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更新日付:2009年8月1日

県民だより あおもり(2009年8月号 No.116)

県民だより+あおもり+2008年6月号1ページ+-+PDF:880KB
青森全域で地域格差のない医療を実現!一歩進んだ救急医療体制

Q.青森県の目指す救急医療体制とは?
A.県内どこに居ても同じ救急医療が受けられる体制です。

  救命救急センターは重症患者に24時間体制で対応する高度な救急医療機関です。県内には、県立中央病院、八戸市立市民病院、そして来年には弘前大学医学部附属病院に高度救命救急センターが設置され、3か所体制に拡充されます。加えて、ドクターヘリ(救急医療用ヘリコプター)の活用により、下北・津軽半島など、搬送に時間がかかっていた地域でも、他と変わらぬ救急医療が受けられるようになります。医師不足である本県では「いつでも、どこでも」利用できるコンビニのような医療体制ではなく、命に関わる重篤な状況下で、より一歩進んだ安全・安心な医療を受けられることを目指しています。

Q.急病やけが等の時、どうすればいいの?
A.頼りになるのは救急車。でも、その前に…

  最近、救急車の出動件数が増加しています。いざという時、救急車は大変頼りになりますが、軽症の方まで救急車を利用すると、本来必要な重症の患者さんへの治療が手遅れになる恐れがあります。軽症の場合、まずは近隣の医師や休日・夜間診療所等で診察を受けてください。どこの医療機関が診療しているか等は、電話による案内サービスや、インターネットで検索できます。医師や救急隊員が的確に判断し、重症ならば速やかに救命救急センターに搬送します。場合によってはドクターヘリを要請することもあります。救命救急センターが、命に関わる重症患者に対応するためにも、県民の皆さんの協力をお願いします。

Q.今後の課題は、なんですか?
A.レベルの高い救急医療体制をいかに維持・継続していくかです。

  理想的な救急医療体制は、医師だけではなく、搬送に携わる救急隊員やドクターヘリ、救助のプロである防災ヘリ、そして、県内の医療施設、県・市町村など、救急医療に関わる全ての人がひとつのチームとなることで初めて実現できます。そのための連携体制を構築することが必要です。
  また、青森県の医師不足を解消するため、5年後、10年後を見据えて、次の世代の医師を育てていくことも我々の大切な役割です。そのためにも、弘前大学医学部附属病院のような教育機関で使命感を持ち取り組む我々の姿勢を見て、将来、救急医療に携わる人材が生まれていくことを信じて、日夜頑張っています。


救急医療体制の充実~県民の命を守る~
 
(1)救急医療の役割分担と連携
 限られた医療資源を有効に活用するため、救急患者の症状の程度に応じて医療機関の間で役割分担をし、連携して救急医療を提供しています。

1. 初期救急医療
入院の必要がなく、外来で対応できる患者さんに医療を提供します。主に、在宅当番医、休日歯科診療所、休日・夜間診療所がこれに当たります。
2. 二次救急医療
入院治療が必要な重症患者に対応する医療機関です。
県内6圏域(津軽、八戸、青森、西北五、上十三、下北)ごとに整備することとされており、救急告示病院・診療所、病院群輪番制参加病院がこれに当たります。
3. 三次救急医療
  二次医療機関では対応できない重症患者に対応する医療機関のことで、「救命救急センター」と言います。県内では、県立中央病院と八戸市立市民病院の2か所に設置されています。

(2)救急医療体制の充実に向けた取組
救急医療体制の充実に向けて、県では今年3月から八戸市立市民病院でドクターヘリの運航を開始したほか、平成22年7月には、弘前大学医学部附属病院に高度救命救急センターが設置される予定となっています。また、県立中央病院では、平成23年度に新しい救命救急センターが開設される予定となっているなど、救急医療体制の充実に向けた取組を進めています。

