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更新日付:2009年6月1日

県民だより あおもり(2009年6月号 No.115)

県民だより+あおもり+2008年6月号1ページ+-+PDF:880KB
青森をほほえみいっぱいのふるさとに!
青い森のほほえみプロデュース事業


Q.なぜ、この取り組みに参加したのですか?
A.「ほほえみと笑いで、ゆとりのある元気な青森県をつくろうよ」

  そんな呼びかけに惹かれてこの活動に参加しました。メンバーは、主婦をはじめ看護師、保育士など皆さん職業も様々。実際、私たちのメンバーの中にも、この活動をすることによって、これまでのつらい経験を乗り越え、ほほえみの素晴らしさにあらためて気づかされた人、自分の魅力を発見した人が何人もいます。だからこそ、ほほえみの素晴らしさを皆さんに伝えたいと強く願い活動を広げています。

Q.どんな活動をしているのですか?
A.「ほほえみの7か条」をお伝えします。

医学博士の高柳和江先生が考案した「自分がほほえむことで周りの人からほほえみを引き出す7つのポイント」があります。そのほほえみのポイントを一人でも多くの人に伝えるため、誰でも気軽に参加できる約1時間ほどの講習会を県内各地で行っています。これまでの講習会には、小学生や一人暮らしの高齢者、観光ガイドさんや学校の先生など老若男女
17、000人以上の方が参加してくださいました。

Q.ほほえみが増えると、どんな効果がありますか?
A.「ほほえみづくり」は自分の良いところ探しから始まります。

  まずは、自分の良いところをちゃんと見つけて自分を好きになってください。中には、自分のことが嫌いという人やちょっぴり照れくさいなどと思う人がいるかもしれませんが、それがほほえみを増やす第一歩なのです。そして、相手に対して嫌な部分があったとしても良いところをみつけて認めることができるように。また、普段何気なく話している言葉もちょっとだけ言い回しを変えるだけで、周りのどんな影響を引き出すか。それを実感すると自分はどんどん変われます。すると今まで苦手だった人とも分かち合えたり、周りの人の自分への接し方が自然と変わってきます。そんな日常の当たり前のことを見直すだけで、自分の周りには不思議なほど笑顔が増えてくるのです。きっと「ほほえみ」は世代も性別も超え、自分と自分の周りの人を幸せにする魔法のアイテムなのでしょう。

県民だより+あおもり+2009年6月号2ページ+-+PDF:1.4MB
あたたかい地域で子育てしたい。

 私たちの周りにはいろいろな家族がいます。困って周りの助けが必要な時もあるでしょう。そんなご家族が安心して助けを求められる地域。人々があたたかく支え合う地域。私たちの暮らす青森県を私たち県民一人一人の力で、そんな地域にしませんか。 そのために、県ではこんな取り組みを進めています。

ほほえむことから始めてみよう
ーほほえみプロデュース活用推進事業―


1. ほほえみプロデューサー講習会
約1時間で「ほほえみの7か条」を伝える講師を派遣します。(講師料は無料)
2. 笑いプロデューサー養成講習会
ほほえみを届ける講師になるための勉強をしてみませんか。7月10日(金)~12日(日) 青森市で開催されます。
3. ほほえみあふれる 青森県づくり推進大会
9月開催予定です。

それでもSOSが出せない家族に気づいたら・・
-子ども虐待の防止-

「人に相談するなんて駄目な人間のすることだ。」「責められるんじゃないか」実は、困ったときに助けを求めるのは、とても勇気がいることです。子ども虐待の問題を抱えてしまった家族の場合、子どもも、そして虐待をしている親もまた、傷つき、困っています。でも、自ら助けを求めることが難しくなっているかもしれません。「もしかして?おかしいな?」と思ったら、周りの方が、市町村の相談窓口や児童相談所に連絡(通告)をしてください。 

