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更新日付:2016年6月6日 環境保全課

(仮称)青森県野辺地町地点風力発電事業計画段階環境配慮書に対する意見の概要

計画段階環境配慮書

審査会意見

  • 施設の稼働による騒音及び風車の影が、事業実施想定区域の近隣に存在する複数の住居に対して、重大な影響を及ぼすおそれがあることから、風力発電設備の配置等計画の具体的な検討に当たっては、水平距離だけではなく、風向、地形及び方角を十分勘案することとし、その内容を環境影響評価方法書以降の図書に記載すること。
  • 風車部材の搬入路の整備については、土地の改変が極力少ない工事計画となるよう検討し、その結果を環境影響評価方法書以降の図書に記載すること。
  • 動植物の重要な種への影響の予測結果について、主な生息・生育環境が事業実施想定区域に存在しないことを理由に生息・生育環境への変化はほとんどないと予測しているが、事業実施想定区域の周辺では、河川、池沼等が当該区域に取り囲まれるように入り込んでおり、土地の改変に伴って土砂等が河川等に流入し、環境が変化するおそれがあることから、水辺環境に生息・生育する動植物への工事の実施に伴う影響を調査、予測及び評価すること。
  • 事業実施想定区域及びその周辺における動植物について、出典から欠落している種があり、文献調査が不十分であると考えられることから、地元の複数の専門家から聴取するなどにより、適切に文献調査を実施すること。
  • 事業実施想定区域及びその周辺は、ガン・カモ類等の渡り鳥の移動経路になっているほか、希少猛禽類が生息している可能性がある。これらの鳥類に対する重大な影響を回避又は低減するため、地元の複数の専門家から生態特性を聴取した上で風力発電設備の配置等を検討すること。
  • 保安林は水源のかん養や土砂の流出防備などの公益目的を達成するためのものであり、特に重要な森林を指定しているものであることから、風力発電設備の配置等の検討に当たっては保安林の保全に十分配慮すること。

知事意見

  • 施設の稼働による騒音及び風車の影が、事業実施想定区域の近隣に存在する複数の住居に対して、重大な影響を及ぼすおそれがあることから、風力発電設備の配置等計画の具体的な検討に当たっては、水平距離だけではなく、風向、地形及び方角を十分勘案することとし、その内容を環境影響評価方法書以降の図書に記載すること。
  • 事業実施想定区域及びその周辺は、ガン・カモ類等の渡り鳥の移動経路になっているほか、希少猛禽類が生息している可能性がある。これらの鳥類に対する重大な影響を回避又は低減するため、地元の複数の専門家から生態特性を聴取した上で風力発電設備の配置等を検討すること。
  • 保安林は水源のかん養や土砂の流出防備などの公益目的を達成するためのものであり、特に重要な森林を指定しているものであることから、風力発電設備の配置等の検討に当たっては保安林の保全に十分配慮すること。
  • 風車部材の搬入路の整備については、土地の改変が極力少ない工事計画となるよう検討し、その結果を環境影響評価方法書以降の図書に記載すること。
  • 事業実施想定区域及びその周辺における動植物について、出典から欠落している種があり、文献調査が不十分であると考えられることから、地元の複数の専門家から聴取するなどにより、適切に文献調査を実施すること。
  • 動植物の重要な種への影響の予測結果について、主な生息・生育環境が事業実施想定区域に存在しないことを理由に生息・生育環境への変化はほとんどないと予測しているが、事業実施想定区域の周辺では、河川、池沼等が当該区域に取り囲まれるように入り込んでおり、土地の改変に伴って土砂等が河川等に流入し、環境が変化するおそれがあることから、水辺環境に生息・生育する動植物への工事の実施に伴う影響を調査、予測及び評価すること。
  • 事業実施想定区域周辺においては、既存及び計画中の風力発電事業が複数存在することにより、累積的な環境影響が懸念されることから、環境影響評価方法書以降の手続において、累積的な環境影響が想定されるものについては、適切な手法により調査、予測及び評価を行うこと。

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環境保全課 水・大気環境グループ
電話:017-734-9242  FAX:017-734-8081

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