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更新日付:2016年9月2日 企画調整課

20代を変える「生き方ナビ」事業~大学生とワーク~

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【イベントレポート】

学生が地域を救う!?
過疎化、後継者不足、観光客伸び悩みなど地域課題解決を目的とした実践型ビジネスコンテストが大盛況のうちに終了!!
~ 地域学生×全国学生×IT企業×青森県のコラボによる合同プロジェクト ~

平成28年度の「考動プロジェクト合宿」は、首都圏のIT企業3社が主催する「BIZ CAMP」と連携し、「地域課題×持続可能なビジネス」をテーマに、8月21日(日)~8月25日(木)の4泊5日で青森県深浦町を舞台として開催しました。

集合写真
今回のプロジェクトは、青森県内の学生、北海道から九州まで全国から選ばれた学生、さらには企画・運営や参加学生のフォローにあたるメンターの学生など約30名の学生が集結し、さらにバックアップのため、首都圏のIT企業から5名のスタッフ、弘前市の旅行会社たびすけ合同会社西谷の西谷雷佐氏、同じく弘前市のIT企業コンシスの大浦雅勝氏、そして地元深浦町からは役場の皆様や町内の様々な関係者の皆様に支援していただきました。

学生たちは、マグロの水揚げ高が青森県1位、世界自然遺産白神山地を抱えるにも関わらず、認知度がないということや、少子高齢化に伴う人口減少、医師不足、水産業の後継者不足など、深浦町が抱える地域課題解決のための、実現・持続可能なビジネス創出を目指しました。

厳しいフィードバックにもめげずに奮闘!!激動の4泊5日

合宿1日目はまず、2種類のアイスブレイクを実施。1つ目はお互いの似顔絵を2分で描き合うもの、2つ目は10人が一組となり、肩の高さくらいでフラフープを人差し指に乗せ、全員の指が離れないようにしながら床まで下ろす「エアフープ」というアイスブレイクを実施しました。特に2つ目の「エアフープ」は、単に仲間と打ち解けるだけではなく、グループとしてどうやって意思疎通を図っていくのかの気づきにつながるものであり、非常に有意義な時間となりました。その後、学生たちに事前に課せられた、「自分なりの地域課題解決ビジネスプラン」を一人ひとり発表してもらいました。「空き家を使った『民泊』で高齢者雇用の問題解決」、「ヘルシーフードをフックに観光客を呼び込む」など、各々で考えたアイデアが出ました。

また、深浦町総合戦略課長より現状の深浦町の取り組み、課題などの講演をいただいた後、青森県庁や深浦町役場の関係者も交え、全員参加の懇親会で学生同士や地域の方々との交流を深めました。

  • アイスブレイクの様子
    お互いの似顔絵を描くアイスブレイク
  • 初日の会場の様子
    初日の会場の様子
合宿2日目は朝一番でグループが発表され、最終プレゼンに向けて文字通り苦楽を共にするメンバーが決まりました。その後、たびすけ合同会社西谷の西谷雷佐氏、株式会社オズビジョンの入江崇広氏の講演において、ビジネスプランを考えるにあたって基礎知識を得たのち、実際に街へ出て、商店街、水産業、6次産業、農業、観光等の関連施設を回る6つのグループに分かれてフィールドワークを行いました。深浦町の方々に直接質問をぶつけ、リアルな課題・悩みなどを聞くことができました。中には、20分も立ち話に応えてくれた地域住民の方も。

必死に何かをつかみ取ろうと質問をする学生たちの真剣な眼差しが印象的でした。
  • 西谷氏の講義
    西谷氏による講義
  • フィールドワークで町内を視察
    フィールドワークで町内各所を視察
3日目・4日目は合間に株式会社ドリコムの嶋根啓介氏によるPLの作り方講座を挟みながらも、中間プレゼンとグループワークをひたすら繰り返しました。

中間プレゼンでは、社会人メンターから厳しい意見が飛び交います。中には答えに詰まり、固まってしまう学生も。

会議室や宿舎で夜通しかけて行われたグループワークでは、少しの時間も惜しんで取り組む姿が印象的でした。徹夜までして長い時間かけて考えた案がボツになり、二転三転してもなんとか知恵を振り絞り、中間プレゼンが終わるたびにどんどんいい方向に内容が変化していくグループ、厳しいフィードバックを受けてがらりとプラン内容を変更するグループなど、グループによってカラーが違い、個性が出ていました。学生の中には、「慈善事業でなくビジネス」だからこそ、投資してもらいビジネスを成立させることの難しさに頭を悩ましたという声もあがりました。

