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更新日付:2024年3月19日 DX推進課

【事業終了】令和5年度青森県DX先行モデル創出支援事業費補助金

実施結果

補助事業の実施結果をご紹介します。

青果物用ダンボールの受注販売予測の高度化とシステム構築

補助事業者:森羽紙業株式会社(五所川原市)
連携事業者:東日本電信電話株式会社青森支店(青森市)

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【事業の目的】
青果物用ダンボールの製造において、顧客からの聞き取りと要望に基づき、生産計画担当が自身の経験と勘により製造している。デジタル技術を駆使し、データを分析した予測システムを構築し、日々の受注業務に活用することで、経験と勘に頼らない製造に切り替え、業務の効率化を図る。
【事業の内容】
利用可能な既存データを収集・検討し、受注販売予測システムの設計及び開発を行った。
【取組結果】
市場データ・気象データ・顧客発注データなどを利用して「需要予測AIモデル」の高度化を実施した。発注量の多い顧客について、適正な受注量を予測できるようになったことで、人件費、配送費、倉庫費用の削減に繋がった。
また、「受注量予測AIシステム」を構築した結果、担当者が受注予測値を確認できるようになり、予測値に基づくダンボールの製造数の判断などデータ分析が可能となったほか、受注予測を運送会社と共有することで事前の配車計画が立てられるようになり、トラックの配車台数の最適化に繋がった。
<システム導入効果(想定)>
  • 適正な勤務時間<人件費の削減>▲30万円
  • 最小限の配車<配送費削減(横持ち輸送含む)>▲300万円
  • 計画的な製造数による適正な在庫量<倉庫費用の削減>▲500万円

農産物販売事業のデジタル化による生産性向上及びデータドリブン経営の基盤構築

補助事業者:株式会社WAND(十和田市)
連携事業者:株式会社ヘプタゴン(三沢市)

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【事業の目的】
社内の業務は人手に頼っている状況となっている。そこで、デジタル化やシステム化、AIの活用によって、仕入や在庫の最適化、顧客サービスの向上、データドリブンな経営、労働効率化、トレーサビリティ向上を実現し、持続可能で効率的な経営を実現する。
【事業の内容】
黒ニンニクの製造工程が一元化されたシステムで管理し、経営陣がダッシュボードでリアルタイムで確認ができるように改善を行った。また、今後黒ニンニク以外でも活用できるようなシステムとした。
【取組結果】
原料の入庫から出庫までリアルタイムで商品管理が可能になり、転記ミスによる仕入や在庫の不一致がなくなり廃棄のロスを削減した。また、棚卸し作業の頻度が減り、作業時間が短縮した。
画像認識を行うAIを活用して、機器の稼働状態や室温などの管理を自動化したことで、製造品質が均質化され、設備不具合による商品ロスが減少した。また、食味検査の結果をオンラインで確認できるようになり、検査時間が短縮された。
AI によって生成されたデータを可視化するBI ダッシュボードでは、業務の状況を経営陣がリアルタイムで確認できるようになったことで、データに基づく経営判断が可能になった。

※BI(ビジネスインテリジェンス):経営者の意思決定を支援するための仕組み(システム)
<システム導入効果(想定)>
  • 商品管理のシステム化による業務効率化<労働時間の削減>▲1000時間
  • 商品管理のシステム化による業務効率化<人件費の削減>▲150万円

以下は、募集時に掲載していたものです。

目的及び概要

県では、県内産業のDXを牽引する先行モデルを創出し、県内企業へのDXの波及効果を高めるため、県内の中小企業者が行う、デジタル技術の活用によりビジネスに変革を起こし、企業価値を高める新商品・新サービスなど新ビジネスの創出や、デジタルマーケティングなど新たな顧客の獲得に向けた取組に要する経費について補助します。

応募資格

県内に本社及び本店を有する中小企業者であって、別添「募集要領」の応募資格を満たす者とする。

補助対象事業

自社の課題の解決策として進める、デジタル技術の活用によりビジネスに変革を起こし、企業価値を高める新商品・新サービスなど新ビジネスの創出や、デジタルマーケティングなど新たな顧客の獲得に向けた取組で、県内事業者のDXを牽引する先行モデルとなり得る事業(県内で実施する取組に限る。)。