知っていますか?ファミリー・サポート・センター
 「残業続きで、保育園のお迎えが心配…」「自分の習い事に子どもを連れていけない」、そんな時に頼りになるのが、ファミリーサポートセンターです。ファミリーサポートセンターは、市町村が設立運営し、地域で子育て(子どもの預かり等)に関する援助を受けたい人と援助を行いたい人がそれぞれ会員となって助け合う仕組みです。
 県内では、昨年度、八戸市、五所川原市、十和田市、三沢市の4市にファミリーサポートセンターが設置されていました。今年度は、新たに青森市、むつ市にも設置されます。利用できる地域はまだまだ限られているため、県では今年度、より一層の設置促進に向けた市町村支援に取り組む予定です。なお、すでにファミリーサポートセンターが設置されている市では、子育ての援助を受けたい人、援助を行いたい人は、市に申し込むと会員になれます。特別な資格は必要ありません。援助の申し込みはもちろん、助け合いの輪を支える会員になってみませんか。詳しくは、ファミリーサポートセンター設置市にお問い合わせください。

お問い合わせ こどもみらい課  017-734-9301 


県民だより+あおもり+2008年6月号4ページ+-+PDF:468KB
絵本が結ぶ親子の絆 ~絵本でゆたかな親子の時間~

 乳幼児期からの家庭での絵本の読み聞かせは、子どもたちの豊かな心をはぐくむための有効な手段のひとつです。 県教育委員会では、読み聞かせに役立てていただくための小冊子「絵本でゆたかな親子の時間」を発行しました。この冊子は、保護者の方々が家庭でお子さんの読む絵本を選ぶ時の参考としたり、読み聞かせを行うボランティアの方の絵本選びの参考としても利用していただけます。 

テキストとして使用
 出産前のマタニティー教室や乳幼児の保護者を対象とした研修会、読み聞かせボランティア研修会でテキストとして使用できます。

絵本選びの参考に
お子さんやお孫さんのために絵本をプレゼントしたい方や、小学校低学年のお子さんのための絵本を選びたい方など、絵本選びの参考になります。

『絵本と子育て』 
近年、育児環境は厳しい状況にあるといわれています。そんな中、スキンシップや遊びを通じて親子の絆を深め、子どもの健全な心身の発達を促す手段のひとつとして、乳幼児期からの絵本の読み聞かせが注目されています。
0歳からでも読んであげられる絵本、そして、親子で一緒に楽しめる絵本があります。お母さんだけでなく、お父さん、おじいさん、おばあさんも。ぜひ、絵本を手にとって、赤ちゃんや子どもたちと素晴らしい時間を過ごしてください。

お問い合わせ 県教育委員会生涯学習課  017-734-9888 

「命を大切にする心を育む絵本」を読んでみませんか

青森県では、「命の大切さ」をテーマに原作を県内の皆様から募集し、それらをもとに平成19年度と20年度に絵本を制作し、県内の保育所、幼稚園、小・中学校、児童館等へ配布しています。

「絵も美しく内容も充実していて、子どもたちの発達段階に合っていた。」
「児童館で読んであげたら「よい子になろう」と思った子どもたちがたくさんいて、嬉しかった。」など、絵本を読んだ方々からたくさんの感想を頂きました。

提供対象は、命を大切にする心を育む県民運動推進会議会員、県内で活動する、読み聞かせボランティア団体又は個人その他、絵本を活用することで県民運動の更なる定着が図られると認められる団体等で、アンケートにご協力いただける方です。

○ 申込書を郵送又はFAX(017-734-8050)で提出してください。審査後、提供の可否を通知します。

○ 受取方法は、直接、青少年・男女共同参画課においでいただくか、宅配便(送料受取人払い)での受取りになります。※絵本がなくなり次第、終了となります。

お問合せ 青少年・男女共同参画課 Tel 017-734-9226 

県民だより+あおもり+2008年6月号5ページ+-+PDF:580KB
借金問題の解決方法は必ずあります。まずはご相談を

借金返済のために借金を繰り返していませんか?多重債務者の多くは、目先の返済に追われて、返済と借入を繰り返す自転車操業状態になっています。また、今後は貸付規制により融資を受けられなくなった多重債務者がヤミ金融から借りて、本人や家族の生活まで破壊される事態が起こるおそれもあります。

