル 技術の導入だけでなく、データの利活用も併せて、社会・ 産業・生活の在り方を変えるDXの必要性が企業・自治体 において認識されてきています。 自治体DXについては、国が示した計画により、2026 (令和8)年3月までに自治体情報システムの標準化・共 通化や行政手続のオンライン化など6項目を重点的に進 めることとしているなど、行政サービスの利便性向上に向 けた取組が進んでおり、県民一人ひとりがデジタル化に よる恩恵を最大限受けられるようになることが期待され ます。 デジタル技術の中でも、人工知能(AI) の技術発展は目 覚ましく、機械学習に基づいたアイディアの提供だけでな く、しごとの自動化、デジタル絵画等の芸術製作、人との 対話など、これらが今後、 私たちの生活に浸透していくこ とで、県民のウェルビーイング3 (生活満足度)が高まって いくことが期待されます。 3:ウェルビーイング: 身体的・精神的・社会的に良い状態にあることで す。 短期的な幸福のみならず、 生きがいや人生の意義などの将来に わたる持続的な幸福を含む概念のことです。

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