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更新日付:2018年1月4日 構造政策課

”A” Life Park ~青森県で農業を始めませんか?~ Q&A

全て解決Q&A

お寄せいただいたご質問に、お答えしながら、ご紹介させていただきます。

将来、農業をしたいと考えています。農業を始める場合の心構えなどがあればお知らせください。

[答え]
あなたは、農業で暮らしを立てたいのでしょうか、それとも“農”的な生活を楽しみたいのでしょうか。まず、ご自分の気持ちを確認してみることが必要です。職業としての農業は、観光農園などの場で接するのと違って非常に厳しいものです。
あなたが、農業を職業にしようというのなら、次の5点について、よく考えてみてください。

1.農業をアマクみていないか。
「いろいろ失敗してきたけれど農業ならやれるだろう」などといったアマイ気持ちはありませんか。自然の影響を受けやすいなど農業のリスクを知っていますか。

2.農業を始めるためには、いろいろな準備が必要です。
思い立ったらすぐ農業者になれるということはありません。技術や経営のノウハウを身に付け、必要となる農地や労働力、資金を準備していくためには、相当な準備期間が必要です。

3.農業を続けるためには、家族の理解が必要です。
農業をするということは、そこが生活の場となるということです。交通、医療、教育、文化施設などの条件が意にかなったものか、家族と十分に考えてみることです。

4.密接な近所付合いができますか。
農業で成功するかどうかは、地域にどれだけ溶け込めるかにかかってくると言っていいでしょう。GOING MY WAYは通用しません。様々な行事にも参加していく姿勢が大切です。

5.農業が軌道に乗るまでには長い時間が必要です。
所得が少ない、技術が未熟だ、休みがとれない、人間関係が煩わしい…。経営が安定するまでには、いろいろな悩みが続きます。あなたに、それらに負けない根気強さと熱意がありますか。

農業をしたいのですが、何を作ればいいのか悩みます。まず、何から手をつければよいのかもわかりません。どうやって決めたらいいでしょうか。

[答え]
ひとりで悩んでいないで、まずは、相談してみることです。
青森県では、東京・大阪にある県の出先機関にも就農相談の窓口を設けていますので、ご利用ください。
ただ、相談するにあたっては、あなたの頭の中に目指す農業のイメージが描かれているほうが望ましいのです。どうしてもイメージが描けない場合は、「花が好きだからバラをつくりたい。」でもいいのです。具体的な話を進めていくためには、あなたの意思表示が必要です。
農業のイメージを固めていくためには、農業についての資料を読むことはもちろん、実際に農業の現場にでかけ、経営なさってる方の話を聞いてみることが大切です。
また、農業を始めるための段取りなどもわからないとのこと、とりあえず、このホームページをご覧になっていただければと思います。またのご質問、お持ちしております。

現在、東京都内で運送関係の仕事をしている30才の男性です。これまで農業に縁が無く、親類にも農家はおりませんが、農業にとても関心があります。農業を勉強できる場所はありませんか。

[答え]
まず、農業がどういうものかを知るために、仕事を続けながら「就農準備校」に参加してみたらいかがでしょうか。就農準備校は、農業の基礎を学ぶところで、首都圏などに開設されており、土・日曜日や夜間に通うことができます。
始めたい農業のイメージが固まったら、次は、実践的な研修を通じて農業開始に向けた技術や経営のノウハウを習得していきます。
青森県内においても、営農大学校での短期研修や先進的な農家などの指導を受けながら行う研修制度もありますので、改めてご相談ください。

農業を次の仕事にしたいと考えています。各県が農業を始めるための支援を行っていると聞きますが、農業を始める地域を選ぶポイントのようなものがあったら教えてください。

[答え]
すでにいくつかの就農候補先があるのかもしれませんが、その決定にあたっては、次の点に留意する必要があります。

1.現地訪問を必ず行い、農業の現場を実際に見てみること。
2.生活者としての視点からもその地域を見てみること。

現地訪問は、時期を変えて複数回にわたって行うことが必要です。家族がいる場合は同行してもらいましょう。県や市町村が行う支援内容だけで就農先の適否を決 めてはいけません。各支援策は、あなたの農業開始に向けた手助けをするだけのものです。それを念頭に置き、現地において関係者の話を聞き、あなたの考える 農業が行える地域か、病院や学校、日用品の買物など家族も順調に生活していけるかどうかをじっくり検討してください。
青森県が、あなたの就農候補先になっているとすれば、本県の農業の現状などについて十分に知っていただきたいので、農繁期はもちろん、冬場にもおいでください。地域によっては雪が多いことも見てほしいと考えております。