ちょっとアドバイス!【過払い金】
消費者金融業者やクレジット会社は、利息制限法の法定利率(15%~20%)を超える高い金利で貸付を行っている場合があります。この場合、法定利率で再計算すれば、借金が減る場合があります。特に、借入期間が長ければ、返済しすぎたお金(過払い金)が戻ってくることがあります。

現在借りている利率を確認し、消費生活センターへご相談ください。
県の消費生活センターの相談窓口では、相談者から借金の状況等をお聞きした上で、弁護士や司法書士との面談予約をします。弁護士や司法書士と話し合って、適切な借金整理方法を決め、過払い金がある場合の返還等も含め、必要な手続きを進めます。(初回の相談は無料です。)

借金整理屋にご注意を!
  雑誌やダイレクトメールで、「借金を一本化しましょう」「低金利で融資します」という広告を見かけますが、中には借金整理のための多額な着手金や手数料を取って、整理を全くしない悪質な事業者もいます。借金の整理をする際は、公的機関や信頼できる弁護士、司法書士に相談することが一番安心です。

多重債務相談窓口は、 青森県消費生活センター 

●青森相談室
017-722-3343(平日9:00~18:00 土・日・祝 10:00~16:00) 
●弘前相談室
0172-36-4500(平日9:00~17:00)
●八戸相談室
0178-27-3381(平日9:00~17:00)
●むつ相談室
0175-22-7051(平日9:00~17:00) 

ヤミ金については、最寄りの警察署へご相談ください。


県民だより+あおもり+2008年6月号6ページ+-+PDF:880KB
青森県知的財産支援センターが開設しました

「青森県知的財産支援センター」では、特許、商標などの知的財産による新事業の創出を支援します。県と知的所有権センター、(社)発明協会がワンフロアに集まり、知的財産に関する様々な相談に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。 

お問い合わせ 青森県知的財産支援センター 
所在地 〒030-8570 青森市長島1丁目1番1号(県庁北棟1階)
連絡先 TEL:017-722-1111(代表) 内線3772 
017-734-9417(直通)FAX:017-734-8116
利用時間は午前8時30分から午後5時時までで、土・日曜日、祝祭日、年末年始は休日となっています。

平成21年4月1日-青森県の試験研究機関は地方独立行政法人になりました

○ 青森県の産業振興へのさらなる寄与を目指します。
 平成21年4月1日に、工業総合研究センター、農林総合研究センター、水産総合研究センター及びふるさと食品研究センターが統合し、地方独立行政法人青森県産業技術センターとしてスタートしました。

■地方独立行政法人青森県産業技術センター本部(黒石市)

■工業部門
工業総合研究所(青森市)、弘前地域研究所(弘前市)、八戸地域研究所(八戸市)

■農林部門
農林総合研究所(黒石市)、野菜研究所(六戸町)、りんご研究所(黒石市)、
畜産研究所(野辺地町)、林業研究所(平内町)

■水産部門
水産総合研究所(平内町)、内水面研究所(十和田市)

■食品加工部門
食品総合研究所(八戸市)、下北ブランド研究所(むつ市)、農産物加工研究所(六戸町)

部門を越えた新たな研究に取り組みます。
 研究例としては、「りんごを活用した美容製品の開発」「屑ながいもを低コストで乾操させた乳牛や肉牛のエサの開発」「 最新型のLED集魚灯やLED水中灯を利用した省エネのいか釣り漁法の開発」などがあります。

お問い合わせ 農林水産政策課  017-734-9474 


気軽に!楽しく!グリーン・ツーリズムを体験してみませんか?