(3) あおもり医療情報ネットワークについて
 県内の医療機関や薬局情報が簡単に検索できるように、ホームページを開設しています。検索は、症状や診療科目、受付時間等の基本的な条件のほか、治療方法やクレジットカードが使える医療機関等、詳しい検索ができるようにしています。また、救急当番医情報も掲載していますので、ご活用ください。

インターネットが見られない方のために、電話・FAXによる案内サービスも実施しています。
 電話番号は  0120-733620 です。 ※県内の休日夜間当番医を地域ごとに案内します。

(4) こども救急電話相談について
  県では、小さなお子さんをお持ちの方が、夜間の急な子どもの病気等で困った時に電話で相談に応じる「こども救急電話相談」を行っています。「こども救急電話相談」では、すぐに受診したらよいのか、それとも家で様子をみても大丈夫なのか不安な時、緊急受診の目安や家庭での看護の仕方などについて経験豊富な看護師がアドバイスします。

●相談受付日時
 土・日・祝日及び年末年始(12/29~1/3)の夜7時から夜10時30分までです。
●電話番号
 局番なしの「#8000」  (携帯電話からもかけられます。)
 ダイヤル回線の電話からは「017-722-1152」です。

医療薬務課  017-734-9287 


県民だより+あおもり+2008年6月号4ページ+-+PDF:468KB
創業・起業、中小企業を応援します
~財団法人21あおもり産業総合支援センター~


  財団法人21あおもり産業総合支援センターでは、「創業」、「中小企業の経営革新」、「新たな事業展開」などの相談に対して、「ビジネスプランの作成」から「事業化」「販路拡大」まで一貫した支援を各支援機関と連携を図りながら総合的に行います。

○創業者、中小企業者からのいろいろな相談に応じます
○総合相談窓口 は、 財団法人21あおもり産業総合支援センターです。
○様々な支援策で問題を解決します。
 起業化・創業支援/経営革新支援/技術開発・産学官金連携支援/設備投資・資金供給支援/取引推進・市場開拓支援/首都圏市場開拓支援/情報提供/小売商業・商店街活性化支援

財団法人21あおもり産業総合支援センター  017-777-4066 
詳しくはこちら

県民だより+あおもり+2008年6月号5ページ+-+PDF:580KB
 地震・津波に備えて ~日頃の備えをしっかりと~

自然災害を人間の力でくい止めることはできませんが、災害による被害はわたしたちの日頃の努力によって減らすことが可能です。「自分の命は自分で守る」「自分たちの町は自分たちで守る」ために、今すぐできる備えからはじめましょう。

1 地震から命を守るため、お部屋の総点検を
○家具・テレビ等の転倒防止・ガラスの飛散防止をする
○家屋の耐震診断を受け、必要に応じて耐震補強を行う
○重いものは上に置かない、家具のそばには寝ない

2 日ごろから準備しておきたいもの
○非常用持ち出し袋を用意し、水や食料など必要なものを入れておく
○常備薬、入れ歯や補聴器、通帳・証券類の控え番号のメモ等、「無ければ困るもの」は常にまとめて身近に置く
○ガラスやガレキが散乱していても屋外へ避難できるよう、ひも無しのズック靴、レインウェア、革手袋などを、寝室や職場などに置く
○ティッシュやトイレットペーパー、ラップ、アルミホイル、大型ゴミ袋、水のペットボトル、新聞紙などをある程度ストックしておく

3 わが家の防災会議を開く
○自宅・学校・職場周辺にある避難所の場所、避難経路や危険箇所を、家族で確認する
○災害の際、保育園・幼稚園・学校から子どもを引き取る方法を確認する

4 ふだんからの地域のつながりを大切に
○町内会等が中心となって自主防災組織をつくり、活動に参加
○各市町村等が行う防災訓練に参加

●青森県総合防災訓練を実施
・実施日時/8月29日(土) 9:00~12:15
・実施場所/三沢市(三沢市国際交流教育センターほか)