どの学生も様々な想いを抱いた4泊5日だったと思いますが、特に、青森県内の学生たちの成長が著しく、顔つきやグループワークに臨む姿勢、意見の出し方なども変わっていったことにメンター陣も刺激を受けていました。

この間、学生たちの兄貴分的存在として今回の「BIZ CAMP」に参加してくれていた3名の学生メンターは、時には厳しく、時には優しく、同世代の目線に立って、学生たちと寝食を共にしながら様々なアドバイスを送り続けました。学生たちが最後まで心を折ることなくプランの創出に取り組むことができたのは、彼らの力によるところも大きかったように思います。
  • 中間プレゼンする学生
    各グループ毎にビジネスプランを発表
  • 中間プレゼンを聞く講師陣
    講師陣からは厳しい意見も!

豪華審査員陣が集結!!地元の自治体、学生の挑戦に投資する意欲の高い企業が審査

ついに合宿も最終日。各グループからは、「様々なチャネルを通じて、深浦の特産品である『つるつるワカメ』を世界に届ける」、「地方の珍しいおつまみとその土地の地酒がセットになって定期便として届く、『のもっと』」、「AR(拡張現実)を用いて白神山地をジブリ『もののけ姫』をイメージしたツアー」など、様々なプランが提案されました。

最終プレゼン会場
今回のプロジェクトでは、首都圏のIT企業3社の幹部4名、西谷雷佐氏、深浦町副町長、青森銀行深浦支店長、県企画調整課課長代理の計8名が最終プレゼンテーションの審査員として参加し、

・ユーザーニーズが検証されているか
・実現可能性があるか
・深浦町の地域活性化になるか
・持続可能性のある収支計画になっているか

の観点から、深浦町が抱える課題を解決できるような、そして持続可能なビジネスプランが創出されているかについて審査を行いました。
  • 最終プレゼンする学生
    深浦のつるつるわかめに注目したグループの発表
  • 最終プレゼンする学生
    白神でのグランピングを提案したグループ
結果的に厳しい審査基準を突破して、事業化に向けて動きだすことが即決したプランはありませんでしたが、青森県庁や深浦町役場、地元企業からは、学生が知恵を振り絞ったビジネスプランに対して、

・5日間という短い期間で、自分なりに一生懸命調べて何とかしようと考えてくれたことに感動した
・ここで終わりではない。もっとブラッシュアップをして、再度ぶつかってほしい
・たった5日間だったが、学生が日に日に変わっていった

という好意的な講評がされました。

一方で、
・ユーザーのニーズがもっと探れたのではないか。もっと深堀してほしい
・具体的なイメージができたと思うので今後も自分事としてとらえ、主体的に考えてほしい
・普段から考えることが重要なので、実行してほしい

などの期待を込めたアドバイスも飛んでいました。

今回のプロジェクトは、単なるアイデア出しで終わるのではなく、参加学生が地域課題克服のために、ビジネスという手段を通して解決策を提案し、それを彼らの手で実現するまでのサポートが担保されていることが特徴です。「実際にビジネスをつくる」という意欲に溢れた参加学生は活気に満ちていました。

企画学生、参加学生のコメント

<企画学生 弘前大学 村井志帆さん>
青森だから、地方だから〇〇できない」というような思いを抱える青森の学生に、そんなことはないのだということを気づいてほしいと思い、企画・運営を進めていました。最初は消極的だった青森の学生が、最終日に「実は青森でこんなビジネスをやってみたいと思ったんだけれど…」と話してくれたり、帰り際に「事業化に向けてさらに頑張りたい」と熱意を燃やしてくれたりと、5日間でここまで人は変わるのかと驚かされました。今回の5日間を「点」で終わらせず、これからも続く「線」にしていくために、私も今後、フォローを続けていければと思います。青森県、そして深浦町の全面的なバックアップがなければここまでたどり着けなかったと思います。行政の方、フィールドワークなどで協力してくれた深浦町の皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。

<参加学生 早稲田大学 財満茜さん>
BIZ CAMP」が終わった今も熱が覚めません。人生で最も濃い5日間であったように思います。寝ることを忘れるほど企画を練るのが楽しく、集まった学生の刺激的且つユニークな発想力には驚きを隠せませんでした。コミュニティの場を広げる機会を提供してくださった「BIZ CAMP」の関係者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。ゼロベースの段階から関わったプランなので実現までコミットしたいと考えています!!既に資金調達するために何社かの企業にアポイントもとりました。「BIZ CAMP」から生まれたこの企画が実行され、成功されるのが待ち遠しいです。

