ホーム > 組織でさがす > 環境エネルギー部 > 資源循環推進課 > さかなクンをお招きし「もったいない・あおもり県民運動10周年記念大会」を開催しました!
関連分野
- くらし
- しごと
- 環境・エコ
更新日付:2018年1月16日 資源循環推進課
さかなクンをお招きし「もったいない・あおもり県民運動10周年記念大会」を開催しました!
大会の趣旨

これらの課題解決に向け、「もったいない」を合い言葉に3Rや省エネなどに県民総参加で取り組む「もったいない・あおもり県民運動」が10周年を迎えました。
そこで、今一度、地球とあおもりの未来のために私たち一人ひとりができることを考え、「もったいない」を再認識するため、記念大会を開催しました。
お陰様で、定員の350名を越えるたくさんの県民の皆様から参加申込をいただき、会場は満員での開催となりました。ご参加いただいた皆様、大変ありがとうございました。
大会プログラム
司会 上明戸華恵
- 13時30分 開会あいさつ 青森県知事 三村申吾
-
13時35分 表彰式
○青森県循環型社会形成推進功労者等表彰
○もったいない・あおもり賞
○スマートムーブ通勤アワード
○3Rでごみを減らそう!標語コンテスト
- 14時15分 活動報告~もったいない・あおもり県民運動10年のあゆみスライドショー~
-
14時30分 さかなクン記念講演 「海から考える環境のおはなし」
(国立大学法人東京海洋大学名誉博士/客員准教授)
- 15時30分 “もったいない”を未来へつなぐメッセージ
開会あいさつ

表彰式
青森県循環型社会形成推進功労者等表彰
受賞者の皆さんとその功績をご紹介します。
※過去の受賞者はこちらをクリックしてください。

福士憲一 様 (階上町) (八戸工業大学副学長)
県の環境審議会や環境影響評価審査会の会長を務めるなど、専門的知見から多年にわたり本県の環境行政の推進に貢献されました。

青森市立浪打小学校父母と教師の会 様 (青森市)
平成14年から、学校と地域が連携して資源回収運動を継続し、ごみの減量化・資源化の取組により地域の環境保全に貢献されました。

青森県エコ・リサイクル事業協同組合 様 (弘前市)
弘前地区の廃棄物行政に密接に関わり、「オフィス町内会」をはじめとする様々な古紙リサイクル活動などを通じて、循環型社会の形成に貢献されました。

株式会社ユニバース 様 (八戸市)
レジ袋有料化の収益金による資源ごみ回収ステーション設置への寄付活動や、店舗から排出される食品残さの食品リサイクル・ループの取組などにより、循環型社会形成の推進に貢献されました。

岡田寛紀 様 (六戸町)
(株式会社みどり代表取締役/一般社団法人青森県産業廃棄物協会理事)
多年にわたり、産業廃棄物処理業に精励するとともに、(一社)青森県産業廃棄物協会の役員として適正処理の推進などに尽力されました。

佐々木 剛 様 (平内町)
(有限会社平和技研代表取締役/青森県環境整備事業協同組合専務理事)
多年にわたり、し尿収集運搬、浄化槽保守点検清掃事業に精励するとともに、青森県環境整備事業協同組合の役員として組合事業の発展向上などに尽力されました。
もったいない・あおもり賞
受賞者の皆さんとその取組をご紹介します。
※過去の受賞者はこちらをクリックしてください。

大平洋金属株式会社 様 (八戸市)
生産工程における省エネ化・副産物等の再資源化等環境対策を積極的に進め、県内市町村で発生する廃棄物のリサイクルや近隣の複数社相互で廃棄物を資源として有効活用するなど、地域のゼロエミッションに貢献されています。また、地域の清掃活動や八戸工場大学アートプロジェクトにおける環境対策のPR等に取り組まれました。

田中建設株式会社 様 (十和田市)
ISO14001の取得のほか、独自のポスター作成による省エネ・省資源化の推進や不要になった自転車の業務用等への再利用など、工夫を凝らした取組により、社内の環境活動に努めています。また、地域の道路の清掃活動や桜の木の剪定作業のほか、植林活動の支援に取り組まれました。