青森県防災ホームページ
気象情報・防災情報・過去の災害情報などが満載

問い合わせ先
防災消防課  017-734-9088

備えあれば!憂いなし!今からのインフルエンザ対策
インフルエンザには、毎年発生する季節性インフルエンザ、新たに病原性や感染性を変化させた新型インフルエンザなどがありますが、インフルエンザの予防と感染拡大防止の基本は「うつらない」、「うつさない」生活習慣を身につけることです。

身につけよう、インフルエンザ予防のポイント!
○手洗い   ○うがい  ○できるだけ人ごみに入らない ○咳エチケット ○睡眠と食事
               
特に、手洗いは、インフルエンザ予防の基本です。
(手洗いは、食中毒や多くの感染症予防にも効果があります。)

ほかの人にうつさないためにかぜひきさんのマナー 咳エチケット
(1) 咳やくしゃみがでそうになったら
(2) テッシュなどで口と鼻をおおい
(3) 他の人から顔をそむけて1~2m以上離れてすること
(4) 使ったテッシュはごみ箱に捨て、すぐに手洗いを

問い合わせ先
保健衛生課 017-734-9284

県民だより+あおもり+2008年6月号6ページ+-+PDF:880KB
生涯現役で活躍できる社会づくり
県では、「団塊・ポスト団塊世代」等の皆さんが、生涯にわたり元気で生きがいを持って生活できる社会の基盤づくりを進めることとしています。

高齢者は、社会に「支えられる人」ではなく、社会を「支える人」です!
そのため、高齢者の方々が魅力を感じるような活動づくり、スムーズに地域活動するための環境づくりを推進します。

「生涯現役社会づくり講演会・パネルディスカッション」を開催!
基調講演者 青森大学教授 見城 美枝子氏
「生涯現役社会づくり」がなぜ必要なのか皆さんで一緒に考えましょう。
多数のご参加をお待ちしています。 なお、参加申込みは、電話またはFAX(017-734-8090)で
○青森会場    申込締切:8月14日(金)
日時:8月31日(月)13:30~15:30 場所:青森グランドホテル 2階「平安の間」
○八戸会場     申込締切:8月14日(金)
日時:9月4日(金)13:30~15:30 
場所:八戸プラザホテル プラザアーバンホール「芙蓉の間」
○弘前会場     申込締切:10月2日(金)
日時:10月19日(月)13:30~15:30 場所:弘前パークホテル 4階「ラ・メェラ」

問い合わせ先
高齢福祉保険課 017-734-9296

農商工連携による新商品開発等を支援します
 県では、農商工連携による新商品開発等の取り組みについて、構想段階から事業化まで一貫して支援します。

農商工連携とは?
中小企業者と農林漁業者が協力し、お互いの強みを生かして、新商品や新サービスの開発などを行うことをいいます。

なぜ農商工連携?
お互いが持つ技術やノウハウ、安全・高品質な農林水産物の生産など、それぞれの強みを持ち寄って、創意工夫することにより、単独の取り組みではできない、新商品や新サービスの開発を促進するため、昨年、農商工等連携促進法が制定されました。この取り組みが進むことで、中小企業者と農林漁業者が元気になり、地域経済の活性化につながることが期待されます。

よくわからない相手との連携は不安…
中小企業者と農林漁業者は、これまで交流の機会が少なかったため、相互の事業活動に関する情報が不足しています。このため、県では両者の交流の場を提供します。

資金面での支援はあるの?
(1)事業基礎調査支援 事業化に向けた基礎調査の費用を補助します。
(2)ファンド運用益による助成 新商品開発等の費用を補助します。
(3)県特別保証融資制度  中小企業者の事業化に向けた資金の確保を支援します。

問い合わせ先
新産業創造課 017-734-9419

県民だより+あおもり+2008年6月号7ページ+-+PDF:1.2MB
「食育」…できることから始めませんか?
  食育は、生涯をとおして、いきいきと健康に暮らせるよう、○食について考える習慣、○食に感謝する心、○食に関する様々な知識、○正しい食を選ぶ力を身につける活動や学習に取り組むことです。

