ホーム > ようこそ知事室へ > 知事コラム > 知事コラム(2020年6月)
更新日付:2020年6月1日
知事コラム(2020年6月)
環境あおもり
いよいよ国が、7月1日からレジ袋の有料化を義務付けることになった。
背景には、海洋へのプラスチックごみの流出による地球規模での環境汚染の顕在化や、中国等における使用済プラスチック等の輸入禁止措置による、国内でのプラごみの滞留及び処理のひっ迫等がある。
国は昨年5月に「プラスチック資源循環戦略」を策定したが、県としても今般、「あおもりプラごみゼロ宣言」(P7参照)を採択し、ライフスタイルの見直しを提案させていただいた。
しかし本県は、このプラごみ分野における先駆的取組として、既に平成20年度からレジ袋無料配布中止(有料化)にチャレンジしている。
平成31年3月31日現在のデータになるが、県内59事業者322店舗の協力をいただき(と同時に何よりも県民の皆様の積極的応援の成果であるが)、これまでにレジ袋10億6千万枚の削減を実現し、これを積み重ねると岩木山(1,625m)約20個分の高さに至る。
ちなみに、これによる概算の削減石油量はドラム缶換算で94,238本(18,847,614ℓ)、削減CO2量は61,649トンとなっている。
県民の皆様方、そして、関係者各位に改めて感謝したい。
7月からの法律施行も相まって、この取り組みはますます進展していくと確信するが、環境あおもりとしての残る課題は、市町村と共に努力を重ねて来た、ごみ排出量の削減とリサイクル率の向上である。
正直な現状を申せば、平成30年度データでの全国比較では、1人1日当たりのごみ排出量が1,002g(全国43位)、リサイクル率が14.5%(全国42位)となっている。それでも、この10年で悪かった頃の1,069g(平成25年度)や12.9%(平成22年度)と比べて、改善が見られている。
この間、「小学生雑紙回収チャレンジ」、「小学生3Rチャレンジ」、「ごみ減量チャレンジ980キャンペーン」及び「市町村等ワーキング会議(県内12地域で開催)」等々、各分野でかなりのご尽力をいただいた成果が出ている。
これら2つの課題のさらなる改善も、レジ袋削減の実績から考えるに、青森県民ならば絶対にできる、やれると思っている。
7月からのレジ袋有料化をひとつの大きなきっかけに、今後とも、県民の皆様の着実な努力の積み重ねを推進力として、まずは全国平均を目標に、そしてやがてはそれを上回り、環境と言えば青森、「COOL CHOICEあおもり」が実現できると信じている。
— お願い —
我らのピコ太郎さんを参考に手を洗おう!!
背景には、海洋へのプラスチックごみの流出による地球規模での環境汚染の顕在化や、中国等における使用済プラスチック等の輸入禁止措置による、国内でのプラごみの滞留及び処理のひっ迫等がある。
国は昨年5月に「プラスチック資源循環戦略」を策定したが、県としても今般、「あおもりプラごみゼロ宣言」(P7参照)を採択し、ライフスタイルの見直しを提案させていただいた。
しかし本県は、このプラごみ分野における先駆的取組として、既に平成20年度からレジ袋無料配布中止(有料化)にチャレンジしている。
平成31年3月31日現在のデータになるが、県内59事業者322店舗の協力をいただき(と同時に何よりも県民の皆様の積極的応援の成果であるが)、これまでにレジ袋10億6千万枚の削減を実現し、これを積み重ねると岩木山(1,625m)約20個分の高さに至る。
ちなみに、これによる概算の削減石油量はドラム缶換算で94,238本(18,847,614ℓ)、削減CO2量は61,649トンとなっている。
県民の皆様方、そして、関係者各位に改めて感謝したい。
7月からの法律施行も相まって、この取り組みはますます進展していくと確信するが、環境あおもりとしての残る課題は、市町村と共に努力を重ねて来た、ごみ排出量の削減とリサイクル率の向上である。
正直な現状を申せば、平成30年度データでの全国比較では、1人1日当たりのごみ排出量が1,002g(全国43位)、リサイクル率が14.5%(全国42位)となっている。それでも、この10年で悪かった頃の1,069g(平成25年度)や12.9%(平成22年度)と比べて、改善が見られている。
この間、「小学生雑紙回収チャレンジ」、「小学生3Rチャレンジ」、「ごみ減量チャレンジ980キャンペーン」及び「市町村等ワーキング会議(県内12地域で開催)」等々、各分野でかなりのご尽力をいただいた成果が出ている。
これら2つの課題のさらなる改善も、レジ袋削減の実績から考えるに、青森県民ならば絶対にできる、やれると思っている。
7月からのレジ袋有料化をひとつの大きなきっかけに、今後とも、県民の皆様の着実な努力の積み重ねを推進力として、まずは全国平均を目標に、そしてやがてはそれを上回り、環境と言えば青森、「COOL CHOICEあおもり」が実現できると信じている。
— お願い —
我らのピコ太郎さんを参考に手を洗おう!!
(県民だより あおもり - 2020年6月号)