株式会社白川建設 様 (中泊町)
青森県ふるさとの水辺サポーターの認定を受け、毎年、尾別川河川敷の草刈りや地域の学校等に対する環境教育に取り組まれています。また、もみ殻を原料とした環境保全型商品の開発・販売促進のほか、エコアクション21を取得するなど、環境活動に努めました。

株式会社中幸建設 様 (黒石市)
工事現場での太陽光発電による安全機器の利用や電気自動車の導入等により、環境負荷軽減対策に取り組まれています。また、KES(環境マネジメントシステム)の取得やオフィス町内会への加入により、社内の環境活動に努めているほか、社会貢献として、年3回、周辺地域のごみ拾いボランティア活動にも取り組まれました。

損害保険ジャパン日本興亜株式会社青森支店 様 (青森市)
ISO14001の取得、従業員への環境教育等の実施により、社内の環境の改善に努めています。また、日本NPOセンターと共同で地域の環境づくりを支援する「SAVE JAPAN」プロジェクトを実施し、県内では、津軽ダム湖畔で自然体験活動を行う県内NPOの支援に取り組まれました。

平川おもちゃ病院 様 (平川市)
県内5番目のおもちゃ病院として開院し、おもちゃ修理等の活動を行っています。月1回の定期開院のほか、各イベントに積極的に出向き、おもちゃの修理等を通じて、ものを大切にする意識や、科学する心の養成に取り組まれました。

むつ市立近川中学校 様 (むつ市)
地域の小学校、養護学校及び地域老人会・婦人会等と共同で地域の海浜の清掃に取り組まれています。また、生徒に自然環境の現状や問題点を気づかせ、自然環境への意識の高揚を図るため、近年減少している「ナミノコガイ」の観察飼育に取り組まれました。

むつ・下北地区レクリエーション協会 様 (むつ市)
子どもから高齢者、障害者へのレクリエーション活動を通じて、地域の健康維持増進、コミュニケーションづくりを実践されています。これらの活動において、エコ・クラフト活動を取り入れ、ペットボトル、紙パック等を活用したオリジナルのクラフトの作成等を通じた環境教育活動に取り組まれました。

横浜町立横浜中学校 様 (横浜町)
平成17年度から、地域の環境への関心を高め、資源を大切にする態度を養うことを目的に廃品回収活動に取り組まれています。今年度は従来の廃品回収活動に加え、町の一大イベントである「菜の花フェスティバル」において、ゴミの回収活動やトイレの清掃作業等のボランティア活動に取り組まれました。

新郷村立新郷中学校 様 (新郷村)
地域の環境の現状を把握し環境保全につなげるために、五戸川の水質調査、水生生物調査、清掃活動に取り組まれています。毎年テーマを変えて行っている水質改善に向けた理科研究として、来年度、ホタル再生に向けた取組を行うに当たり、「カワニナ」の調査に取り組まれました。
スマートムーブ通勤アワード
受賞者の皆さんと、その取組をご紹介します。

社員に対するスマートムーブ通勤の呼びかけの文書や、取組結果を簡単に記録できる独自の報告シートの作成など、スマートムーブ通勤月間における社内体制の構築や取り組みやすい工夫により、多くの社員が参加されました。

事前に普段のエコドライブ度合を社員が確認・報告するようにしたほか、近距離の場合は自転車や徒歩、遠距離の場合はバスや電車、エコドライブ、飲み会等の時は公共交通機関等での通勤を推奨するなど、積極的な取組が行われました。

会議やミーティングでキャンペーンの周知を図り、通勤時だけでなく勤務時のエコドライブも呼びかけたほか、帰宅時に社員に見てもらえるよう社員通用口に独自の掲示物を貼るなど、社員が実践しやすい環境づくりによる取組が行われました。
3Rでごみを減らそう!標語コンテスト
受賞者の皆さんと、その作品をご紹介します。

