更新日:2012年2月2日 保健衛生課
例年、初冬から春先にかけて、ノロウイルスによる感染性胃腸炎が多発しています。
ノロウイルスは、主に汚染された食品を食べることにより感染しますが、患者の便や吐ぶつから二次感染し、大規模な集団感染につながることもあります。保育園、学校や社会福祉施設など集団生活をおくる場所では特に注意が必要です。
ノロウイルスは、主に汚染された食品を食べることにより感染しますが、患者の便や吐ぶつから二次感染し、大規模な集団感染につながることもあります。保育園、学校や社会福祉施設など集団生活をおくる場所では特に注意が必要です。
お知らせ
H24.2.2 流行状況を更新しました
感染性胃腸炎の流行状況
感染性胃腸炎は、細菌又はウイルスなどの感染性病原体による嘔吐、下痢を主症状とする感染症です。
原因はウイルス感染(ノロウイルス、ロタウイルスなど)が多く、細菌感染(サルモネラ属菌、カンピロバクターなど)のものもみられます。
青森県感染症発生動向調査による県内の小児科を標榜する42の医療機関(小児科定点)からの情報をもとに、感染性胃腸炎の流行状況を把握しています。 (※報告されているすべての患者の原因がノロウイルスであるとは限りません。)
原因はウイルス感染(ノロウイルス、ロタウイルスなど)が多く、細菌感染(サルモネラ属菌、カンピロバクターなど)のものもみられます。
青森県感染症発生動向調査による県内の小児科を標榜する42の医療機関(小児科定点)からの情報をもとに、感染性胃腸炎の流行状況を把握しています。 (※報告されているすべての患者の原因がノロウイルスであるとは限りません。)
2012年第4週(1/23~1/29)時点の報告数 PDF版はこちら
※ 詳しくはこちら(青森県感染症発生動向調査)をご覧ください。
ノロウイルスとは?

以前は、「小型球形ウイルス」(Small Round Structured Virus:SRSV)と呼ばれていましたが、遺伝子解析の結果から2種類のウイルスであることが判明したので、2002年の国際ウイルス学会で、主に感染性胃腸炎を引き起こしているものを「ノロウイルス」と呼ぶことになりました。
感染経路
ノロウイルスの感染経路のほとんどが経口感染で、次のような感染様式があると考えられています。
- 汚染された二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
- ノロウイルスに感染している食品取扱者(食品の製造・調理を行う者。)を介して汚染された食品を食べた場合
- 患者のふん便や吐ぶつにはノロウイルスが多量に含まれており、そのふん便等の処理が適切でなかったため、ウイルスが広がり、直接人の口から取り込まれて感染する場合
また、家庭や共同生活施設(学校、社会福祉施設など)などヒト同士の接触する機会が多い場所で、ヒトからヒトへ直接感染するケースもあるといわれています。
症状
主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。通常、これらの症状が1~2日続いた後に治癒し、後遺症もありません。また、感染しても発症しない場合、軽い風邪のような症状の場合もあります。
現在、このウイルスに効果のある抗ウイルス薬はありませんので、通常、脱水症状がひどい場合に輸液を行うなどの対症療法が行われます。
予防法
- トイレの後、料理の前、食事の前には、石けんを使い、よく泡立てながら手と手をよく擦りあわせて、最後に流水で十分に手を洗う。(※石けんは手指からウイルスをはがれやすくする効果があります。)
- 手洗い等で使用するタオル等は清潔なものとし、共用は避ける。
- できる限りカキなどの二枚貝は、十分に加熱して食べる。(※食品の中心温度85℃以上で1分間以上)
吐ぶつ等の処理時の注意点
発症者の吐ぶつや便の中には多量のウイルスが含まれており、感染源となるおそれがありますので、十分注意して処理する必要があります。
吐ぶつ等の処理方法
- 吐ぶつや便などの汚物を片付ける際は、使い捨てのゴム手袋やマスクなどをする。
- 汚物をペーパータオル等で静かに拭き取る。
- 汚物を拭き取った後の床等は、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200ppm)で浸すように再度拭き取る。
