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更新日付:2017年9月14日 保健衛生課

結核情報

結核について

 結核は、5千年前のエジプトのミイラからその典型的な痕跡が見つかるなど、人類の歴史とともにある古い病気です。
 わが国では、明治以降の産業革命による人口集中に伴い、結核は国内にまん延し、「結核は国民病」と呼ばれましたが、1951(昭和26) 年に「結核予防法」が制定されて以来60余年経過したここ数年は、結核の死亡率順位はつねに20 位以下であり、なかば忘れ去られようとしています。

 しかし、大都市の一部の結核罹患率は依然として群を抜いており、集団感染事例もあとをたたない状況にあります。
 また、開発途上国では依然として公衆衛生上の大きな問題であり、交通手段の高速化、大量化、効率化によって感染者の移動も容易なことから、問題は途上国に留まらないことが指摘されています。
 一方、エイズの世界的まん延によってHIV 感染者が増加するなかで、結核との重複感染者の重症化が心配されています。

 これらのことから、結核は「再興感染症」として再び注目すべき疾患となっています。
結核
 結核は、結核菌によって主に肺に炎症を起こす病気で、結核菌は重症の結核患者が咳やくしゃみをしたときに飛び散り、それを周りの人が直接吸い込むことによって感染します。
 ただ、感染しても発病するのは10人に1人程度であるほか、すべての結核患者が感染源になるわけではありません。


◆感染経路◆
 結核の感染経路はほとんど経気道性です。
 臨床的には、感染の成立は必ずしも感染症としての発病を意味するものではありません。
 疾患としては、胸部X 線の異常、排菌などを認めた時に結核症と診断され、治療の対象となります。

◆症 状◆
 初感染時に、菌の毒力が強いか、または個体の抵抗性が弱いと初期変化が治癒に向かわず、肺門リンパ節結核、頸部リンパ節結核および結核性胸膜炎を発症します。
 また、リンパ血行性に結核菌が移行すると粟粒結核となり、さらに結核性髄膜炎に進展します。
 結核菌感染に引き続き初期に発病する結核は一次結核と呼ばれています。

◆治 療◆
 治療は化学療法が基本です。
 標準的な化学療法では、最初の2カ月はイソジアニド(INH)+リファンプシン(RFP)、ピラジナミド(PZA)、ストレプトマイシン(SM)またはエタンブトール(EB)の4剤で治療し、その後の4カ月間はINH +RFP の2剤、またはINH +RFP +EBの3剤で治療します。
 WHOは、治療脱落と多剤耐性結核を防ぐため、DOTS(directly observed treatment, short‐course )によるPZAを含む6ヶ月間の短期化学療法を推奨しています。
 外科治療は慢性膿胸、骨関節結核、多剤耐性結核などの難治性結核が対象です。

◆予 防◆
 予防はBCG ワクチンによります。
 BCG接種は小児の結核性髄膜炎や粟粒結核の発病防止にきわめて有効ですが、成人の肺結核に対する発病予防効果は50%程度とされています。

◆発生状況◆
 青森県の感染症発生状況をご覧ください。
◆結核統計資料◆29年2月24日データ修正しました(BCG接種率の訂正)
平成28年版はしばらくお待ちください
 結核の現状 平成27年版[746KB]
◆結核統計資料・簡易概要版◆28年データに更新しました
 青森県 結核の概要 2016PDFファイルこのリンクは別ウィンドウで開きます
◆リーフレット◆28年データにより更新しました
 高齢者のための施設における結核予防このリンクは別ウィンドウで開きますPDFファイル
◆厚生労働省リーフレット(A4版)◆[443KB] 29年版
それっていつもの風邪ですか?PDFファイル[306KB]

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この記事についてのお問い合わせ

保健衛生課 感染症対策グループ
電話:017-734-9284  FAX:017-734-8047

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