<参加学生 弘前大学 新明未来さん>
想像以上に学びが多く、成長につながる活動だと思いました。最高の仲間との5日間はあっという間であり、濃い時間を過ごせたと思います。今回出した「AR(拡張現実)を用いて白神山地をジブリ『もののけ姫』をイメージしたツアー」という企画も、とても魅力的な企画だと思うので、実現したら、多くの人が深浦町をもっと好きになってくれるのではないかと思います。このプランを実現させたいです。

<参加学生 弘前大学 吉崎幸海さん>
新しい世界魅せてくれた、そしてこれから一緒に歩んでいく仲間に出会えた時間でした。楽しそう、ビジネスについて知らないから行ってみたいという軽い気持ちで参加したのが最初でした。知識や、経験では本当に差があると感じたが、コミュニケーション能力、行動に起こすことに関しては大学や環境は関係ないと感じることができました。それは、今後活動していく上での自信に繋がる経験になりました。
また改めて感じたのが、「参加する」ということに意味があるということです。自ら一歩踏み出さなければ新しい世界は見えてこないと思います。それを地元の学生に伝えていきたいと考えています。そのために、まずは私が一歩踏み出そうとしているところです。ここで終わったらただのキャンプで終わってしまうので、行動に起こしていきたいです。


「BIZ CAMP」とは
日本全国から広く参加学生を募り、地域社会にとって本当に解決する必要のある課題を見極め、“ITビジネスを掛け合わせた、継続性・実現性の高い地域活性化の手法”を、ビジネスプランとして提案していただくものです。さらに提案してもらったプランは、実際に地元の自治体、そして学生の挑戦に投資する意欲の高い企業が審査し、新規事業化やプロジェクト発足など、その後の実現のサポートもしていきます。このビジネスコンテストを通じ、学生にとっては、同世代の優秀な学生や社会人との深い絆、そして挑戦の機会を、企業にとっては、学生との深い相互理解を、そして地域社会には、若い力から起こす新しい変革を提供していきます。

昨年度の実施内容

ワークショップ

8月24日~27日に津軽伝承工芸館(黒石市)において、大学生16人が参加して開催。
3泊4日の日程で、こけしの絵付けやシャワートレッキング等の体験から、青森県の魅力を再発見し、グループ毎に地域資源を活用したビジネスプランを考案しました。

プラン1 「“青森県がお前を殺る”ツアー」
プラン2 「津軽写真恋路」
プラン3 「アオモリクエスト~よし、行くぞ!青森ゆかりの人を訪ねて~」

  • ワークショップ写真
    自己紹介から真剣勝負!
  • ワークショップ写真
    あれあれ勝手にリングが上がっていく!!
    (アイスブレイクの一コマ)
  • ワークショップ写真
    こけし女子?
    (津軽こけし絵付け体験の様子)
  • ワークショップ写真
    赤い頭のスペシャルゲスト
    (交流会の様子)
  • ワークショップ写真
    青森の自然を満喫
    (シャワートレッキングの様子)

ビジネスプランの実践

平成27年8月に3泊4日で開催した「考動プロジェクト」のワークショップ合宿で、大学生が考案したビジネスプランを、地元企業のご協力によりモデルツアーとして2月20日から1泊2日の日程で実施しました。

短命県を逆手に取り、青森の美味しい「食」と美味しい「お酒」の他、「豪雪」と誇り高き「津軽人」の生活を堪能出来る「短命県体験ツアー」は全国的にも話題となり、全国放送のテレビ番組や週刊誌など各種メディアでも紹介されましました。

ツアーには東京や宮城県等から計10名が参加し、「郷土愛が前面に出た内容だった」「大学生が作ったというのが一番の魅力」という感想が寄せられ、実施した大学生の大きな自信になりました。

  • 短命県体験ツアーチラシ
    チラシ
  • 短命県返上ツアーFacebook
    Facebookでツアーに関する情報を発信
  • ツアーでは大学生がおもてなし
    大学生が自主的におもてなしの仕方を考えました

20代を変える「生き方ナビ」事業のその他の取組

青森県は全国でも早いスピードで人口減少が進んでおり、地域活力の低下や各分野の担い手不足などが懸念されています。
「生き方ナビ」事業は、県外への転出者数が最も多い20代の皆さんが、青森県での生活に優位性を見いだせるように、トークショーやワークショップの開催や、大学生と社会人の交流の場づくり等様々な取組を行っています

詳しい情報は、以下のボタンをクリックしてください。

  • 大学生と気づきのボタン
  • 大学生とワークのボタン
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この記事についてのお問い合わせ

企画政策部 企画調整課 総合政策推進グループ
20代を変える「生き方ナビ」事業担当
電話:017-734-9129  FAX:017-734-8029

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