(1) 県と県民がともに進める食育
●家庭  規則正しい食習慣の習得/家族で正しい食生活の実践
●地域社会  食と健康の学習支援/地産地消を生かした食育の推進
●学校・幼稚園・保育所等  給食、体験学習などをとおした食の指導
●農林水産業等  安全・安心な食材、食品の提供/農林水産業の体験の推進
●食関連産業等  青森のよさを生かした食品の製造・販売/食品廃棄物の循環利用
  
(2) 食育は、毎日の食卓から。できることからはじめましょう
●朝食をとって正しい食習慣 
●栄養バランスに気を付けよう  
●「いただきます」「ごちそうさま」日々の食事に感謝! 
●家族や友人と一緒に楽しい食事  
●食べ残しや食品の廃棄を減らそう

問い合わせ先
食の安全・安心推進課  017-734-9351

食の大切さを子どもたちに~食育の取り組み~
あおもりっ子食育実践事業(H20~21)着々と進行中!!
 
子どもたちが、食について自ら考え実践するため、昨年度から「あおもりっ子食育実践事業」を実施しています。6地域ごとに話し合う「地域子ども食育会議」、地域の代表である「あおもりっ子食育推進チーム」、食育新聞の作成など、小・中・高校生が一緒になって活動しています。

今年は、子どもたちによる楽しい食育の実践を、広く発信するため、「食育フェスタ」を開催します。
ご家族、お友達と一緒に参加して、楽しく食育しませんか?

○あおもりっ子食育フェスタ
開催日 11月7日(土)
会 場 青森市第二問屋町   ゆうネットシティホール・問屋町ビッグサイト

問い合せ先
県教育庁スポーツ健康課  017―734-9908

青森県基本計画 未来への挑戦
生業(なりわい)づくりへのチャレンジ 
Vol.1下北地域編「大湊海軍コロッケでまちおこし大作戦」

~県では、県民のチャレンジ精神あふれる生業づくりを応援しています。~
※生業(なりわい)とは、本来、「生計を立てていくための仕事」という意味ですが、基本計画では、「県民一人ひとりの経済的基盤」という新たな意味を加え、生業(なりわい)づくりにチャレンジしていくこととしています。

下北でコロッケ?
 ご飯のおかずの定番として食卓を賑わすコロッケですが、実はむつ市大湊にあった旧日本海軍で最初に食べられたのではないかと言われています。
 下北地域県民局が、地域活性化につながる地域資源を探していたときに知ったのがこの話。海上自衛隊が年2回のイベントで販売する「海軍コロッケ」は、いつも行列ができるほど大人気でした。

大湊海軍コロッケ誕生
「海軍コロッケが年に2回しか食べられないのはもったいない。もっと日常的に販売することで、地域を元気にしたい!」海軍コロッケの持つ人気に注目したのが、県民局や商工団体・飲食店組合で組織する「下北グルメ活用検討会」。メンバーが集まって検討を重ね、「大湊海軍コロッケ」の名称で売り出すことになりました。売り出すに当たっては、商標登録の申請、海軍コロッケの定義の決定、インターネットでの情報発信などを行いました。
この取り組みに共感し、参加した販売店が増えた結果、現在ではむつ市のほか下北全域にも販売店が広がりつつあります。お店によって味や形は千差万別。下北産の魚貝、野菜など様々な地元素材を使ったいろんな味が楽しめます。

さらなるまちおこしへ
販売店は、それぞれが地域を元気にしたいという熱い想いで、「大湊海軍コロッケ」を地域の宝として育てていこうと、積極的な宣伝やイベント出店等に取り組んでいます。将来は、B級グルメの祭典「B-1グランプリ」への参加や全国の海軍グルメ都市との交流へと、夢は膨らむばかりです! 
皆さんの周りでも当たり前と思っているものが、意外に「地域のお宝」になるかもしれませんよ。

