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更新日付:公開日:2016年7月5日

稲作生産情報第5号を発行しました

内容

稲作生産情報第5号(要約)

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○生育は順調!
○適切な水管理で根の老化防止と幼穂の保温に努めよう!
○適正追肥で食味・品質にブレのないお米を生産しよう!
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1 生育状況
(1)6月30日現在の生育は、平年並である。
(2)葉数からみた生育は、平年並から1日程度進んでいる。

2 生育の見通し

県内の幼穂形成期(ようすいけいせいき)は、今後、平年並の気象で推移した場合、
「つがるロマン」で 7月10日~14日、「まっしぐら」で7月6日~19日頃と予想
される。

3 水管理
(1)中干しは、幼穂形成期までには終える。中干し中に低温が続くことが予想される場
合は直ちに入水し、水深5~6程度で稲を保温する。
(2)幼穂形成期から10日間は、充実した花粉の数を増加させるため、気温の高低にか
かわりなく水深10程度の「幼穂形成期深水かんがい」を行う。
(3)出穂前11~20日頃の穂ばらみ期は低温に最も弱い時期なので、「幼穂形成期深
水かんがい」終了後に平均気温20℃以下、又は最低気温17℃以下の低温が予想される
場合は、15以上の深水管理を徹底し、幼穂を保温する。また、高温が続く場合は、4
程度の水深にして時々水の入替えを行い、根の活力低下を防ぐ。

4 追肥
(1)幼穂形成期(主茎の幼穂長2)を確認し、葉色が淡くなっていたら、稲株の大き
さを勘案しながら無理のない追肥を行う。
(2)幼穂形成期の葉色が濃い場合は、減数分裂期(げんすうぶんれつき)(幼穂形成期後
10日)までに葉色が淡くなったのを確認してから追肥する。
(3)減数分裂期を過ぎてからの追肥は、食味の低下を招くので行わない。

5 病害虫防除
(1) 斑点米カメムシ類
ア今年の発生量は「やや多い」と予想されている。畦畔(けいはん)や水田周辺の草
刈りを地域ぐるみで行い、カメムシを増やさないようにする。
イ出穂間近の草刈りは、逆に斑点米カメムシ類を本田内に追い込むことになるの
で、出穂2週間前までに終える。
(2)葉いもち
水田をよく見回り、発生が認められた場合は、直ちに茎葉散布剤(けいようさんぷ
ざい)で防除する。
(3)薬剤散布上の注意
農薬を散布する場合は、薬剤の使用時期、使用量、使用回数を遵守するとともに、
近隣の農作物に飛散しないようにする。
また、飼料用米等は、使用できる農薬の種類や使用時期等を指導機関や契約先に確
認し、ドリフト対策を徹底する。

※アップルネット(http://www.applenet.jp/)に本文を掲載しています。

日程

2016年07月05日

関連ホームページ

お問い合わせ

農産園芸課
稲作振興グループ
井上技師
017-734-9480

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