室谷桜花(むろやさくら)さん (弘前大学教育学部附属小学校2年)
「みなおそう ごみのだしかた へらしかた」

行天夢羽(ぎょうてんゆめは)さん (三沢市立木崎野小学校3年)
「ごみの山 分べつすれば たからの山」

金光梨愛(かねみつりおん)さん (青森市立篠田小学校1年)
「もういちど いのちをあげよう リサイクル」

工藤麗奈(くどうれな)さん (青森市立浪岡南小学校4年)
「ゴミ箱も 分別すれば たから箱」

古市とわ子(ふるいちとわこ)さん (八戸市立南郷小学校5年)
「『もったいない』 思うだけでは 変わらない」

中井結衣子(なかいゆいこ)さん (弘前大学教育学部附属小学校2年)
「ざつがみさん だい二の人生 たのしんで」

川村樹(かわむらいつき)さん (六戸町立大曲小学校5年)
「好ききらい なくしてゴミも ダイエット」

世永悠翔(よながゆうと)さん (鰺ヶ沢町立西海小学校4年)
「ぼくたちで ゴミを資源に 変えようね」

殿村優斗(とのむらまさと)さん (南部町立福田小学校6年)
「分別は リサイクルへの 第一歩」

國分せいら(こくぶんせいら)さん (青森市立浦町小学校3年)
「ゴミじゃない みがけば未来の たねになる」
活動報告~もったいない・あおもり県民運動10年のあゆみスライドショー~
これまでの「もったいない・あおもり県民運動」10年のあゆみについて、平成20年9月の県民運動の立ち上げから展開、県の取組や成果などをスライドショーで振り返りました。
もったいない・あおもり県民運動10年のあゆみ
今から10年前、平成20年当時、本県は、ごみ排出量、リサイクル率の低迷が課題となっていました。
このような状況から脱するため、平成20年9月、「もったいない」の精神で、ごみの減量やリサイクルに取り組む「もったいない・あおもり県民運動」を立ち上げ、23年度までに、リサイクル率を25%、1人1日当たりのごみ排出量を1,000gとする目標を掲げました。このときに誕生したPRキャラクターがエッコーです。
その後、県では、地球温暖化対策と3Rを推進する2つの新しい計画を策定し、それぞれ目標を掲げました。
これを受け、これまでの3Rの取組に、温暖化対策も加え、新たな県民運動として展開していくこととしました。エッコーもリニューアルです!県民運動として、県では、様々な取組を行ってきました。
まず最初に、レジ袋削減のための取組をスタートさせ、現在、61事業者との協定締結により、レジ袋の無料配布の中止にご協力をいただいています。これまで、8億枚以上のレジ袋が削減されました。このレジ袋を積み重ねると、岩木山を15個重ねた高さになります。
また、事業所から古紙を効率的に回収するオフィス町内会の設立を進め、4つの町内会で年間1,008トンの古紙が回収されています。また、家庭から古紙を回収するため、スーパーや町内会などに、エコステーションの設置を進め、現在52箇所で、年間562トンの古紙が回収されています。さらに、古紙や衣類をいつでも無料で受け入れる古紙リサイクルセンターの設置も進め、14箇所のセンターで、年間585トンの古紙が回収されています。
一方、温暖化対策では、事業者向けに専門家による省エネ診断を実施し、これまで、160事業所が受診しました。また、自動車からのCO2を抑制するため、エコドライブの推進や、県下一斉ノーマイカーデーを実施し、毎年延べ160前後の事業所にご参加いただきました。今年度からはエコで賢い移動、スマートムーブを推進しています。24年度には、あおもりECOにこオフィス・ショップ認定制度を創設し、現在、1,078の事業所が認定されています。
そして、新・もったいない・あおもり県民運動の柱となるあおもりエコの環(わ)スマイルプロジェクトがスタート。エコ活動に取り組む県民、事業者、学校・団体がメリットを享受し合い、地域全体にエコを広げようというプロジェクトです。キャッチフレーズは、「エコなあなたをえこひいき」。