問い合わせ先
下北地域県民局地域連携部  0175-22-1195

大人もこどもも楽しめる!イベント大特集

県立美術館
こども美術館ディ

■会期:7月29日(水)~8月23日(日)
期間中、小中学生は無料!
開催中の「馬場のぼる展」やあおもり犬にちなんだイベントも多数!
さらに、こども美術館ディのチラシを持参した小中学生には、「馬場のぼる展」関連グッズや「あおもり犬カード」入りのサービスセットをプレゼントします。
県立美術館 017-783-3000
HP
県立図書館
おはなし会 ~みんなおいで!おはなしは心のおやつだ おいしいよ~

読書ボランティアや図書館職員による絵本の読み聞かせ
おはなし会カードとシールを差し上げます。
■ 日時:8月8日(土)14:00~14:30
■ 対象・定員:幼児、小学生 40名程度(参加無料・事前申込不用)
■ 場所:図書館児童閲覧室おはなしコーナー
県立図書館 017-739-4211
HP
ファッション甲子園2009
(第9回全国高等学校ファッションデザイン選手権大会)
全国高校生のファッションの祭典!高校生たちが仲間と協力して競う姿は感動を与えてくれます。
■ 日時:8月23日(日) 13:00~15:00
■ 場所:弘前市民会館(弘前市下白銀町1-6)
■ 入場料:500円(一律)
■ 内容:最終審査会(ファッションコンテスト形式のショー)/アトラクション/表彰式
■ 主催:ファッション甲子園実行委員会(0172-33-4111) HP
 県民生活文化課 017-734-9207
県立郷土館
特別展「妖怪展 神・もののけ・祈り」

■会期:8月28日(金)~10月12日(月)
■観覧料:一般500円(400円)、高校・大学生240円(200円)
 ( )内は20人以上の団体料金
県立郷土館 017-777-1585
HP
県立種差少年自然の家
たねさしワールド「親子で泊まろう」

親子で泊まって楽しもう(館内泊・テント泊から選択、ナイトハイク、親子クッキングなど)
■期日:9月26日(土)~27日(日)
■対象・定員:小・中学生と家族 24組80名程度
■参加料:一人2,000円程度
■募集期間:9月3日(木)~17日(木) (定員になり次第終了)
種差少年自然の家 0178-38-2131
HP

第17回青森県民駅伝競走大会
■9月6日(日)12:00青森市・観光物産館アスパム前をスタートし、県総合運動公園陸上競技場をゴールとするコース
※当日、コースとなっている道路は交通規制があります。
県スポーツ健康課   017-734-9909

青い森アリーナオータムフェスティバル
東岳登山(雨天時はスポーツクラブ体験)、青森の歴史、勉強会、キャンドルサービスなど
■9月12日(土)~13日(日)
■参加料 小・中・高校生3,500円、一般4,500円(1泊2食付、傷害保険料込、参加賞あり) 
■申込締切 9月2日(水)
青い森アリーナ  017-737-0600

情熱青森!レポートVol.2
太宰治生誕100年記念公演「津軽」。ヒロイン役の女優・川上麻衣子さんが、太宰と青森の魅力を語ってくれました。

○恋人のように好きになる太宰治の作品。
 最初に出演のお話をいただいたとき、生誕100年の記念すべきステージに立てるということで、とても嬉しく思いました。実は私、10代の頃、もの凄い太宰ファンで、「津軽」はもちろん、「斜陽」「人間失格」などたくさん読んでいるんですよ。「もの思う葦」という作品は、洒落っ気があって一番好きです。
 太宰の作品って、恋人に惚れるように好きになるんです。彼がなぜこんなことを考えたんだろうって思うだけで、ハマりましたね。太宰みたいな人が現代に生きていたら、たぶん好きになるだろうと思います(笑)。