妻が農業を始めることに反対しています。先日、ある就農相談会で、農業を自分ひとりですることは難しいと言われましたが、本当でしょうか。

[答え]
農業の場イコール生活の場となるのがほとんどですから、奥様の理解と協力なしでは、農業を始めたものの続いていかないとか、経営として成り立たない場合が多いと思います。あなたのプランを示すなどしながら、ゆっくり話し合ってみてはいかがでしょうか。

農村は“よそもの”にとって住み難いところだと聞きます。農村で生活するにあたってのアドバイスをください。

[答え]
農村は、地域の人々の付き合いが都会に比べて濃密です。他の地域から入ってきた人が自分たちの仲間となり得るかどうか、一定期間、様子を見てみようという人もいるでしょう。あなたが、良い農業・生活の場を求めていると同時に、農村の人たちも良い仲間を求めているのです。
農村で生活していこうとするなら、自分から積極的に地域に溶け込んでいこうとする姿勢が必要です。農業に関わらず、なんでも相談できる人をつくっておく ことが大切です。また、農業に直接に関係しない地域の行事などにも参加し、情報交換することで、地元の人たちとなじんでいくこともできるようです。

農地は、どこで買えるのですか

[答え]
農地を買ったり借りたりする場合は、一般的な土地取引のように売主と買主が売買契約をし、代金を支払って所有権を引渡し、その旨を登記する土地取引のルールのほかに、農地法などの法律で定める要件を満たすことが必要となります。市町村の農業委員会が、その事務を行っていますので相談してみましょう。
また、(公社)あおもり農林業支援センターでは、農地の売買や貸借に関する事業も行っています。詳しいことについては、ホームページに記載されている説明をご覧ください。

将来、農業をしてみたいと思い、いろいろと資料を取り寄せております。自己資金も必要だと聞いていますが、農業を始めるにあたって、どの程度のお金を準備しておけばいいのでしょうか。

[答え]
平成8年に全国新規就農ガイドセンターが行った調査によると、農家の出身でない人が農業を始めるにあたって実際に要した金額は、平均で約1,600万円と なっています。一方、用意した自己資金の平均額は約800万円、生活資金として約400万円、合わせて1,200万円という結果が出ています。
農業開始に必要となる資金の額は、経営内容によって異なりますが、農業を始めてからしばらくの間は、農業収入が無いことを前提として、最低でも、あなた 又は家族が、生活するのに必要となる額の2~3年分は、自己資金として準備しておくことが必要です。

最近、実家が農家ではない人たちも農業を始めていると聞きます。どのくらいの人が始めているのですか

[答え]
農家出身者以外の人が農業に就く例は、増加傾向にあります。農林水産省のデータによると、昭和60年には66人にすぎなかったのが、平成8年には、300人の大台を越え、平成13年には530人となっています。
農業を始めた時の年齢をみると、30才代が最も多くなっています。
また、農業を選んだ理由を見ると、「農業が好き」「自然や動物が好き」「自分で経営の采配をふれるから」といった前向きな姿勢がうかがわれます。

学生時代、ツーリングの途中で立ち寄ったのが青森県の某町でした。ずいぶんとお世話になった思い出があります。今は、出張や観光で年に2~3回、でかけている程度ですが、青森という土地が気にいっています。親戚もおりませんが、それでも青森県で農業を始めることはできますか。

[答え]
青森県をお好きだとのこと、どうもありがとうございます。
これまで、青森県に地縁のない方も、もちろん青森で農業を始めることはできますが、農業にこれまで携わったことがない方ならば、十分な準備期間が必要と なります。地元の人との信頼関係を築いていく努力、忍耐力も必要です。農業開始までのステップは、このホームページに掲載していますので、ご覧になってく ださい。
また、一言申し上げたいのが、「短期間で得た印象」と「実際に生活してわかった現実の姿」がイコールとならないケースが少なからずあるということです。
特に、青森の冬は、雪が降るなど厳しい条件となりますので、冬場にも現地調査を兼ねてお出かけください。
実家が農家でない人は、「何を」「どこで」するかを選ぶ自由があります。
ぜひ、青森県も含め、いろいろな地域の就農関連情報を集め、比較・検討してくださるようお願いします。

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構造政策課 担い手育成グループ
電話:017-734-9463(直通)  FAX:017-734-8136
kozoseisaku@pref.aomori.lg.jp

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