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更新日付:2023年11月28日 農産園芸課

青森県における野生鳥獣による農作物の被害状況について

農業現場におけるツキノワグマの出没及び人身被害防止のお願い

○令和5年度は、全国的に過去にないペースでツキノワグマによる人身被害が発生しているところです。
○特に冬眠前の時期は、冬眠に備え餌を求めてクマの行動圏が拡大しますが、農地や集落周辺における収穫残渣や放任果樹等がツキノワグマを誘引し、執着させ、効率的に栄養を得られることにより冬眠を遅らせ、被害防止の支障となります。
○つきましては、農業現場における人身被害、農作物被害等の防止に向けて、出没地域などでの農作業時には、ラジオなどで音を出して人の存在をアピールするなど安全管理に十分配慮いただくとともに、収穫残渣等の管理・除去を徹底するようお願いします。
○ツキノワグマ出没状況(環境生活部自然保護課HP)

野生鳥獣による農作物被害面積及び被害額の推移(令和4年度)

(1)被害面積は約14ha、被害額は4,712万円で、被害面積は前年度に比べて3割程度の減少、被害額は前年度並みとなりました。なお、被害額は、現在の調査方法となった平成19年度以降では、令和3年度に次いで2番目に低くなっています。

(2)鳥獣の種類別では、被害額が大きい順にカラス、ニホンザル、イノシシなどとなっており、カラス、ニホンザル、ツキノワグマによる被害が大きく減少した一方で、イノシシ、ハクビシン、ニホンジカによる被害が増加しています。

○イノシシについては、被害面積及び被害額が最多となり、新たに被害が確認されたのは平内町、大鰐町、八戸市、三戸町、五戸町、階上町及び新郷村の7市町村と地域が拡大しています。
○ハクビシン、ニホンジカについては、令和3年度よりも被害面積及び被害額が増加しており、被害が確認された市町村数は増加しています。

青森県における野生鳥獣による農作物被害の推移

作目別被害状況(令和4年度)

 作目別の被害額は、果樹が3,221万円で最も多く、次いで野菜が1,311万円となっており、果樹と野菜でほとんどを占めています。
 このうち、果樹では、カラスが970万円、ニホンザルが533万円、ツキノワグマが409万円などとなっており、この3鳥獣で果樹被害全体の約6割を占めています。

作目別被害状況

地域別被害状況(令和4年度)

 地域別の被害額は、三八地域が2,721万円(令和3年度比171%)、中南地域が1,041万円(同79%)、西北地域が779万円(同64%)などとなっており、この3地域で県全体の被害額の9割以上を占めています。
 令和3年度との比較では、中南地域及び西北地域の被害が減少した一方で、三八地域で増加しました。

地域別被害状況

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