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更新日付:2012年3月23日 西北地域県民局地域健康福祉部保健総室(五所川原保健所)

生食用生鮮食品による食中毒に注意!

 近年、全国的に発生している原因不明の有症事例を調査した結果、 ヒラメ 及び に寄生する特定の寄生虫の関与が強く示唆されました。

原因となる寄生虫

ヒラメ

  • クドア属粘液胞子虫の クドア・セプテンプンクタータ
  • ヒラメの筋肉に寄生
  • 養殖ヒラメに感染していることが確認されている

馬刺し

  • 住肉胞子虫の一種の ザルコシスティス・フェアリ
  • ウマとイヌを宿主とする生活環を持ち、ヒトに寄生しない
  • ウマの筋肉に寄生

注意点

 全てのヒラメ・馬刺しに、これらの寄生虫が存在しているものではありません。

これらの寄生虫が原因と考えられる食中毒の症状

  • 食後、数時間程度(最短で2時間)で一過性の嘔吐・下痢を起こす
  • 症状は軽く、速やかに回復する

注意点

 上記の寄生虫が存在する食品を生食して、必ず発症するものではありません。
また、ヒラメ・馬刺しの流通量から推測すると、これらの寄生虫による食中毒が頻繁に発生するものとは考えられません。

これらの寄生虫による食中毒防止対策

一定の条件で冷凍 することで病原性が無くなることが確認されていることから、流通の段階で冷凍工程を入れることが必要です。
冷凍条件の例
食品の種類 有効冷凍温度(中心温度) 保持時間
ヒラメ -15℃~-20℃ 4時間以上
馬肉 -20℃
-30℃
-40℃
48時間以上
36時間以上
18時間以上

※製品の中心温度を中心温度計で測定し、有効冷凍温度に到達する時間を確認することが必要です。

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この記事についてのお問い合わせ

西北地域県民局地域健康福祉部保健総室(五所川原保健所)
電話:0173-34-2108  FAX:0173-34-7516

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