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更新日付:2021年6月1日 

知事コラム(2021年6月)

プラマークゲット・分別中!!

 青森県の長年の課題の1つに、全国最下位レベルに低迷し続けてきた、1人1日当たりのごみ排出量がある。ちなみに今年度から始まる「第4次青森県循環型社会形成推進計画」では940gを目標に掲げている。
 これについては、県民・事業者・市町村こぞってのあの手この手の努力により着々と減量が進み、平成25年度に1,069gであったものが、平成29年度には1,002gとなった。
 このまま順調に行けると思っていたのだが、その後、平成30年度1,002g、令和元年度1,003gと悲願の1kgの壁を破れずにいる。この数年、厳しい踊り場状況にあるわけだ。目標の940gに至るには、壁を突き抜けて一気に行くしかない!!
 次なる一手、いかにあるべきか!!
 その前に、県民の皆様への感謝の思いも込めて、これまでを振り返ってみよう。
 1つ目は、平成20年度から始めたレジ袋削減。令和元年度分まで積み上げれば、高さは岩木山の約21倍、約11億5千万枚のレジ袋を削減し、ドラム缶なら約10万1千本分の石油資源を節減した。
 2つ目は、平成27年度から平成30年度まで小学校の夏休みの取組として行った「小学生雑紙回収チャレンジ」。まさに「混ぜればごみ、分ければ資源」の紙資源リサイクルについて、小学生を通じて県民の皆様が気づいてくださるきっかけとなった。(なお、コンテスト部分の回収量だけでも平成27年の約1万4千kgが平成30年には約2万4千kgとなった。)
 こういったいい流れを踏まえて、青森県が繰り出す次なる渾身の一手は、「あおもりプラごみゼロ宣言」とも連動した『プラスチック製容器包装品のリサイクル』である。
 何といっても家庭ごみの容積で約3~4割が、プラスチック容器包装関連であり、だからこそ、これが突破口になると期待している。
 ところで県民の皆様は、こんなマークをよく目にされていると思う。
 ・PETボトル識別表示マーク。
 ・紙製容器包装識別表示マーク。例としてはティッシュの外箱。
 ・飲料用スチール缶の識別表示マーク。例としてはジュース等の缶。
 ・飲料用アルミ缶の識別表示マーク。例としてはビール等の缶。
 これらの分別とリサイクルには、すでに大変なご協力をいただいているが、さらなるターゲットはプラマーク。食品トレー、玉子のパック、ヨーグルトの容器等のトレー・パック・容器系だけではなく、たとえば豆腐3個パックの包みプラスチックとかお菓子の袋とか、あるある。すごくある。そして本当にあきれるほどに貯まっていく。でも、これらを種々色々に分別する面白さ、奥深さは、PETボトル分別を凌駕するわくわく感や楽しみを与えてくれるはず!!
 県民の皆様もプラマークハンターとして、“ゲット・分別”にご協力をいただければ、本当にありがたい。
(県民だより あおもり - 2021年6月号)

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