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更新日付:2022年11月17日 地域活力振興課

県内大学生が巡る「YES!AOMORI発見ツアー」

 若者の県内定着・還流に向け、大学生が普段の居住エリアを離れ、県内の様々なエリアを巡りながら、その土地ならではの産業や文化に触れ、青森で生きる人々との出会いや対話を通じて、青森の価値や魅力、可能性を発見・体感するツアーを実施しました。

令和4年度「YES!AOMORI発見ツアー」実施状況

八戸学院大学(令和4年10月19日(水)~20日(木)開催)

  • <企画コンセプト>今まで知らなかった・気づかなかった「YES!AOMORI」を発見しよう!
  • <ツアーテーマ>津軽のりんご産業をアップデートする人々に会いに行くツアー
  • <ツアーコーディネーター>株式会社まちなかキャンパス/株式会社BOLBOP 代表取締役 辻正太氏

 弘前市でりんご産業の「今」を巡るツアーには、八戸学院大学地域経営学部の2・3年生14名が参加しました。
 初日は弘前オランドからスタート。シードルに合う夕食の後はりんご箱で作られた2段ベッドに宿泊し、りんごから広がる多様な取組に、新たな可能性を感じました。
 2日目は、弘果弘前中央青果(株)で競りの見学、弘前オランドで地域の魅力発信をテーマにワークショップ、もりやま園でITを駆使した最先端のりんご栽培の取組を学ぶなど、様々なプログラムを通してりんご産業の未来について考えました。

ツアー内容
訪問先 学習内容
HIROSAKI ORANDO(弘前オランド)(弘前市)  1日目は、シードルを提供するカフェ「ポム・マルシェ」を営む中山智・未央夫妻が本ツアーのため考案したシードルに合う弘前ならではのお弁当をいただいた後、地域の魅力発見・発信をテーマにした学習会を実施。同施設内のりんご箱で作られた2段ベッドがあるゲストハウスに宿泊しました。
 2日目は、株式会社ORANDO PLUS代表の石山紗希氏から弘前オランドに込めた思いや地域の若者を巻き込んだ取組を学んだ後、中山夫妻を講師に、前日の食事も参考に、八戸・弘前それぞれの食文化・食材を意識しながら「シードルに合うメニューづくり」のワークショップを実施。地元の魅力を探り、どう発信していくべきかを考えました。
弘果 弘前中央青果株式会社(弘前市)  場内を埋め尽くすりんごの量に圧倒されながら広大な施設全体を見学。目の前で繰り広げられる熱気に満ちた競りの様子に、学生達からは「かっこいい!」と感嘆の声が漏れていました。同社総務部の高杉安記子氏から、同社の歴史や地域全体の活性化に貢献する取組姿勢などを学び、「りんご産業」のポテンシャルの高さと、同社が担う役割の重要性について理解を深めました。学生からは「青森県にとって無くてはならない地元密着企業だと思った」「生産者とより良い関係を築くため様々な工夫をしている」などの感想をいただきました。
もりやま園株式会社(弘前市)  弘前市で100年以上続くりんご園「もりやま園」で、代表取締役の森山聡彦氏から、摘果りんごを有効活用したシードルづくりや、ITを駆使して生産性を改善する取組など、効率化と高収益化をめざす同園の取組を学びました。スマートフォンを活用した生産管理や最新の選果機導入など数々の挑戦の背景にある森山代表の「未来に向けて持続可能なりんご園にしていかなければ」という強い危機感とりんご栽培への熱い思いに学生は深く聞き入っていました。学生からは「捨てるものに価値を与える取組に感動した」「農家のイメージが変わった。実際に見たりんご畑は最適化され余剰時間で新しいものを作り上げる最先端をゆく場所であった」などの感想をいただきました。
  • コーディネーター1
    コーディネーターの辻正太氏
  • 中山夫妻
    シードルを普及する中山夫妻
  • シードルに合う弘前の食事
    シードルに合う弘前弁当
  • りんご箱の2段ベッド
    りんご箱の2段ベッド
  • 弘果場内
    りんごの多さに驚き
  • 弘果場内
    りんごの香りが漂う場内
  • 弘果競り
    迫力ある競りを間近で見学
  • 弘果座学
    弘果の高杉氏による学習会
  • 弘前オランド
    弘前オランドの石山氏
  • 弘前オランドワークショップ
    シードルに合うメニュー作り
  • 弘前オランドワークショップ
    考案したメニューを発表
  • もりやま園
    園地で森山氏から取組紹介
  • もりやま園
    スマホを活用した生産管理
  • もりやま園
    効率的な選果作業に驚き
  • もりやま園
    新たな栽培技術の説明

青森中央学院大学(令和4年8月23日(火)開催)

  • <企画コンセプト>今まで知らなかった・気づかなかった「YES!AOMORI」を発見しよう!
  • <ツアーテーマ>八戸圏域ならではの強みを生かした地域産業振興に触れるツアー
  • <ツアーコーディネーター>合同会社南部どき 根市大樹氏

 三八方面をめぐる「YES!AOMORI発見ツアー」には、青森中央学院大学経営法学部2・3年生13名が参加し、バス車内でコーディネーターの根市氏から三八エリアの歴史・文化・産業などを図面などを使って分かりやすく解説いただいた後、工業、観光業、地域振興など、様々な観点で現地を見学しながら、それぞれの産業に携わる人々の思いに触れ、青森の可能性や魅力について再発見していきました。
 参加した学生からは「グローバルに展開している会社が地元にあることを知り、うれしい気持ちになった」「Uターンし地元で活躍している先輩の生き方に勇気づけられた」などの感想をいただきました。