豊かな自然と四季折々の美しい景観、きれいな水と空気、安全・安心な農林水産物、伝統ある郷土料理、心温かい人々などすばらしい魅力にあふれた青森県。
田んぼや畑、果樹園での農業体験、海釣りや網おこしなどの漁業体験、田舎のくらしや伝統にふれたり、地元の旬の食材を味わったり・・・。
あるいは何もせず、忙しい日常を離れ、自然の心地よさを体全体で感じてみませんか?きっと新しい発見があるはずです。

お問い合わせ 構造政策課  017-734-9534 

六ヶ所村でのBA(Broader Approach)活動がいよいよ本格化します!

核融合エネルギーの実用化のため、日本をはじめとする世界人口の過半数を占める7極(日本、EU、ロシア、米国、中国、韓国、インド)が参加して、フランスのカダラッシュに実験炉を建設・運転するITER(国際熱核融合実験炉)計画が進められています。
本県においては、ITER計画への支援と次世代炉(原型炉)に向けた先進的な研究開発に取り組む「幅広いアプローチ活動」として、「国際核融合エネルギー研究センター」が六ヶ所村に整備され、日本とEU間の国際共同プロジェクトが展開されることとなっています。
同センターについては、この4月から管理研究棟の供用が開始され、その他の建屋については平成21年度末頃の完成が予定されています。

○ 国際核融合エネルギー研究センターの概要
■ 管理研究棟
研究者及び支援スタッフの研究室や居室、BA運営委員会事務局室等を備えます。
■ IFMIF/EVEDA開発試験棟
国際核融合材料照射施設(IFMIF)に関連した工学実証・工学設計活動(EVEDA)を行うための加速器を備えます。
■ 計算機・遠隔実験棟
ITER遠隔実験施設や各種シミュレーションを行うための高性能計算機を備えます。
■ 原型炉R&D棟
ITERの次世代炉(原型炉)に関する各種研究開発を行うための実験室を備えます。

お問い合わせ ITER支援室  017-734-9725 


県民だより+あおもり+2008年6月号7ページ+-+PDF:1.2MB
ウキウキワクワク 春のイベント大特集

浅虫水族館

○水族館裏方見学会
6月の毎週土・日曜日、水族館の裏側を飼育員が解説(有料)
○夜の水族館見学会
6月の毎週土曜日の18時から20時まで、普段見ることのできない夜の水族館の様子を公開
○特別企画展「572億円!海からの恵み」
6月21日(日)まで開催中 青森県の代表的な水産物を紹介します

浅虫水族館 017-752-3377 

県立郷土館
企画展「花田陽悟展」
会期 7月7日(火)~8月16日(日)
自然観察会
深浦町十二湖で、動植物や岩石を観察し、自然のしくみを学ぶ
日時 6月28日(日)10:00~14:00
募集人員:50名/募集期間 6月1日(月)~20日(土)/参加料:無料

県立郷土館 017-777-1585 

県立美術館
○楽の音・日本の音
本県出身の演奏家を中心としたアレコホールでの定期演奏会
(いずれも19:00開演)
6月13日(土) バイオリン奏者渋谷由美子、ピアニスト浅野清
7月11日(土) オーボエ奏者西沢澄博、ピアニスト大堀晴津子

○馬場のぼる展
「バクさん」や絵本「11ぴきのねこ」などでおなじみの漫画家 馬場のぼる(三戸町出身)の初の回顧展
会期 7月29日(水)~9月6日(日)
県立美術館 017-783-3000 

県立自然ふれあいセンター
○津軽国定公園・屏風山での観察会 花の旅~屏風山を訪ねて~ を開催
日時 6月6日(土)/定員40名
○日曜観察会
6月21日(日) 講師と一緒に梵珠山の自然観察を行います。
○春の土曜観察会~然ヶ岳(しかりがだけ)~
6月27日(土) 鰺ヶ沢町の然ヶ岳(しかりがだけ)、シノブ谷地を探訪する観察会
定員40名