- おむつや拭き取りに使用したペーパータオル等は、ビニール袋等に密閉して廃棄します。(※廃棄物が十分に浸る程度の次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約1,000ppm)を入れることが望ましい。)
- ノロウイルスは乾燥すると空中に漂い、これが口に入って感染することがありますので、汚物は速やかに処理し乾燥させないこと。
消毒用アルコールはノロウイルスに対して効果が低いため、塩素系の漂白剤(市販品:キッチンハイター等)や消毒剤(市販品:ミルトン、ピューラックス等)を使用します。
次亜塩素酸ナトリウムの濃度調製と消毒方法は、表示されている次亜塩素酸ナトリウム濃度を確認の上、以下を参考にしてください。
次亜塩素酸ナトリウムの濃度調製と消毒方法は、表示されている次亜塩素酸ナトリウム濃度を確認の上、以下を参考にしてください。
濃度調整
<塩素系の漂白剤等の使用に当たっては、「使用上の注意」を確認しましょう。>
例として、塩素系の漂白剤であるキッチンハイターを使用した場合の調整方法を示します。
15リットルのバケツに水を5リットル入れ、以下の量のハイター液を加える。
○ 濃度0.02%(200ppm)の場合:20ミリリットル(ハイターのキャップで1杯弱)
○ 濃度0.05%(500ppm)の場合:50ミリリットル(ハイターのキャップで約2杯分)
○ 濃度0.1 %(1,000ppm)の場合:100ミリリットル(ハイターのキャップで約4杯分)
また、ペットボトルを使った簡単な消毒液の作り方については、こちら(八戸保健所作成リーフレット)
をご覧ください。
例として、塩素系の漂白剤であるキッチンハイターを使用した場合の調整方法を示します。
15リットルのバケツに水を5リットル入れ、以下の量のハイター液を加える。
○ 濃度0.02%(200ppm)の場合:20ミリリットル(ハイターのキャップで1杯弱)
○ 濃度0.05%(500ppm)の場合:50ミリリットル(ハイターのキャップで約2杯分)
○ 濃度0.1 %(1,000ppm)の場合:100ミリリットル(ハイターのキャップで約4杯分)
また、ペットボトルを使った簡単な消毒液の作り方については、こちら(八戸保健所作成リーフレット)
使用例
| 場所等 | 部位・種類等 | 消毒方法 |
|---|---|---|
| 汚物 | 便や吐物 | 事前にペーパータオルで拭き取ったあと、塩素系の漂白剤・消毒剤をそのままふりかけ、ペーパータオルで拭き取る |
| トイレ・洗面所・浴室 | 便器、排水用レバー、ノブ、蛇口、浴槽 | 洗浄後、0.02%溶液をペーパータオルにつけ、拭き取る |
| 汚物で汚染された床・カベ | - | 0.02%溶液をペーパータオルにつけ、拭き取る |
| 飛まつが付着したと思われる場所、または汚物が付着した手で触れた場所 | 玄関や居間のドアノブ、カベ、電話機、携帯電話、パソコンなど | 0.05%溶液をペーパータオルにつけ、拭き取る |
| 便や吐ぶつ等の汚染があるもの | パジャマ、下着、シーツなど | 洗浄後、0.1%溶液に30分間つけ置きしてから洗濯 |
| 汚物と接触したもの | マスク、ペーパータオル、ゴム手袋 | 廃棄物が十分浸る程度に0.1%溶液を入れ、ビニール袋を密封して廃棄する |
| 手指 | - | 石けんを使い、よく泡立てながら洗うとともに、蛇口も合わせて洗い、流水で十分すすぐ |
| 寝具 | 布団 | 日光消毒など |
| その他 | 漂白剤に浸けることができるもの | 洗浄後、0.1%溶液に30分間浸けてから、水洗いする |
注1) 拭き取れない場所は散布する。
注2) 金属等腐食の可能性のあるものに対して使用した後は、水拭きする。
注3) 塩素系の消毒薬を使用できない素材のものは、熱湯消毒等をする。
注2) 金属等腐食の可能性のあるものに対して使用した後は、水拭きする。
注3) 塩素系の消毒薬を使用できない素材のものは、熱湯消毒等をする。
関連リーフレット
関連情報
青森県
厚生労働省
国立感染症研究所感染症情報センター
お問い合わせ
保健衛生課 健康危機対策グループ
電話:017-734-9284
FAX:017-734-8047

