令和4年度　第9回縄文“体感”世界遺産講座を行いました！

　10月20日木曜日に弘前市立文京小学校で、令和4年度の第9回縄文“体感”世界遺産講座を開催しました。
　この日は4年生、5年生、6年生がそれぞれ受講することから各学年ごとに内容を変え、それぞれ第9回、第10回、第11回として実施しました。
　4年生が受講した第9回は、三内丸山遺跡センターの岡田康博 所長と職員が講師を務め、43名の児童が受講しました。

　講座の前半では、縄文遺跡群が世界遺産になったことや、世界遺産が人類共通の宝であること、縄文時代の人がどんな暮らしをしていたかを、まだ世界遺産のことや日本の歴史のことを学んでいない4年生の皆さんにもわかりやすいよう、たくさんの写真などを使って説明しました。

　講座の後半では、世界遺産・特別史跡三内丸山遺跡から出土した土器や石器、土偶などに直接触る時間を長くとり、土器や石器をどんなように、何のために使っていたのかを実際に体感してもらいました。

　講座の最後にはたくさんの質問をいただきましたが、文京小学校の４年生の皆さんにも世界遺産や縄文時代について強い関心を持ってもらえたようです。これから５年生、６年生になると、世界遺産のことや、日本の歴史を学ぶことになりますが、今日の体験がそうしたことをもっと知りたい、と思うきっかけになってくれたらよいと思っています。

　「北海道・北東北の縄文遺跡群」は人類の宝であり、また文京小学校の皆さんが住んでいるあおもりの宝です。未来に向けてこの世界遺産を守り伝えられるよう、これからも文京小学校の皆さんには関心を持ち続けて欲しいと願っています。