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更新日付:2023年3月28日 文化財保護課

丹藤氏庭園(旧三上氏庭園)

登録記念物

丹藤氏庭園(旧三上氏庭園)

  • 丹藤氏庭園(旧三上氏庭園)
    写真提供 弘前市教育委員会
指定区分 登録記念物
名称 たんどうしていえん(きゅうみかみしていえん)
丹藤氏庭園(旧三上氏庭園)
所在地 弘前市大字葛原字大柳
所有者 個人
指定年月日 平成31年2月26日
公開状況 公開(要問合せ)
問合わせ先 弘前市教育委員会文化財課
 TEL0172-82-1642

 江戸時代末期から近代にかけて、津軽地方に広がった独特の意匠・構成を持つ作庭の流派が「大石武学流」であり、丹藤氏庭園(旧三上氏庭園)もその1つである。明治15年(1882)に造営され、昭和8年(1933)に宗家5代の池田亭月により手が加えられた庭園である。
 主庭は、座敷からの座観として、手前に護岸を兼ねた大振りの礼拝石を据えて園池対岸に山型の巨大な守護石を配し、鑑賞の軸線を成す。主屋から約20m最奥部には築山を設け、それぞれ深山石を起点として発する上段・下段の枯滝流れを設け、大小の景石により奥行きある風致景観を構成している。守護石の右手には遙かに岩木山を望むなど、主庭には狭小な地割の中に奥行きと広がりがよく表現されている。
 明治時代初期から昭和時代初期にかけての大石武学流宗家の作庭手法の系譜を知る上で意義深い事例であり、造園文化の発展に寄与している。

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この記事についてのお問い合わせ

文化財保護課
電話:017-734-9919  FAX:017-734-8280
※見学に関するお問い合わせは、所有者又は各市町村教育委員会へお願いします。

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