補助金額と補助件数

(1)補助金額
 補助対象経費の1/2に相当する額又は750万円のいずれか低い額以内の額
(2)補助件数
 2件程度(予算1,500万円以内の範囲)

補助対象経費

システム構築、デジタル電子機器導入、デジタル広告及びリピーター獲得のためのデータ分析に係る経費など、別添「募集要領」の「4 補助対象経費」に掲げる経費とする。

応募方法

応募に当たっては、必要事項を記載の上、次の書類を下記の問い合わせ先・応募窓口まで電子メールでお送りください。
(1)令和5年度青森県DX先行モデル創出支援事業費補助金申込書(様式1)
(2)事業計画書(様式2)
(3)収支予算書(様式3)
(4)申請者の過去2年分の決算報告書又はそれに類するもの
(5)申請者の定款又はこれに代わる書面(個人である場合を除く。)

審査方法及び審査基準

審査方法

(1)書類審査
 申込者からの応募書類に基づき審査いたします。
※ 申込者多数の場合には書類審査で選抜されることがあります。
(2)最終審査
 非公開で対面による審査を行います。
 所要時間はプレゼンテーション10分、質疑応答10分程度となります。
(3)採択事業者の決定
 書類審査と最終審査の合計点の高い順に採択事業者を決定いたします。
※ 合計点が同点の場合は最終審査の点が高い者を優先します。

審査基準

(1)事業に新規性があり、他にない優位性を保持しているか。
(2)他の事業者等の参考となる事例で、地域の産業に波及する内容であるか。
(3)事業の実現可能性が高く、将来を見据えた業務の効率化、収益化等が認められる内容であるか。
(4)事業実施体制が適切であるか。
(5)事業内容が県の施策等と合致しているか。

スケジュール

(1)募集期間
 令和5年5月31日(水)~ 令和5年7月31日(月)17時
※ 応募状況によっては、期間満了後も引き続き募集する場合があります。
(2)審査(書類・対面)
 令和5年8月中(予定)
(3)審査結果の通知
 令和5年8月中~下旬(予定)
※ 申込者には、審査結果を文書でお知らせします。
(4)交付申請
 令和5年8月下旬(予定)
※ 採択事業者は「令和5年度青森県DX先行モデル創出支援事業費補助金交付要綱」に基づき、改めて交付申請を行っていただきます。
(5)事業開始
 令和5年9月(予定)
※ 交付申請の承認後、補助金の交付決定を受けて事業開始となります。
(6)状況報告(中間報告)
 令和5年12月8日(金)まで
※ 令和5年11月30日(木)までの状況を報告書で提出していただきます。
(7)事業完了
 令和6年2月29日(木)まで
(8)補助金の交付
 事業完了の実績報告後、県による検査を経て、補助金を交付します。

留意事項

別添「募集要領」に主な留意事項を整理しております。
また、補助金に関する詳細な留意事項は別添「留意事項」に整理してありますので、必ず御確認ください。

情報公開等

本補助金の目的に鑑み、採択された事業の取組状況や成果については、随時、青森県DX総合窓口ポータルサイト、県のホームページ、広報紙等で事例として公開しますので、御協力願います。

問い合わせ先・応募窓口

〒030-8570
青森県青森市長島一丁目1番1号(県庁南棟4階)
青森県商工労働部 新産業創造課 産業DX推進グループ 担当:鳥山
電話:017-734-9418
FAX:017-734-8115
電子メール:sozoka@pref.aomori.lg.jp

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    県内事業者を支援し、本県産業のDXを推進することを目的として、県内事業者の皆様のDXに関する相談にワンストップで対応する相談窓口です。
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    事業者等が抱える課題を募集し、クロステック研究会がその課題を整理したうえで、解決策を提案する者とマッチングし、課題を解決するためのマッチングサイトです。

この記事についてのお問い合わせ

DX推進課 産業・しごとDXグループ
電話:017-734-9418  FAX:017-734-8022

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