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更新日付:2022年2月1日 

知事コラム(2022年2月)

だし活・だす活・かけ活

 おいしいおだしで減塩を呼びかける「だし活」のスタートから8年目、それにプラスして、お野菜のカリウムの力でナトリウムを体外に“だす”「だし活+だす活」活動も3年目を迎えた。
 成果としては、県議会の後押しも得て国に重点要望した「無意識の減塩」が、一定のご理解をいただき、加工食品の栄養成分表示へつながったことや、「だし」の持つうま味効果が広く知られるようになったこと、県内の学校給食で“だし”の活用が始まったこと等々あるが、自分として一番嬉しかったのは県民1人1日250グラムだった野菜摂取量が300グラムになり、目標の350グラムまであと50グラム(ミニトマト5個分)となったことだ。
 「チームだし活」に自分も参加し、先頭に立って活動してきたので、このプラス50グラムには感激した。この2年はコロナ禍で活動機会が減ったものの、自分は年間20回ほど、チームは40回ほど、実際にスーパーの店頭等でだし活だす活ダンスを踊ったり、講演したり、皆で汗を流してきたかいがあったと思っている。
 さて、この間、民間事業者のご協力の下で「だし商品」そのものもさまざま開発が進められ、このたび、パッケージデザインの大幅リニューアルと、追いだし商品(1フリかければいつもの料理がよりおいしく、2フリかければ、まるで料亭の味。は言い過ぎか)のバージョンアップが行われた。
 一新されたラベルは、だしのうま味を一目で訴えかけるデザインに。
 そして「追いだし」はお客さまのニーズに応えてフリかけタイプとして商品を充実させた。まさに宣伝コピーどおり「いつものお料理に追いだしとしてフリかけるだけでおいしくいただくことができます」という売りに加え、青森の厳選素材をたっぷり使い、お値段に価値が伴う「素材が逸品うまいだし」となっている。
 そこで、これらの開発に加わった、だし活メンバーでもある管理栄養士さんに冬場のだし活メニューで、特におすすめは何か伺ってみた。

「寒い時期は、何といってもパックのおだしを使ったお鍋ですね。だしのうま味で、しょうゆやみそが少なめでも、満足感のある鍋つゆができます。さらに、この時期は特に緑黄色野菜や根菜をたっぷりお鍋でいただきましょう。β-カロテンあふれるにんじんや春菊、腸内フローラを元気にするごぼうや白菜、小松菜、ねぎ、きのこ、大根もいいですね。ぜひ県産の旬の野菜を堪能してください。実は、野菜のカリウムは水に溶けやすいので、おいしい汁までしっかり飲める鍋がいいんです。そこにお好みで『追いだし』したら、もう、うま味潤沢、最高です」

 なるほど、これは「かけ活」してみよう。県民の皆さまも、あと野菜50グラムに、できるだしお鍋と追いだしはいかがでしょうか。
(県民だより あおもり - 2022年2月号)

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