大分類農林水産事業知事とのわいわいミーティング受付年月日2005/10/31
件 名外国籍の座礁船について
提言内容  近年、沿岸漁業は水揚げが低迷しているが、その原因として、森林破壊が進み、地球温暖化が大型台風、集中豪雨をまねき、大量の土砂や陸上に放置するゴミ、有害物質等が海に流出し、漁場の汚染をまねいていることが考えられる。
沿岸漁業の振興を図るためには、大型魚礁、増殖魚礁、産卵礁の設置はもちろん大切だが、稚魚の育成場、産卵機能を併せ持つ藻場造成と、利用可能な海藻の増殖も必要と考える。そこで、次について要望と今後の取り組みをお聞きしたい。

3.漁場汚染、漁場機能低下を招いたカンボジア船籍の船骸及び木材撤去について。
取組状況
(集会当日の知事発言等)
 県としては、まず油の問題について直ちに行動しました。県費もつぎ込みました。木材の回収もしましたが、しかし、現在も残っていることについては大変なことだと思っています。木材の所有者との問題が未解決ですし、国にも撤去費の助成についてお願いしているのですが、なかなか進んでいません。何とか、皆さんと共に解決していきたいと思います。
提案の反映状況(平成18年度予算等への反映状況〜18.3月末現在)  座礁船の撤去については、中泊町が平成18年度に撤去事業を行うこととしており、県は国庫補助を活用しながら、当該事業に支援することとしています。
 木材の撤去については、周辺の海岸に漂着した木材は波浪により再び海に流出する恐れがあるため、地元中泊町や漁協と連携を図りながら状況の把握に努め、漁業活動や漁船の航行に注意を促すとともに、流出した場合は速やかに除去することとしています。    
反映状況追記(平成19年3月末現在)  座礁船の撤去については、中泊町が平成18年10月に撤去事業を完了しており、県は国の事業を活用し、撤去活動を支援したところです。
 なお、木材の撤去については、周辺の海岸に漂着した木材が再び海に流出する恐れがあるため、中泊町や漁業協同組合と連携を図りながら状況の把握に努め、漁業活動や漁船の航行に注意を促すとともに、流出した場合は速やかに除去することとしています。
17年度の
担当部局
農林水産部
17年度の
担当課
漁港漁場整備課