○等身大で現代の作家を演じたい。
 太宰と現代の紀行作家が津軽を旅する物語。私は紀行作家を演じますが、なるべく等身大で今の自分をストレートに表現したいと思っています。太宰役の村田雄浩さんとは30年来のお付き合いですが、あの繊細な太宰を力持ちの村田さんがどう演じ、どんな太宰になるか楽しみです。
 また、県民参加型ということで地元の方がたくさん出演します。きっと個性の強い方が選ばれているでしょうから、そのあたりも期待しています。

○雪深く素敵な青森。冒険的な舞台を楽しんで!
 私がライフワークとしている「吹きガラス」の作家が、かつて青森に工房を構えていたり、吉幾三さんの舞台に出演させていただいたご縁で、青森は10回以上訪れています。雪深くて、私が生まれたスウェーデンによく似た素敵なところ。りんごはもちろんですが、お寿司や数の子の入った漬物など、ほんとうに美味しいものばかりです。
 2週間程青森に滞在し稽古は夜と伺ったので、昼の間、いろんなところを巡ってみたいですね。
 「津軽」は、とても冒険的な舞台です。村田さんとの息のあった空気感や、今までの太宰文学のドアを開け現代とリンクさせるお芝居を、存分に楽しんでいただければと思います。

■ 太宰治生誕100年記念公演「津軽」
 日時:9月2日(水)~6日(日) 18:00~
 場所:津軽鉄道芦野公園駅特設会場
 入場料:前売券 一般2500円 高校生以下1000円 県内各プレイガイドで好評発売中
      当日券 一般 3000円 高校生以下1500円
 問い合わせ先 県民生活文化課 017-734-9207

■ 読者プレゼント
演劇「津軽」鑑賞券 5組10名様
応募方法
ハガキに、住所、氏名、年齢、電話番号、希望の公演日、今回の「県民だよりあおもり」の感想、興味を持った記事を明記の上、下記宛先にお送りください。なお、応募者が多い場合には抽選となります。当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。ご了承ください。
030-8570 青森市長島1-1-1 青森県広報広聴課 「読者プレゼント」係

申吾のほっとコラム 青森県知事 三村 申吾

シャコちゃん イギリスへ

今年9月、ロンドンの大英博物館で開催される土偶展に、日本を代表して、つがる市亀ヶ岡遺跡出土の「遮光器土偶」(シャコちゃん)や、今回国宝指定が決まった八戸市風張遺跡出土の「合掌土偶」、三内丸山の「板状土偶」が出品される。本県は、北海道・秋田・岩手ともども「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」の世界文化遺産登録をめざして、様々な取組を行っている。
 この遺跡群、今年1月には「世界文化遺産暫定一覧表」に記載されるなど、ここまでは押せ押せで来ているが、まだ国内選抜された段階で、これからが世界をめざして正念場という状況だ。
 世界遺産は、世界遺産委員会が登録を決議することになっており、今後のイコモス(国際記念物遺跡会議)の現地調査に向けては、ヨーロッパで認知されること、印象を拡大することが大変重要と考える。遮光器土偶にしても合掌土偶・板状土偶にしても、これほど力強く明瞭に縄文という時代とその人々の息吹と祈りと生命讃歌を訴えるものはない。土偶展に大いに期待する所以である。縄文土偶という言葉も不要、考古学知識も不要で、ヨーロッパいや世界の人々に対し、一目瞭然と「文化」の存在をアピールできるパワーは計り知れない。
 一方、国内においては、最も縄文人らしい人物と評された片岡鶴太郎さんがインフルエンサー*として縄文を発信し続けて下さっている。
 国内外にしっかりと縄文パワーを発信し、世界文化遺産登録への道を邁進したい。

