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更新日付:令和2年5月7日 スポーツ健康課

こんな学校保健委員会をやってみませんか

学校保健委員会は開催されていますか

 子どもの健康課題が複雑多様化、深刻化してきている状況にあります。これらの問題を解決するため、子どもたちが自分の生活行動をよりよく改善し、明るく健康で活力ある生活を送るための資質や能力を高める取組が求められています。このため、家庭や地域社会と連携を図る中核的な組織である学校保健委員会を機能させ活性化を図る必要があります。

1 健康問題への取組は学校教育の目標実現につながります

 生涯を通じて健康な生活を送るための資質や能力の伸長を図ることや、健康で明るい活力ある子どもを育成することは学校教育の重要な目標です。
 この目標実現のために、学校は、学校保健委員会を開催するなどして家庭や地域・関係機関等との連携を強化し、子どもの様々な健康課題の解決に取り組みましょう。
 これらの取組は、「開かれた学校づくり」や「特色ある教育活動の推進」などのほか、家庭や地域社会の教育力の向上も期待できるなど学校教育目標実現の有効な方策ともなります。

2 学校保健委員会開催の目的を確認しましょう

 学校保健委員会とは、学校における健康の問題を研究協議し、家庭や地域社会等と連携して健康つくりを推進する組織です。
 子どもたちが、様々な健康問題に適切に対処したり、自分の生活行動をよりよく改善していく力を身につけたりするためには、家庭、地域社会の教育力を充実させる観点から、関係諸機関の協力の下に学校保健委員会を活性化し機能させることが大切です。

学校保健委員会を開催するとこんな効果が期待できます

 学校や地域の実情、会議の議題、進め方等に違いがありますが、保健主事が校長の考えに基づき、教職員の協力でリーダーシップを発揮して学校保健委員会を開催することで様々な効果が期待できます。

小学校の成果の例

・ 地域ぐるみで健康課題を考えられるようになってきた。
・ アンケート結果や事例等の具体的な問題提起で話し合いが活発になった。
・ 出席者が今後、何に取り組むかが明確になり実践意欲が高まった。
・ 健康問題ばかりでなく学校教育への理解と協力につながっている。

中学校の成果の例

・ 地域ぐるみで健康つくりを考え、理解と協力を得る場になった。
・ 子どもの実践行動について地域の理解と協力を得ることができた。
・ 保護者が家庭で何をすればよいかがはっきりとした。
・ 子ども自身の健康問題の解決が図られ、行動の変容につながった。

高等学校の成果の例

・ 会議における意見交換を通して出席者の意識が変化してきた。
・ 一人一人の事後の活動が明確になった。
・ 家庭や地域での健康つくりについて理解が深まった。

特別支援学校の成果の例

・ 自立・社会参加に向けての必要な連携を図ることができた。
・ 保護者間の連携が深まってきている。

運営案を活用しましょう(クリックしてください)

準備、運営、事後の活動を活性化させるために(クリックしてください)

参考文献;(財)日本学校保健会「保健主事の手引〈三訂版〉」平成16年2月

(財)日本学校保健会「学校保健委員会実践事例集」平成18年2月

中央教育審議会「子どもの心身の健康を守り、安全・安心を確保するために学校全体として取組を進めるための方策について」(答申)平成20年1月

文部科学省「保健主事のための実務ハンドブック」平成22年3月

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スポーツ健康課 体育・健康グループ
電話:017-734-9908  FAX:017-734-8275

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