ツアー内容
訪問先 学習内容
エプソンアトミックス(株)(八戸市) 主に電子部品に使用される金属粉末を生産する独自技術で世界トップクラスのシェアを誇る同社において、事業管理部の白鳥達也氏、水梨佳奈氏から、事業概要や、地元で働く魅力などについてお話を伺いました。工場見学や説明から、仕事に誇りを持ち、社員をとても大切にしていることなどが良く伝わり、学生からは「自分も胸を張って仕事を説明できる大人になりたい」などの感想が聞かれました。
種差海岸(八戸市) 地域の暮らしに密着したツアーを展開する(株)ACプロモート代表取締役の町田直子氏のガイドで種差海岸の葦毛崎展望台から天然芝生地までを巡り、青い海を眺めながら「サバサンド」「漁師鍋」などを堪能しました。グランピング設備などが整えられた芝生地で、大阪から八戸に移住した町田氏の起業までの経緯や八戸への熱い思いを聞き、青森の魅力や可能性を改めて発見することができました。
カフェ南部どき(南部町) コーディネーターの根市氏のガイドで三戸駅周辺を散策しながら地域活性化の取組について学習しました。根市氏が経営するカフェ「南部どき」では、南部町で旅館業を営む極壇優也氏も加わり、県外進学・就職を経てUターンするまでの経緯や地元への思い、都会・地元それぞれの暮らし方・働き方の違いや、「何を大切にして生きていくか」などをテーマにしたトークセッションを行いました。
  • コーディネーター1
    コーディネーターの根市大樹氏
  • エプソンアトミックス
    エプソンアトミックス(株)工場見学
  • エプソンアトミックス(株)
    最先端の技術力に触れる
  • エプソンアトミックス(株)
    エプソンアトミックス(株)の取組学習
  • 種差海岸
    町田氏のガイドで海岸ウォーキング
  • 種差海岸
    種差海岸の絶景を眺望
  • 種差海岸
    サバサンド、漁師鍋などの海ランチ
  • 種差海岸
    ACプロモートの着地型観光を学習
  • 三戸駅前散策
    根市氏のガイドで三戸駅前散策
  • 三戸駅前散策
    変わらぬ風情と新たなチャレンジ
  • 三戸駅前散策
    地域活性化のヒントを探る
  • 南部どき
    カフェ「南部どき」でトークセッション

弘前大学(令和4年7月23日(土)開催)

  • <企画コンセプト>今まで知らなかった・気づかなかった「YES!AOMORI」を発見しよう!
  • <ツアーテーマ>青森から全国・世界へ! ~トップランナーに会いに行くツアー~
  • <ツアーコーディネーター>株式会社また旅くらぶ 高木まゆみ氏

 東青・上北方面をめぐる「YES!AOMORI発見ツアー」には、弘前大学人文社会科学部3年生15名が参加しました。ツアーコーディネーターからの説明や、各訪問先での取組見学、県内で活躍する先輩社会人との交流を通して、参加した学生からは「自分は地元についてまだまだ何も知らないことに気づかされた」「青森県の良さをたくさん知ることができ、地方に希望を持つことができた」「大学生活の間に青森県についてもっと多く知り、いろんなところを訪れてみたいと思った」などの感想をいただきました。

ツアー内容
訪問先 学習内容
浅虫海水浴場(青森市) 株式会社ブルーモリス専務取締役の盛健一氏から、来年で創業100年を迎える会社の歴史や、時代に応じた経営戦略、観光資源を活用した体験型ツアーといった新たな事業展開などについて、マリンアクティビティを楽しむ若者で賑わう浅虫海岸を舞台にご紹介いただきました。
(株)ブルーモリス(平内町) バス車内で株式会社ブルーモリス専務取締役の盛健一氏の解説を聞きながら、スキー板などを製造する工場を見学しました。世界のトップクラス選手が愛用するハイエンドな商品が平内町で作られていることに学生の皆さんは大いに驚いていました。
(有)金子ファーム(七戸町) 南部曲屋育成厩舎をリノベーションした建物で、有限会社金子ファーム代表取締役の金子吉行氏から、6次産業部門の取組等をご説明いただきました。動物に愛情深く接し、曲屋の再生や自然景観を生かしたショップ経営などに多角的に取り組む姿勢に学生は感銘を受けていました。
奥入瀬ろまんパーク(十和田市) 道の駅奥入瀬ろまんパーク内の「あら、りんご。ファクトリーショップ」「OIRASE BEER Brewery&Restaurant」を運営する株式会社A-WORLD代表取締役古里宣光氏から、道の駅を青森県の新しい魅力や価値を発信する場所としてリブランディングするまでの道のりや地域への思いなどを伺いました。
  • コーディネーター1
    (株)また旅くらぶ高木まゆみ氏
  • コーディネーター2
    ツアー全体をコーディネート
  • コーディネーター3
    各所で学生の学びをサポート
  • ブルーモリス2
    (株)ブルーモリス盛健一氏
  • ブルーモリス1
    海からサップで登場
  • ブルーモリス3
    平内町のスキー製造工場
  • 金子ファーム1
    (有)金子ファーム金子吉行氏
  • 金子ファーム2
    リノベーションされた曲屋を見学
  • 金子ファーム3
    金子ファーム内を散策
  • A-world1
    (株)A-WORLD古里宣光氏
  • A-world2
    OIRASE BEER Brewery&Restaurant
  • A-world3
    あら、りんご。ファクトリーショップ

この記事についてのお問い合わせ

地域活力振興課
電話:017-734-9147  FAX:017-734-8027

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