県立自然ふれあいセンター 0172-62-4527 

県立種差少年自然の家
たねさしワールド「夏」
日時 7月12日(日)9:30~15:00/対象 小・中学生とそのご家族100名
参加料 一人200円程度
募集期間 6月18日(木)~7月2日(木) 定員になり次第終了

種差少年自然の家 0178-38-2131 

第2回青森県民スポーツ・レクリエーション祭

7月4日(土)・5日(日)、県内6市5町を会場に、ソフトバレーボール、マスターズ陸上、ユニバーサルホッケー等33種目を実施します。当日参加の種目もありますので、詳細は下記までお問い合わせ下さい。

県スポーツ健康課   017-734-9909 

情熱青森!レポートVol1

太宰治原作の「斜陽」がまもなく公開されます。映画監督が撮影現場で見つけた青森県の魅力を語ってくれました。


太宰治から始まった青森との深いつながり。
 ネガティブな人間が、ポジティブな人間へ変わっていく過程を描きたい。そんな映画の構想を練っていた時、頭に浮かんだのは太宰治の作品「富嶽百景」でした。それが発端となり、僕と青森の関係が始まりました。「銀河鉄道の夜」、「五重塔」での青森ロケしかり、最新作の「斜陽」しかり、青森との強い縁を感じています。

青森のイメージが一変した撮影現場での出来事。
 僕は生まれも育ちも東京。映画を撮るまで、青森はおろか東北にも来たことがなかったんです。初めて訪れた青森の印象は、何よりも人があったかいということ。そして、思ったほどシャイじゃなかったということ。青森の人って、もっと引っ込み思案だと思っていたのですが、イメージとまったく違っていました。「五重塔」を撮影した時には、地元の女性が出演させてほしいと願い出たり、クレーン車を無料で貸し出してくれる人が現れたり、映画を作ることを一緒に楽しんでくれました。もちろん豊かな自然も魅力の一面ではありますが、僕にとっては、青森の人自体が何よりも魅力的でした。

違う視点で見れば、青森は東京よりも裕福。
 青森に来ると、いつも幸せの意味を考えてしまいます。お金という尺度で言えば、当然東京にはかなわない。だけど、食べ物のことを考えれば、青森のほうが断然裕福です。また、地方都市が “ミニ東京化”しているのに対し、青森にはまだまだ地域の独自性が残っていると思います。これは青森ならではの個性。大事にしていってほしいです。

■ 秋原正俊[映画監督]は、東京都出身。文芸作品を現在に置き換える「新感覚ブンガク映画」を提唱。太宰治原作の「富嶽百景」、「斜陽」の2作品を映画化。また、小泉八雲原作の「伊藤の話」、幸田露伴原作の「五重塔」、宮沢賢治原作の「銀河鉄道の夜」を映画化し、その撮影は青森県内を中心に行われました。

■ 読者プレゼント
太宰治生誕百年を記念して発売されたクッキー「津軽」を10名様にプレゼントします。
ハガキに、住所、氏名、年齢、今回の「県民だよりあおもり」の感想、興味を持った記事を明記の上、
郵便番号030-8570 青森市長島1-1-1 青森県広報広聴課「読者プレゼント」係にお送りください。
なお、応募者が多い場合には抽選となります。当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。ご了承ください。

