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更新日付:2023年6月15日 県民活躍推進課

【令和4年度 命を大切にする心を育む地域との絆づくり応援事業】のモデル事例を紹介します

◇事業趣旨

 近年、思春期世代を中心に、家族や友人など他者とのつながりの希薄化(孤独感)、自己肯定感の低さ、地域活動への参加の低調という傾向が顕著であることから、家庭や学校のみならず、地域社会全体で子どもたちを育むための取組が求められています。
 青森県の未来を担う子どもたちの、他者と連携する喜びや明るく前向きに未来に進んでいく心、生きる力の基礎となる自己肯定感を育むため、子どもたちが地域社会の住民や団体とふれあい協働して取り組むモデル事業を実施するとともに、他地域へ波及することをねらいとしています。

1 特定非営利活動法人SEEDS NETWORK(弘前市)

 私たちが暮らす弘前市は、日本一のりんごの街です。りんごは身近な果実で、りんご畑は日常の風景です。そこで、りんごにまつわる仕事を体験する「キッズハローワークりんご篇」と題し、「りんご」を通して地域の人や特色を体感する取り組みを行いました。

 最初に、りんご農家の仕事を体験しました。津軽にりんごの木が初めて植えられたのは、今から140年ほど前、明治の初めの頃です。それまではりんごの木が一本もなかったと想像できるでしょうか。他には、りんご畑で使う道具を作る仕事やりんごを使った料理の仕事などを体験しながら、「りんご」は人と人をつないだり、互いに生かし合う関係を作る産業として地域の暮らしを支えていることを知る内容としました。

 こうした体験を通して、自分自身や目の前の誰かを大切にする心を育んでいきたいという思いがあります。子どもたちとスタッフ、地域の方が一緒に作業をしながら、何気ない会話を交わすことが気持ちを滑らかにしてくれるように感じています。また、共通の話題があることで、世代を問わず、その場にいる人同士がフラットな関係になれるということも感じられたらと思っています。
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    りんごの収穫体験です。
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    椅子をつくりました。よくできました。

2 青森大学ぬい撮り倶楽部(青森市)

 「ぬい撮り」とは?それは、観光名所、自然風景など様々なものを背景として「ぬいぐるみ」を撮影することです。また、その画像をSNS等で発信することでもあります。

 私たちは、ぬい撮りにより青森県の魅力を発信する活動に取り組んできました。その中で、「小学生の現地訪問型の郷土学習にぬい撮りを取り入れれば、学習効果の向上が見込めるし、大学生と小学生の異世代間交流にもなるのではないか。」と考え、これを実践しています。

 初めての実践は、外ヶ浜町学童教室の児童10名を対象として行いました。一緒に、世界文化遺産である大平山元遺跡を訪問し、解説を受けたのちにぬい撮りをし、この画像を活用して「ぬいぐるみたちが、大平山元遺跡についてわかったことを発表する。」という体裁のポスターを作成しました。

 これを含めて、これまでに、大平山元遺跡、青函トンネル記念館、むつ市の水源池公園などをフィールドとして5回の郷土学習事業を行いました。

 児童にとっては、大学生と交流しながら、楽しく郷土のことを学ぶ機会となることに加え、地元のボランティアガイドなどの地域の方々と交流する機会となっています。
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    撮影を頑張りました。
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    ポスターを作っています。
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    発表もしました。

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県民活躍推進課 青少年グループ
電話:017-734-9226  FAX:017-734-8050

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