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更新日付:2018年12月17日 こどもみらい課

SIDS(乳幼児突然死症候群)から赤ちゃんを守ろう

SIDS(乳幼児突然死症候群)についてご存知ですか?

 SIDS(シズ・乳幼児突然死症候群)とは、それまで元気だった赤ちゃんが事故や窒息ではなく、眠っている間に突然死亡してしまう病気です。日本では、平成29年には77人の赤ちゃんがこの病気で亡くなっています。乳幼児の死亡原因としては第4位となっています。
 原因はよくわかっていませんが、育児環境のなかにSIDSの発生率を高める因子のあることが明らかになっています。

考えられる原因~調査結果~

 平成9年度に厚生省(現厚生労働省)が全国的な調査を実施し、次のような結果が得られています。(平成9年度厚生省心身障害研究「乳幼児死亡の防止に関する研究」による)
 ◎うつぶせに寝かせることは、あおむけに寝かせることに比べて3倍ほど発症の危険性が高い。
 ◎父母ともに喫煙している場合は、していない場合に比べて4.7倍ほど発症の危険性が高い。
 ◎人工乳哺育の場合は、母乳哺育の場合に比べて4.8倍ほど発症の危険性が高い。

 うつぶせ寝、人工乳、喫煙によってSIDSの発生頻度が高くなるというのは、欧米でいわれていることと、ほぼ同様の結果となっています。

SIDSを減らすためのポイント

SIDSの予防方法は確立していませんが、以下の3つのポイントを守ることにより、SIDSの発症率が低くなるというデータがあります。

●1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう
 SIDSは、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、寝かせる時にうつぶせに寝かせた時の方がSIDSの発症率が高いということが研究者の調査からわかっています。
 医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。
 この取組は、睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。
●できるだけ母乳で育てましょう
 母乳育児が赤ちゃんにとっていろいろな点で良いことはよく知られています。
 母乳で育てられている赤ちゃんの方がSIDSの発症率が低いということが研究者の調査からわかっています。
 できるだけ母乳育児にトライしましょう。 
●たばこをやめましょう
 たばこはSIDS発症の大きな危険因子です。
 妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢にも明らかによくない影響を及ぼします。
 妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。
 これは、身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。

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こどもみらい課 家庭支援グループ
電話:017-734-9303  FAX:017-734-8091

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