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更新日付:2016年8月26日 自然保護課

生物多様性について

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生物多様性とは

 青森県は、県土の中央に陸奥湾を抱き、三方を太平洋、日本海、津軽海峡に囲まれ、八甲田山や白神山地にはブナの天然林が、津軽・下北の両半島にはヒバの天然林が広がっています。豊かな森から流れ出る清らかな水は、田畑を潤し、海へと注ぎ、様々な生き物たちの命を育んでいます。
 生物多様性とは、生き物たちの豊かな個性とつながりのことです。
 生物多様性条約では、生物多様性を「すべての生物の間に違いがあること」と定義し、次の3つのレベルでの多様性があるとしています。

生態系の多様性
森林、里地里山、河川、湿地、干潟、サンゴ礁などいろいろなタイプの自然があります。
種の多様性
動植物から細菌などの微生物にいたるまで、いろいろな生き物がいます。
遺伝子の多様性
同じ種でも異なる遺伝子を持つことにより、形や模様、生態などに多様な個性があります。

生物多様性がもたらす恵み

 私たちの暮らしは、生物多様性がもたらす恵み(生態系サービス)の上に成り立っています。私たちが日々あたりまえと思っている事柄の多くは、生物多様性がもたらす恵みと深く関連しています。

1 生命の存立基盤(基盤サービス)
 私たちの呼吸に必要な酸素は、数十億年の間に植物の光合成により生みだされてきたものです。雲の生成や雨による水の循環、それに伴う気温・湿度の調節も、森林・湿原が水を蓄える働きなどが関係しています。豊かな土壌は、動物の死骸(しがい)や植物が分解されて形成され、窒素・リンなどの栄養分が森から河川、そして海までつながり、豊かな生態系をはぐくんでいます。生物多様性は、地球上のすべての生命の根源となっています。
2 有用性の源泉(供給サービス)
 私たちの生活は、食べもの、木材、繊維、医療品など、様々な生物を利用することで成り立っています。農作物は、害虫やそれらを食べる鳥、受粉を助ける昆虫、土壌中の微生物などのつながりの中で育ちます。水産物もプランクトンや海藻・貝・魚などがつながりあう海の生態系の恵みです。
3 豊かな文化の根源(文化的サービス)
 各地域には、地域固有の生物多様性とも深く関連した様々な知識や技術、豊かな感性や美意識が培われています。例えば、全国地域には、漬け物、味噌、しょうゆ、日本酒など、地域の微生物と食材が織りなす地域固有の食文化があります。
4 安全・安心の基礎(調整サービス)
 豊かな森林は、山地災害の防止や土壌の流出防止、安全な飲み水の確保につながります。海岸沿いに森林があった地域では、津波の被害が小さかった例も報告されています。また、農薬や化学肥料を使いすぎないことは、生態系の健全性を高めることを通じて、土壌微生物の活動を活発にし、天敵による害虫防除の機能を発揮します。
図1

危機に瀕する生物多様性

 私たち人間も地球という大きな生態系の一員であり、地球によって生かされていますが、世界各地で生態系を破壊し、たくさんの生き物たちを危機的状況に陥らせています。
 今、地球上の生き物は、人為的な要因により、これまで経験したことがないような速いスピードで絶滅しています。私たちは、生物多様性の重要性をあらためて認識し、緊急にそして効果的な行動を起こさなければなりません。

青森県生物多様性戦略

生物多様性戦略
 生物多様性の現状や課題は、地域ごとに異なっています。本県の地域ごとの特性や社会状況の変化を踏まえた上で、これらを取り巻く課題を整理し、県民、事業者、行政などが一体となって、生物多様性の保全及び持続可能な利用を推進していくため、平成26年3月に生物多様性地域戦略を策定しました。

→「青森県生物多様性戦略」を策定しました ページへ

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自然保護課 自然環境グループ
電話:017-734-9257 FAX:017-734-8072

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