ホーム > 組織でさがす > 環境エネルギー部 > 環境政策課 > 生ごみ減量・食品ロス削減に取り組みましょう

関連分野

更新日付:2023年9月27日 環境政策課

生ごみ減量・食品ロス削減に取り組みましょう

目 次

・我が国の食品ロス
・知っていますか?青森県の食品ロス
・生ごみ減量・食品ロス削減のポイント 3つの「きる」
・12月・1月は「もったいない!料理は食べきる強化月間」
・3010(さんまる・いちまる)運動
・もったいない・あおもり!『おいしい食べきり』三箇条
・「エコ料理レシピ集」を作成しました
・あおもり食べきり推進オフィス・ショップのご案内
・できるときは「てまえどり」を

我が国の食品ロス

 我が国では、食料自給率が低く、食料を海外からの輸入に大きく依存している中、まだ食べることのできる食品が、生産、製造、販売、消費等の各段階において日常的に廃棄され、大量の食品ロスが発生しています。
 国内の食品ロス量は、令和3年度で年間523万トンと推計され、前年度より1万トン増加しました。これを国民1人1日当たりでみると、茶碗約1杯分のご飯の量に相当する約114gがまだ食べられるのに捨てられていることになります。なお、事業系の食品ロス量は約279万トン、家庭系の食品ロス量は約244万トンとなっています。
 令和元年10月には、多様な主体が連携し、国民運動として食品ロスの削減を推進するため、「食品ロスの削減の推進に関する法律」が施行されました。また、令和2年3月には、同法に基づく基本方針が閣議決定されました。

食品ロスに関するホームページ
農林水産省
消費者庁
環境省
全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会

知っていますか?青森県の食品ロス

 県が令和元年度に行ったごみの組成調査によると、生ごみは家庭から出される可燃ごみの約3割を占めており 、その生ごみのうち、食べられるのに捨てられている食品、いわゆる「食品ロス」に相当する部分(未使用食品や食べ残し)は約4割という状況でした。
 生ごみの減量や食品ロスの削減により、本県のごみを減らしましょう!


 本県の食品ロス量はどれくらいでしょうか。令和元年度の組成調査で推計した生活系(家庭系)の食品ロス量は、2万9千トン、令和2年に実施した事業系食品ロス実態調査で推計した、事業系の食品ロス量は、5万6千トン、、計8万5千トンと推計されます(推計年度が異なるため、合計は参考値。また、いずれも推計値は調査の前年度を対象としています)。
 県民1人1日当たりでみると、生活系が、約62g、事業系では、約120gとなっており、合計は 約182gと、全国値を上回っています。この要因としては、本県の県民1人当たりの食品製造の事業所数が全国値の約1.6倍であるなど、食品関連事業所の立地が全国平均より多いことなどが考えられます。
 なお、発生要因を見ると、生活系は「食べ残し」、事業系は、食品製造業では「汚損・破損などによる規格外品」、食品卸売業と小売業では「消費・賞味期限切れ」、外食産業では「食べ残し」がもっとも多くなっています。

令和元年度組成調査報告書[4345KB]
令和元年度組成分析結果まとめエクセルファイル[60KB](前期・後期に分かれている報告書の結果をまとめた一覧表です)
令和2年度事業系食品ロス実態調査報告書PDFファイル[634KB]
同事業系食品ロス報告書巻末資料.PDFファイル[510KB]
同記入要領PDFファイル[123KB]
  • kanensosei
    生活系可燃ごみの組成割合(令和元年度)
  • namagomisosei
    左のうち、生ごみの組成割合(令和元年度)

生ごみ減量・食品ロス削減のポイント

3つの「きる」

 
 食べられるものを捨ててしまう、いわゆる「食品ロス」をはじめ生ごみを減らすためのポイントは 3つの「きる」にあります。
 県では、平成28~29年度に、3つの「きる」で生ごみを減らそうキャンペーンを実施しました。
 ライフスタイルを見直し、できることから取り組んでみませんか。

 やってみよう3つの「きる」!ポスター(大サイズ:A2)PDFファイル[686KB]

 3つの「きる」普及啓発リーフレットPDFファイル
  • 3kiru
    平成28年度作成ポスター
  • 3kiru
    令和3年度作成ポスター

1つめの「きる」 食材は使いきる

ekko
1 食材はムダなく使いましょう
・ 野菜などを切ったり、皮をむいたりするときは、できるだけ捨てる部分が少なくなるような一工夫をしてみましょう。
・ いたみやすい野菜などは、冷蔵して最後まで使いきりましょう。
・ 余ったものを冷凍保存する場合、ただ冷凍してしまうと冷凍焼けして結局捨てることになってしまいがちです。何をいつ、どのくらい冷凍したかわかるようにしておき、計画的に使い切るといいでしょう。

2 食材は必要な分だけ買いましょう
・ 普段から家族が食べられる適量を知り、買いすぎないようにしましょう。
・ 買い物前に冷蔵庫の中身などをチェックして、残っているもの、残りそうなものは買うのを控えましょう。また、定期的に冷蔵庫の中身をチェックして、消費期限が近い食材を使いきる日を作ってみましょう。
・ 買い物メニューを考えて、買い物メモを作ってから出かけると、不必要な買い物が控えられます。また、すぐ使う食材については、期限の近い物を買うことで、店舗での廃棄が減ることになり、地域全体のエコにもつながります。
・ メモを作らずに買い物に行ったら、まずは何も買わずにお店を一周してみましょう。その日のお買い得品などを使うメインの料理を決めたあとに買いはじめると、必要な食材を過不足なく買い回ることができます。

