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更新日付:2020年7月31日 農村整備課

りんご園の安全に配慮した設計指針を策定しました

県では、りんご園における農作業の安全性向上と農地の利用集積を促進するために、基盤整備設計指針を作成しました

策定の背景

 青森りんごは、本県経済と県民生活を支える重要な産業となっていますが、県内における過去10年間(2008~17年)の農作業事故の発生件数では、りんごなどの果樹が全体の37.6%、死亡者数でも34.3%と突出して多くなっています。その原因の多くが、りんごの防除作業に使用するスピードスプレーヤが横転して、農家がその下敷きになるというものです。特に山間部にある傾斜のきついりんご園では、安全に走行することが難しく、事故発生の危険性も高くなっています。
 このことから、傾斜のきついりんご園において、スピードスプレーヤの事故を未然に防止するとともに、高齢化や担い手不足への対応として果樹農業への新規参入や外部委託を促進し生産の安全性と効率性を目指して、園内道整備の設計指針を策定したものです。

指針の概要

  • 本指針では、傾斜のきついりんご園において樹木の伐採等大規模な農地の改変を行わずに農家自らが整備可能な内容としました。
  • 国が示す設計基準、スピードスプレーヤ模擬走行試験及び実証ほ場での検証結果、耕作者の意見等を踏まえ、(1)園内道の幅員、(2)勾配、(3)旋回部の曲線半径等の基準値を設定しました。
1-1 園内道(横園路)
幅員 2.0m程度とする。
縦断勾配 17%(10°)以下を標準とする。(特例値の上限:27%(15°))
横断勾配 -5~5%(3°)を標準とする。
舗装 原則未舗装(土羽)とする。

横園路イメージ図
1-2 同上旋回部
曲線半径 3.0m以上とする。
拡幅 拡幅は1.0m以上を標準とする。(特例値※の下限:0.5m)
縦断勾配 17%(10°)以下を標準とする。(特例値※の上限:27%(15°))
横断勾配 旋回部内側に片勾配5%(3°)程度を標準とする。

旋回部平面図
2 支線農道(縦園路)
幅員 2.5m以上とする。
縦断勾配 12%(7°)以下を標準とする。(特例値※の上限27%(15°))
横断勾配 LEVEL(0°)を標準とする。
舗装 現場状況による。(etc.未舗装、コンクリート舗装、アスファルト舗装)

法面
法勾配 27%(15°)以下とすることが望ましいが、現況勾配等の制約がある場合には標準勾配(切土1割(45°)、盛土1割5分(33°))とする。

構造
湧水対策 暗渠管φ100mm、粒度調整砕石

設計指針表紙

この記事についてのお問い合わせ

農村整備課農村環境整備グループ
電話:017-734-9555  FAX:017-734-8153

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