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レジオネラ菌

 レジオネラ菌は土壌や河川、湖沼などの自然環境に普通にいる細菌です。しかし、細菌はレジオネラ菌による肺炎で死亡する事件が報告されています。

 レジオネラ菌症には肺炎型とポンティアック熱型の2種類に分けられています。症状として、肺炎型は高熱、呼吸困難、筋肉痛、吐き気、下痢、意識障害が起き、急激に重症になり、死亡する例もあります。
 また、ポンティアック熱型の症状は発熱、悪寒、筋肉痛で、一般的に軽症で、多くの場合数日間で回復します。

感染源

 通常、レジオネラ肺炎はレジオネラ菌を含んだ直径5マイクロメートル以下の微小な水滴(エアロゾル)を吸い込むことによっておこる病気です。レジオネラ肺炎の感染源として、クーラーの冷却水や、温泉、循環型浴槽などが報告されています。

予防法

家庭において、注意すべきところは

  • こまめに浴槽を洗い、壁面の“ぬめり”(レジオネラ菌がいることがあります)が発生しないように注意しましょう。
  • 空気取り入れ口から土埃と一緒にレジオネラ菌が入らないように注意しましょう。
  • 循環式浴槽を使用しているところは、浴槽水をできるだけ打たせ湯やシャワーに使用しないようにしましょう。また、ろ過装置をこまめに消毒するようにしましょう。(消毒は塩素が有効です。塩素剤による浴槽水の消毒を行う場合は、遊離残留塩素濃度0.2~0.mg/Lを1日2時間以上保ちましょう)
    *遊離残留塩素濃度0.2~0.4mg/Lは家庭用塩素系漂白剤(塩素濃度5~6%)では水100Lで4~8mlの割合です。

入浴施設においては、徹底した衛生管理を行いましょう

  • 消毒・喚水・清掃の管理記録をつけましょう。
  • レジオネラ菌の消毒には塩素が有効です。塩素消毒ができない場合は、オゾンや紫外線などで消毒しましょう。この場合、温泉の泉質に影響を与えない範囲で、塩素毒を併用することが好ましいです。

     最近、入浴施設において、レジオネラ菌手段感染が発生し、適切な衛生管理をしていなかったということで告訴される事例もあります。十分に注意してください。

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この記事についてのお問い合わせ

上北地域県民局地域健康福祉部保健総室(上十三保健所)
電話:0176-23-4261  FAX:0176-23-4246

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