申吾のほっとコラム

ドクターヘリ運航開始


 3月25日12時49分、大間からのヘリが戻って来た。ヘリから降りた医師が、てきぱきと指示を与え、患者さんが八戸市民病院内へと運ばれていく。
「先生、どうですか」
「大丈夫です。大丈夫、助かります」医師が、自信を持って答えてくれた。我らがドクターヘリは、こうして初日の運航開始式典に参集いただいた来賓の前で、始動のテープカットも待たずにその威力を発揮した。私たちの青森県は広大な面積を抱える上に、医療資源が不足しているなど、地域の救急医療を取り巻く環境には厳しいものがある。特に、下北半島や津軽半島そして西海岸といった、道路も整備途上で三次救急医療機関まで長時間の搬送を余儀なくされる地域にとっては、救急医療にどう対応するかが、極めて重要な課題となっている。県内のどこにあっても可能な限り生命を守りたい。少しでも救命率を上げたいーそれは知事としての悲願である。“だからこそ「ドクターヘリ」を運航したい!!”この事が今般、多くの方々の熱意によって可能となった。
医師の「大丈夫、助かります」のひと言に、人々の安堵する顔が目にうかぶ。まだまだ課題もあるが、大切な生命を守るため、これからもみんなで知恵を出していこう!

青森県知事 三村 申吾

県民だより+あおもり+2008年6月号8ページ+-+PDF:548KB
インフォメーション

○ 医薬品販売制度が変わりました
 6月1日から市販薬の販売制度が大きく変更され、お客様へのお薬の情報提供が適切に行われる体制がとられることとなりました。
 また、お薬に関する疑問や不安に対して、薬剤師や登録販売者というお薬の専門家が適切なアドバイスを行いますので、自分の健康を守るため、身近なお薬の専門家をぜひご活用ください。
医療薬務課 017-734-9289 

検査に行こう!6月1日から7日まではHIV検査普及週間です。
 日本のエイズ患者を含むHIV感染者は、5年前と比較して約1.8倍の1万5千人を超え、今なお増加し、青森県内でも50人(5年前の2.4倍)を超えました。
 HIV感染は身近な感染症です。治療で発症を抑えることができるので、早期発見・早期治療が大切。あなたも積極的に検査を受けてみませんか。
 検査は保健所で無料・匿名で受けることができます。詳しくは、最寄りの保健所、または県保健衛生課までお問い合わせください。
保健衛生課  017-734-9284 

○ 少年の薬物乱用を防止しよう
 最近、青少年の間では、大麻などの薬物汚染が深刻化しています。好奇心、ダイエットに効く、など、安易な気持ちで手を出しているケースがほとんどです。薬物を1回使用しても乱用です。「急性中毒」になる場合もあります。
 甘い誘惑の言葉にだまされず、勇気を持って断りましょう。
警察本部少年課  0120-58-7867 

○ 第2回あおもり産木造住宅コンテスト参加者募集
 青森県は多様な樹種が豊富に分布する文字どおり「青い森」の県であり、特にスギの人工林面積は全国4位となっています。
 この恵まれた森林資源を活用し、循環していくために県産材を住宅に利用する取り組みを推進しています。 県産材の地産地消の推進と、林業・木材産業および木造住宅産業の活性化を目的に、「第2回あおもり産木造住宅コンテスト」を開催します。
林政課  017-734-9517 

○ もっと気軽にもっと便利に~自動車税のコンビニ納税、スタート!~
自動車税をコンビニで納められるようになりました!ぜひ御利用ください。
納付できるコンビニは、サークルK、サンクス、ローソン、ミニストップ、ファミリーマート、 デイリーヤマザキ、ヤマザキデイリーストア-等です。
自動車税の納期限 6月30日(火)
※詳しくは最寄りの地域県民局県税部または税務課017-734-906まで 

○ 講習予備検査(認知機能検査)の導入を始めとする改正道路交通法の施行
6月1日から次のように改正されました

●講習予備検査(認知機能検査)を受けるのは、免許証の有効期間が平成21年12月1日以降の方で、そのときの年齢が75歳以上の方です。検査の結果、記憶力・判断力が低くなっている方で、一定の違反歴がある方などは、専門医の診断を受けていただくことになりました。
●70歳以上の高齢運転者の高齢者講習受講期間が、従来の3ヶ月から6ヶ月に延長されました。
●悪質、危険な運転者に対する欠格期間(取消期間)が、最長5年から10年に延長されました。
警察本部交通企画課  017-723-4211 

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電話:017-734-9137  FAX:017-734-8031

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