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更新日付:2022年11月30日
ジュノハートの海外での品種登録や商標登録について
受付年月日 |
分野 | 事業 |
---|---|---|
2022年9月10日 | 農林水産 | 県政・わたしの提案 |
提言内容
ジュノハートの海外での品種登録と商標登録はされているのでしょうか?
ニュースで石川県産のぶどうルビーロマンが韓国で不法栽培されているが韓国の業者が商標登録を済ませているため訴える事が出来ずにいるとありました。
同じ事にならないよう先手を打つ必要があると考えます。特に中国と韓国での商標登録は重要視するべきです。
海外での品種登録出願や商標登録出願等を専門に扱う部署があっても良いのではないでしょうか。それにより農業従事者が安心して品種改良に取り組めると思います。
提案への回答
中国と韓国では、品種登録と商標登録が同時にできないこととなっているため、「ジュノハート」の権利保護について、本県では両国に対し、品種登録により行うこととし、育成者である地方独立行政法人青森県産業技術センターが国と連携して手続きを進め、平成29年8月に中国に対して、令和元年6月に韓国に対して、それぞれ登録出願を行いました。
現在、中国では審査中、韓国では品種保護に係る出願が無効とされたものの、「ジュノハート」という品種名称は登録されました。
こうした状況も踏まえつつ、県では、海外での品種登録は手続きが煩雑であるほか、栽培試験に時間を要するケースがあり申請者の負担が大きいことから、海外での品種登録などがスムーズに行えるよう、国に対して対策強化を求めているところです。
なお、国は、現在、優良な品種の海外流出を防止するため、育成者に代わって品種を管理・活用する「育成者権管理機関」の設立を検討しているところであり、県では国の動向を注視しています。
今回いただいた御意見のとおり、県としても、海外での品種登録などの対策は強化する必要があると考えており、引き続き本県で育成された品種の海外への流出や権利侵害等の防止に向け、国や関係機関と連携して対応していきます。
- 担当部署
- 農林水産部 りんご果樹課