*ある組織に利益をもたらす情報や知識を提供する人

県民だより+あおもり+2008年6月号8ページ+-+PDF:548KB
インフォメーション
●お出かけの際は、一声かけて鍵かけて、「鍵かけ・あいさつ運動」推進中!
住宅への侵入犯罪に対し、多くの方が不安を感じています。昨年の県内の発生状況を見ると、約5割が出入口から侵入され、そのうち約6割が無施錠であるという状況です。
住宅侵入犯罪は、強盗などの凶悪事件に発展する可能性が極めて高いことから、わが家、そして大切な家族を守るために、「留守にする時は必ず施錠する。」「隣近所に一声かけて外出する。」といった防犯対策を心掛けましょう。
警察本部生活安全企画課  017-723-4211(代)

●食品表示から大切な情報を読み取ろう!
 食品には、消費者が選びやすく、安心して食べることができるよう、法律に基づいて名称や原産地、使用した原材料、賞味期限などが表示されています。よく食品表示を確認し、大事な情報を読み取りましょう。県では、食品表示に関する質問や、食品表示を理解するための勉強会への講師派遣を行っています。お気軽にお問い合わせください。
食の安全・安心推進課 017-734-0004

●児童扶養手当・特別児童扶養手当を受給している方へ
母子家庭等に支給される「児童扶養手当」を受給している方は、毎年8月1日から8月31日の間に現況届の提出が必要です。中程度以上の障害のあるお子さんを養育している父母等に支給される「特別児童扶養手当」を受給している方は、毎年8月11日から9月10日の間に所得状況届の提出が必要です。現況届や所得状況届が2年間提出されない場合は、受給資格がなくなりますので、忘れずに提出してください。
お問い合せは、各市町村の児童扶養手当・特別児童扶養手当係まで。
こどもみらい課 017-734-9303

●ほほえみあふれる青森県づくり推進大会
笑医(わらい)塾塾長高柳和江医学博士が、「ほほえみを引き出す7つのポイント」をお伝えします。ぜひ
この7か条を身につけて、あなたも、ほほえんで、笑って、元気になれる青森県づくりに力を貸してください。(参加無料)
・日時:9月4日(金)10:30~12:30
・場所:青森市民ホール
・講師:高柳和江医学博士(笑医塾塾長、東京医療保健大学教授)
・申込み:8月21日(金)までに電話・FAX(017-734-8091)でお申し込みください。
 こどもみらい課 017-734-9301 

●りりーふの会 ~自死遺族のつどい~
ご家族、ご友人や恋人等大切な方を自死で亡くされたあなたへ
「りりーふの会」は、あなたの体験や気持ちをありのまま話すことができます。さまざまな思いを吐き出せる場所です。
・日時:8月29日(土)13:30~16:00<今後の予定12/12、3/6>
・場所:県民福祉プラザ3F多目的室3B
県立精神保健福祉センター 017-787-3951

●ご存じですか?被害者支援制度
 警察は、民間団体と連携し、犯罪被害を受けた方へ支援を行っています。
警察の支援
   専門職員による被害者への付き添い、相談等
   診断書料等の県費負担制度/犯罪被害給付制度
あおもり被害者支援センター(民間団体)の支援
電話相談/裁判所や警察への付き添い支援
弁護士や臨床心理士による専門相談/自助グループへの支援
 警察本部犯罪被害者支援室  017-723-4211(内線2743)
(社)あおもり被害者支援センター相談電話  017-721-0783

●総合労働相談窓口のご案内
 解雇や労働条件など、職場のトラブルでお困りの方、まずは電話で相談してみませんか!
青森労働局総合相談コーナー 017-734-4212
青森総合相談コーナー    017-734-4444
弘前総合相談コーナー    0172-33-6411 
八戸総合相談コーナー    0178-46-3311
五所川原総合相談コーナー  0173-35-2309
十和田総合相談コーナー   0176-23-2780
むつ総合相談コーナー    0175-22-3136
青森県庁労働相談専用電話  017-773-1777
労政・能力開発課  017-734-9397

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広報広聴課
電話:017-734-9137  FAX:017-734-8031

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