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更新日付:2023年2月27日 文化財保護課
明暦二年津軽十郎左衛門拝領山形黒石領外浜平内領検地帳(明暦の検地帳)
明暦二年津軽十郎左衛門拝領
山形黒石領外浜平内領検地帳(明暦の検地帳)
指定区分 | 県重宝 |
名称 | めいれきにねんつがるじゅうろうざえもんはいりょう やまがたくろいしりょうそとがはまひらないりょう けんちちょう(めいれきのけんちちょう) 明暦二年津軽十郎左衛門拝領 山形黒石領外浜平内領検地帳(明暦の検地帳) |
所在地 | 黒石市市ノ町11-1 |
所有者 | 黒石市 |
指定年月日 | 平成12年4月19日 |
公開状況 | 非公開 |
問合せ先 | 黒石市教育委員会文化スポーツ課 TEL0172-52-2111 |
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時期 <江戸時代前期>
津軽信英の分知は明暦2年(1656)2月2日幕命によった。知行は本家土佐守殿御知行高のうち五千石の拝領で、内分分知だった。
黒石領と平内領分の検地は6月下旬から7月下旬にかけて行われ、この調査結果をまとめたのが「明暦の検地帳」である。山形黒石領二千石、外浜平内領千石であり、このほか上州勢多郡新田庄に二千石、都合五千石である。
本検地帳は、黒石領が開かれる当時の史的事実を記述している最も貴重な資料で、たとえば当時の農作物として米、粟、稗、そば、大豆のほか、小豆、大根、ナス、油、麻、たばこ、長命草、麦、あい、いも等が見える。
また、津軽信英が入部する前に、すでに寺町、本町、古町、おいた町、下町、上町、横町、新八町、浦町、派町、徳兵衛町などが存在していたことが知られる。つまり近世前期、すでに黒石が交通上、政治行政上、津軽東根の重要地点として発展していたことが知られる。
信英が行ったその後の町割りとそれまでの町とを総合して改めて江戸初期の城下町形成の思考法が分かる。
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