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更新日付:2020年1月30日 林政課

第12回あおもり産木造住宅コンテスト審査結果発表&表彰式を開催しました。

「あおもり産木造住宅コンテスト」とは

安全・安心で良質な県産材の木造住宅を広く県民の皆様に知っていただくことにより、県産材の需要を拡大し、県産材の地産地消の推進と林業・木材産業及び木造住宅産業の活性化が図られることを目的としたコンテストです。

1 対象住宅
 募集対象となる住宅は、次の全てを満たすものです。
《新築部門》
(1)青森県内において建築された新築の一戸建て木造住宅であること
(2)平成28年4月1日から令和元年9月30日までに完成したもの、若しくは完成する予定のもの
(3)過去にあおもり産木造住宅コンテストに応募していないもの
(4)青森県産材認証推進協議会が認証する認証県産材を概ね0.1m3/m2以上使用しているもの
《リフォーム部門》
(1)青森県内においてリフォームを行った物件(一戸建て住宅)であること
(2)平成28年4月1日から令和元年9月30日までに完成したもの、若しくは完成する予定のもの
(3)認証県産材を完成時に見える部分に使用していること

2 審査方法
 令和元年6月11日~9月30日まで募集したところ、12作品の応募がありました。応募作品について、県民の皆さんによる一般投票や審査委員会による審査を実施し、次のとおり受賞作品が決定しました。
 
3 全作品の公開
 令和2年3月に発行予定の「あおもり産木材地産地消ガイドブック」に掲載されます。

審査結果

受賞作品
受賞名 作品名 応募者
知事賞
(最優秀賞)
「私の家」 大工舎(階上町)このリンクは別ウィンドウで開きます
優秀賞 「人が集う家」 有限会社大坊建設(田子町)このリンクは別ウィンドウで開きます
新築賞 「西白山台の家~現代を伝統で作る家~」 株式会社大山建工(八戸市)このリンクは別ウィンドウで開きます
審査員特別賞 「白神の自然と共に暮らす家」 有限会社キーポイントホーム(弘前市)このリンクは別ウィンドウで開きます
リフォーム賞 「地域に開かれたエントランスホール」 渡部環境設計事務所(十和田市)このリンクは別ウィンドウで開きます

表彰式

 令和2年1月30日、県庁にて、第23回あおもり産木造住宅コンテストの表彰式が開催されました。知事賞(最優秀賞)に輝いた大工舎の平戸代表が、三村知事から知事賞の楯を授与されたほか、各受賞者がコンテスト実行委員会駒井会長から賞状等を授与されました。
 三村知事からは「青森県産材で木の温もり、暖かさに包まれて住みたいという想いを具現化されているのが素晴らしい。今後需要が見込まれるリフォームにも、県産材の利用拡大を積極的に図っていきたい」とのコメントがあり、受賞者の方々は1人ずつ、県産材を利用した家づくりへのアツい思いを知事の前で説明されていました。
  • 最優秀賞
    三村知事(右)と知事賞に輝いた大工舎の平戸代表(左)
  • 知事コメント
    三村知事から受賞者へコメント
  • 記念撮影
    記念撮影

受賞作品の紹介

<知事賞(最優秀賞)> 「私の家」大工舎
  • 外観写真
  • 内観1
  • 玄関
【講評】
 この作品は、シンプル且つ機能的なコンパクトハウスとなっています。
 内装では柱に5寸角の、梁には1尺6寸等のスギを用い、金物に頼らない伝統工法による架構とし、柱や梁を大胆にあらわしで使用することで、インテリアとしての機能も有しています。
 また、床材はアカマツとスギ、天井はスギ、壁は漆喰仕上げとするなど、安全・安心で快適な生活空間となるようまとめられています。
 外壁にもスギを使用するなど、県産スギをふんだんに使用している一方、ウッドデッキや敷地境界の板塀には不朽性の高いクリを使用するなど、適材適所での木材利用が見てとれます。
 内壁の漆喰塗りや板塀塗装には施主も参加するなど、施主参加型の住宅づくりに取り組んでいる点も評価できます。
 家族構成に合わせた住宅づくりや木材の利用量・利用方法等が県産材住宅のスタンダード性に適合する点が評価され、最優秀賞に選出されました。

<優秀賞> 「人が集う家」 有限会社大坊建設
  • 外観
  • 内観
  • 和室
【講評】
 この作品は、内外装とも上手に木材を使用しているバランスの良い住宅となっています。
 内装では、柱や床、天井にはスギを、勾配天井にはカラマツの梁を使用し、リビングは間仕切りのない一体空間としていることで、どこからでも木の温もりや存在感を感じられるつくりとなっています。
 また、外壁にはガルバリウム鋼板と杉板をバランス良く使用しており、遠くからでも目を引くコントラストとなっています。
 昔ながらの職人の技術と現代の技術が調和している点が評価され、優秀賞に選出されました。

<新築賞> 「西白山台の家~現代を伝統で作る家~」株式会社大山建工
  • 内観
  • 内観1
【講評】
 この作品は、周辺の景観と調和した外観を有し、内部では細部にこだわり県産材を使用した和モダン住宅となっています。
 内観では、登り梁や床材にはアカマツを、柱にはスギを使用、壁の大半をじゅらく壁とし、杢目と柾目を場所ごとにわけて使用していることにより、趣ある雰囲気の佇まいとなっています。
 また、外観では軒の出により季節に対応した採光となるよう配慮している一方、一部木材を使用するなどして周辺の景観との調和も配慮されており、一般投票でこれらの点が評価され、新築賞に選出されました。
<審査員特別賞> 「白神の森と共に暮らす家」 有限会社キーポイントホーム
  • 内観1
  • 内観2
【講評】
 この作品は、外部及び内部にメンテナンス等を意識して県産材をバランス良く配置した住宅となっています。
 また、内壁にはホタテの貝殻入り漆喰を使用するほか、長期優良住宅にもなっており、環境や健康にも配慮している点から審査員特別賞に選出されました。
<リフォーム賞> 「地域に開かれたエントランスホール」 渡部環境設計事務所
  • 内観1
  • 内観2
【講評】
 この住宅は、シンプルなリフォームでありながらも、使い勝手や雰囲気の良さが決め手となり、一般投票の結果、「明るく旅館のエントランスみたいな雰囲気が良い」、「木の温もりが感じられるようになった」、「住みやすそう」といった意見が多く、リフォーム賞に選出されました。

過去の受賞作品等

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この記事についてのお問い合わせ

林政課林産振興グループ
電話:017-734-9517  FAX:017-734-8145

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