エコに取り組む県民の皆さんが参加登録するとモッテコーカードが送付され、協力店で割引などお店に応じたサービスが受けられます。協力店ももちろんECOにこショップ、エコなお店がエコな県民をえこひいきしてくれるというわけです。一方、学校・団体は、協賛企業からの支援により活動資金の助成を受けることができます。エコな企業がエコな学校・団体をえこひいきしてくれるというわけです。これまでに、24団体が助成を受けました。プロジェクトへの参加数は年々拡大しています。
また、もったいない・あおもり賞の表彰制度も創設。このほか、県内各地のイベントでのエコキャラバンや家庭での節電チャレンジも実施。現在、冬のコツコツ削減チャレンジを実施中です。
27年度からは、ごみ減量・リサイクルのさらなる推進に向けて、紙ごみのリサイクル強化キャンペーンに乗り出しました。その一つが、「小学生雑紙回収チャレンジ」です。今年度は、県内全ての小学校が参加し、夏休み中に24トンの雑紙が回収されました。
また、生ごみ減量に向けた取組も始めました。食材は使い切る、料理は食べきる、生ごみは水気をきる、の3つのきるの実践を呼びかけています。
このように、様々な取組で10年を歩んできたもったいない・あおもり県民運動。多くの皆様のご協力により、その成果は少しずつ、着実に表れてきています。直近のごみ排出量・リサイクル率は、前年度からの改善幅が全国を上回りました。また、温室効果ガス排出量は、26年度に前年度比で削減されました。
これらのさらなる改善をめざして、今後も古紙リサイクル、生ごみ減量をはじめとした3R推進の取組や県民・事業者の省エネ対策など引き続き、低炭素・循環型社会の青森県を目指していきます。
最後に、もったいない・あおもり県民運動は、県民の皆さんとともにこれからもこつこつと歩んでいきます。引き続き、ご理解・ご協力をよろしくお願いします。
さかなクン記念講演 「海から考える環境のおはなし」
メインイベント、さかなクンの記念講演では、さかなクンのパワフルトークや子どもたちとのやりとりなど、会場は終始笑いに包まれました。
そんな中、さかなクンからは、環境の大切さや環境を守るために、食べ物を大切にすることや物やエネルギーなどを大切に使うことなど、私たちが今日からできるメッセージが込められました。
“もったいない”を未来へつなぐメッセージ
プログラムの最後に、もったいない・あおもり県民運動10周年の節目に、今一度、‘もったいない’の心を再認識していただき、県民一丸となって3Rや温暖化対策に取り組む気運を盛り上げるため、「‘もったいない’を未来へつなぐメッセージ」を発信しました。
メッセージを読み上げてくれたのは、「3Rでごみを減らそう!標語コンテスト」の表彰を受けた小学生の皆さんです。
“もったいない”を未来へつなぐメッセージ
広大なブナの天然林に覆われた世界自然遺産白神山地。樹氷が神秘的な八甲田山や自然の力が生み出した十和田湖、奥入瀬渓流。豊饒の幸に恵まれた三方を囲む海。私たちは、この自然豊かなふるさと青森県が大好きです。
今、私たちは、大量のものに囲まれ、大量に消費しながら、便利で快適な暮らしを送っています。それと引き換えに、資源は枯渇し、地球温暖化が進むなどの環境問題が現実に起こっています。
どうか、気付いてください。この環境問題は、誰もが関わっている問題だということを。一人ひとりが真剣に向き合わなければならない問題だということを。
そして、「もったいない」の心をもって行動してください。ごみの出し方や減らし方を工夫すれば、ちょっと意識してエネルギーを大切に使えば、青森県の未来は変わります。
今、私たちが行動を起こし、「もったいない」の精神を次の世代へつないでいくことで、環境問題の進行を抑えることができると信じています。豊かな自然環境と、安全・安心な水や食料、エネルギーなどを未来へ引き継いでいくことができると信じています。
低炭素・循環型社会をきっと実現し、青森県の未来を輝かせましょう。
特別編~さかなクン、ありがとうギョざいました~
- 三村知事と一緒にパチリ!!
- 「3Rでごみを減らそう!
標語コンテスト」受賞者の
皆さんと一緒にパチリ!!
- 大間のまぐろちゃんは
環境生活部長室に
大切に飾っています!! - さかなクンとエッコーの
コーナーを作りました!!
主催
- この大会は、全国モーターボート競走施行者協議会からの拠出金を受けて実施しました。