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更新日付:2016年11月22日 保健衛生課

感染性胃腸炎(特にノロウイルス)に注意しましょう!

 感染症胃腸炎の患者の発生は、例年、11月頃から急増し、12月頃にピークとなる傾向があります。この時期に発生する感染性胃腸炎のうち、特に集団発生例の多くは、ノロウイルスによるものであると推測されています。
 このため、手洗いを徹底するとともに発症者の吐ぶつや便の処理を適切に行うようにしましょう。
 現在、警報・注意報は発令されていません。 警報・注意報は保健所別に発令されます。)
 最新の感染症発生動向はこちらのホームページをご覧ください。

お知らせ

H28.11.22 食中毒予防・手洗いリーフレット(厚生労働省)を更新しました。
H24.12.18 外国籍住民向けリーフレットを掲載しました

ノロウイルスとは?

ノロウイルス(電子顕微鏡像)
 ノロウイルスは、直径が約30nm(ナノメートル:1nmは1mmの100万分の1)という電子顕微鏡でなければ見えないごく小さな球形のウイルスで、感染性胃腸炎の主要な病原体となっています。
 以前は、「小型球形ウイルス」(Small Round Structured Virus:SRSV)と呼ばれていましたが、遺伝子解析の結果から2種類のウイルスであることが判明したので、2002年の国際ウイルス学会で、主に感染性胃腸炎を引き起こしているものを「ノロウイルス」と呼ぶことになりました。

感染経路

 ノロウイルスの感染経路のほとんどが経口感染で、次のような感染様式があると考えられています。
  • 汚染された二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
  • ノロウイルスに感染している食品取扱者(食品の製造・調理を行う者。)を介して汚染された食品を食べた場合
  • 患者のふん便や吐ぶつにはノロウイルスが多量に含まれており、そのふん便等の処理が適切でなかったため、ウイルスが広がり、直接人の口から取り込まれて感染する場合
 また、家庭や共同生活施設(学校、社会福祉施設など)などヒト同士の接触する機会が多い場所で、ヒトからヒトへ直接感染するケースもあるといわれています。

症状

感染性胃腸炎の特徴的な症状
 感染してから24~48時間の潜伏期間を経て発症します。
 主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。通常、これらの症状が1~2日続いた後に治癒し、後遺症もありません。また、感染しても発症しない場合、軽い風邪のような症状の場合もあります。
 現在、このウイルスに効果のある抗ウイルス薬はありませんので、通常、脱水症状がひどい場合に輸液を行うなどの対症療法が行われます。

予防法

感染性胃腸炎予防の基本は、まず手洗い
  • トイレの後、料理の前、食事の前には、石けんを使い、よく泡立てながら手と手をよく擦りあわせて、最後に流水で十分に手を洗う。(※石けんは手指からウイルスをはがれやすくする効果があります。)
  • 手洗い等で使用するタオル等は清潔なものとし、共用は避ける。
  • できる限りカキなどの二枚貝は、十分に加熱して食べる。(※食品の中心温度85~90℃以上で90秒以上)

吐ぶつ等の処理時の注意点

 発症者の吐ぶつや便の中には多量のウイルスが含まれており、感染源となるおそれがありますので、十分注意して処理する必要があります。

吐ぶつ等の処理方法

  • 吐ぶつや便などの汚物を片付ける際は、使い捨てのゴム手袋やマスクなどをする。
  • 汚物をペーパータオル等で静かに拭き取る。
  • 汚物を拭き取った後の床等は、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200ppm)で浸すように再度拭き取る。
  • おむつや拭き取りに使用したペーパータオル等は、ビニール袋等に密閉して廃棄します。(※廃棄物が十分に浸る程度の次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約1,000ppm)を入れることが望ましい。)
  • ノロウイルスは乾燥すると空中に漂い、これが口に入って感染することがありますので、汚物は速やかに処理し乾燥させないこと。
 消毒用アルコールはノロウイルスに対して効果が低いため、塩素系の漂白剤(市販品:キッチンハイター等)や消毒剤(市販品:ミルトン、ピューラックス等)を使用します。
 次亜塩素酸ナトリウムの濃度調製と消毒方法は、表示されている次亜塩素酸ナトリウム濃度を確認の上、以下を参考にしてください。

