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更新日付:2019年5月22日 りんご果樹課
おいしいりんごのひみつ
おいしいりんごには、おいしい秘密があります。
りんごの甘さ
りんごの場合、光合成産物はソルビトール(糖アルコール)として果実内に転流され、酵素の働きで果糖・しょ糖・ぶどう糖に変換されます。この果糖が多くなるほど、甘いのです。
蜜入りりんご
葉から果実へ運ばれたソルビトールが(低温などのストレスにより)果糖やしょ糖への変換が順調に行かなくなると細胞と細胞の隙間にたまるようになり、水分を引き寄せます。
これが蜜の正体です。
蜜入りりんごは熟度の進んだことを示していますが、つまり、蜜自体はさほど甘くはないのです。
これが蜜の正体です。
蜜入りりんごは熟度の進んだことを示していますが、つまり、蜜自体はさほど甘くはないのです。
無袋りんごと有袋りんご
りんごの有袋栽培は、まだ実が小さいときから病害虫を防ぐためと、着色を良くするために袋かけをして育てるものです。貯蔵性が高まることから3月以降の出荷の主役です。
これに対し、袋をかけないで育てる方法を無袋栽培といいます。
無袋りんごは有袋りんごに比べ見た目は多少劣りますが、太陽の光をいっぱい浴びて育つため、糖度が高く、とてもおいしく仕上がります。
なお、無袋りんごは「サンふじ」のように、「サン○○」と売られていることが多いようです。
これに対し、袋をかけないで育てる方法を無袋栽培といいます。
無袋りんごは有袋りんごに比べ見た目は多少劣りますが、太陽の光をいっぱい浴びて育つため、糖度が高く、とてもおいしく仕上がります。
なお、無袋りんごは「サンふじ」のように、「サン○○」と売られていることが多いようです。
- 無袋りんご(ふじ)
- 有袋りんご(ふじ)
りんごのワックスは天然です
「りんごの表面にワックスを塗って売られているようですが、害はないのですか?」という問い合わせが多く寄せられます。これは、「油あがり」と呼ばれる現象で、その主成分はりんごが成熟するにつれて増えるリノール酸とオレイン酸であり、これらの物質に害はなく、むしろ不飽和脂肪酸と呼ばれる栄養価の高いものです。
この現象は、「ジョナゴールド」、「つがる」などにみられ、りんごがよく熟しているしるしなのです。