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更新日付:2010年7月15日 文化財保護課

関の古碑群

記念物(県史跡)

関の古碑群

  • 関の古碑群
    写真提供 深浦町教育委員会
指定区分 県史跡
名称 せきのこひぐん
関の古碑群 42基
所在地 西津軽郡深浦町関字栃沢
所有者 深浦町
指定年月日 昭和30年1月7日
公開状況 公開
問合わせ先 深浦町教育委員会
 TEL0173-74-4419

 西津軽郡深浦町関にある南北朝時代(1338~1392)の板碑形式の供養碑。同所や近くの村々に散在してあったものを同所の関の杉(県天然記念物)のわきに集めたものでその数は42基である。
 板碑は石で造った卒塔婆で、平板な石を用い、頂きを山形につくり上部に仏の梵字を(古代インドのサンスクリット語)や仏像を彫り、下に願文、願主名、年紀などを刻む。鎌倉、室町時代に多く建立された。
 関の古碑の碑面には南北朝時代の暦応(1338~1341)、承和(1345~1349)、貞治(1362~1367)、永徳(1381~1383)などの北朝の年号が刻まれている。碑面で「阿部是阿」「安倍季□」の文字が確認でき、十三安藤氏関係の古碑と思われ、木県の中世史上貴重な文化財である。
 同所南方の丘陵地は古館といわれ、山城の跡とみられる。鎌倉時代末のいわゆる津軽大乱(1322~1328)の西浜折曽関はこのあたりとされ、城館は安藤季長派のものであろう。

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この記事についてのお問い合わせ

文化財保護課
電話:017-734-9919  FAX:017-734-8280
※見学に関するお問い合わせは、所有者又は各市町村教育委員会へお願いします。

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