濃度調整

<塩素系の漂白剤等の使用に当たっては、「使用上の注意」を確認しましょう。>
<ペットボトルで希釈液を作成した場合は、原則使い切ることとし、誤飲を防止するためにペットボトルに入れたまま保管しないようにしましょう。>
 
 例として、塩素系の漂白剤であるキッチンハイターを使用した場合の調整方法を示します。
 
 15リットルのバケツに水を5リットル入れ、以下の量のハイター液を加える。
 ○ 濃度0.02%(200ppm)の場合:20ミリリットル(ハイターのキャップで1杯弱)
 ○ 濃度0.05%(500ppm)の場合:50ミリリットル(ハイターのキャップで約2杯分)
 ○ 濃度0.1 %(1,000ppm)の場合:100ミリリットル(ハイターのキャップで約4杯分)
【参考】平成25年度感染症対策ネットワークセミナー資料 PDFファイル

使用例

場所等 部位・種類等 消毒方法
汚物 便や吐物 事前にペーパータオルで拭き取ったあと、塩素系の漂白剤・消毒剤をそのままふりかけ、ペーパータオルで拭き取る
トイレ・洗面所・浴室 便器、排水用レバー、ノブ、蛇口、浴槽 洗浄後、0.02%溶液をペーパータオルにつけ、拭き取る
汚物で汚染された床・カベ - 0.02%溶液をペーパータオルにつけ、拭き取る
飛まつが付着したと思われる場所、または汚物が付着した手で触れた場所 玄関や居間のドアノブ、カベ、電話機、携帯電話、パソコンなど 0.05%溶液をペーパータオルにつけ、拭き取る
便や吐ぶつ等の汚染があるもの パジャマ、下着、シーツなど 洗浄後、0.1%溶液に30分間つけ置きしてから洗濯
汚物と接触したもの マスク、ペーパータオル、ゴム手袋 廃棄物が十分浸る程度に0.1%溶液を入れ、ビニール袋を密封して廃棄する
手指 - 石けんを使い、よく泡立てながら洗うとともに、蛇口も合わせて洗い、流水で十分すすぐ
寝具 布団 日光消毒など
その他 漂白剤に浸けることができるもの 洗浄後、0.1%溶液に30分間浸けてから、水洗いする

注1) 拭き取れない場所は散布する。
注2) 金属等腐食の可能性のあるものに対して使用した後は、水拭きする。
注3) 塩素系の消毒薬を使用できない素材のものは、熱湯消毒等をする。

関連リーフレット

ノロウイルス食中毒予防対策リーフレット(厚生労働省)
PDF
手洗いの手順リーフレット(厚生労働省)
PDF
感染性胃腸炎に注意しましょう(青森県)
PDF PDFファイル 56KB
施設内での感染性胃腸炎の防止のために(青森県)
PDF PDFファイル 234KB
ノロウイルスについて(八戸保健所)
PDF PDFファイル 172KB
外国籍住民向けリーフレット
(作成:多文化社会の保健医療を考える会JUNTOS)
言語 ノロウイルスについて
スペイン語(Spanish) Acerca del Norovirus
ポルトガル語(Portuguese) SOBRE O NOROVÍRUS
タイ語(Thai) โรคไวรัชโนโล
中国語(簡体字)(Chinese) 关于诺瓦克病毒

外国籍住民向けリーフレット
(作成:やまなし国際保健支援ネットワーク)
言語 ノロウイルスとは?
スペイン語(Spanish) ¿Qué es el Norovirus? PDFファイル 171KB
ポルトガル語(Portuguese) O que é o Norovirus? PDFファイル 170KB

関連情報

青森県
厚生労働省
国立感染症研究所感染症疫学センター

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この記事についてのお問い合わせ

保健衛生課 感染症対策グループ
電話:017-734-9284  FAX:017-734-8047

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