2つめの「きる」 作った料理は食べきる

manpukuekko
1 作った料理は残さずおいしく食べましょう
・ 作りすぎてしまわないよう、家族の予定や人数、それぞれの家族の適量に合わせて作りましょう。

2 作り置きができる料理は、毎日少しずつ食べて食べきりましょう
・ 残ってしまったら、冷凍保存したり、少しアレンジを加えて違う料理にしたり、食べきる工夫をしてみましょう。

3つめの「きる」 生ごみは水気をきる

mizukiri
 1 三角コーナーや水切りネットを使って生ごみの水気をきりましょう
・ 生ごみの重さのうち約8割は水分となっています。きちんと水気をしぼってからごみに出せば、ごみの重量を減らせるだけでなく、生ごみを燃やす際のエネルギーも節約することができます。
・ 余計な水分を含ませないように、生ごみには水がかからないようにしましょう。
・ 生ごみの水気を手を汚さずにしぼるための器具も売られていますが、ご家庭にある物を活用するやり方として、不要なペットボトルでも水気をきることができます。

2 さらに一工夫して生ごみを減らしましょう
・ 野菜くずや果物の皮は乾かしてからごみに出しましょう。新聞紙に載せて室外の風通しの良いところに置いておくと早く乾燥します。

12月・1月は「もったいない!料理は食べきる強化月間」

  • 12tabekiri
    令和4年度作成ポスター
  • zenkoku
    全国共同キャンペーン
 県では、家庭における食品ロスの削減を目的として「もったいない!料理は食べきる強化月間」を実施しています。
 12月から1月までの2か月間は、3010運動の実践や、適量注文でおいしく残さず料理を食べて、食品ロスを減らしましょう!

1 実施期間
毎年12月1日から翌年1月31日までの2か月間

2 主催
青森県、もったいない・あおもり県民運動推進会議

もったいない!料理は食べきる強化月間リーフレット

 また、県では外食やテイクアウト時の食品ロスを減らすため、「やってみよう、食べきり注文!」をキャッチフレーズに、意識啓発のためにポスターを作成しました。外食、テイクアウト時には、「これなら食べきれそうだ。」と思う適量を注文する「食べきり注文」をしてみましょう。

やってみよう、「食べきり注文」!ポスター(大サイズ:A2)PDFファイル[747KB]

 青森県が参加している「全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会」でも、「おいしく残さず食べきろう!」をキャッチフレーズに、外食時等の「おいしい食べきり」全国共同キャンペーンを実施しています。
 外食時には、適量注文でおいしく食べきる、食べきれない料理はお店に確認して自己責任で持ち帰る、また、テイクアウト時には、おいしく食べきれる量を注文することを意識して、おいしく残さず食べきりましょう。

全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会のホームページはこちら

3010(さんまる・いちまる)運動

  • 3kiru
    3010運動
  • 12tabekiri
    令和5年度作成
 3010(さんまる・いちまる)運動とは、長野県松本市で始まった、会食、宴会等の乾杯後の30分とお開きの10分は自分の席に座り、おいしく料理を食べることで、食品ロスの削減を図るための運動です。
 
 これから宴会を行う場合には、宴会時の食べ残しを減らすため、料理を作ってくれた方への感謝を込めて是非、3010運動に取り組みましょう!

 1 注文の際には、適量を注文するようにしましょう。
 2 幹事の方は、宴会の始めに3010運動の実践の呼びかけを行いましょう。
 3 乾杯後30分は、席を離れず食事を楽しみましょう。
 4 お開きの10分は、自分の席に戻って食事を楽しみましょう。
 
 なお、3010運動とは、無理のない範囲でおいしく食べきることを目的としていますので、無理して料理を食べきる必要はありません。
 
 また、乾杯後の30分とお開きの10分は、目安の時間としていただき、幹事の方はその場の料理の食べ残し状況に応じて、適宜、自席で料理を食べるよう呼びかけてください。

 3010運動リーフレットPDFファイル[2556KB]
 

もったいない・あおもり!『おいしい食べきり』三箇条

ロックバンド「ゴミヘルズ」が考案した≪もったいない・あおもり!『おいしい食べきり』三箇条≫をご紹介します。

3010運動と合わせて、三箇条を実践し、宴会時の料理は楽しく、おいしく残さず食べきりましょう!
panhuretto
【其の一】
 料理は『味わう』べし
 参加者の好みや食べきれる量をチェックしてメニューを選び、乾杯後の30分間は、できたての料理をおいしく味わうべし。
panhuretto
【其のニ】
 宴会は『楽しむ』べし
 互いにコミュニケーションを深めて楽しむべし。
 時に、料理を味わうことも忘れるべからず。
panhuretto
【其の三】
 料理は『食べきる』べし
 お開き前の10分間は、みんなで「おいしく残さず食べきろう!」を呼びかけ合い、もう一度料理を楽しみながら食べきるべし。

外食時やテイクアウト時には、『おいしく残さず食べきろう!』を合言葉に、みんなで食品ロスを削減し、生ごみ減量に取り組みましょう!

食材を無駄なく使いきり、料理をリメイクして食べきる工夫などがされた、
「エコ料理レシピ集」を作成しました

ecorecipe
 県では、平成26年度に、ご家庭で手軽に「エコ料理」に取り組んでもらえるよう、食材を無駄なく使いきり、料理をリメイクして食べきる工夫などがされた、「エコ料理レシピ集」を作成しました。
 野菜のヘタや皮、切れ端など、普段捨てている部分から「だし」を作る「ベジブロス」の紹介や、家庭から出る生ごみや食品ロスを減らすためのヒントも掲載しています。
 詳しくは、「エコ料理レシピ集」のページをご覧ください。
 
 また、平成27年度には、エコ料理講習会を県内6地区で開催しました。
 その模様を県庁なうSP「エコ料理講習会」のページから見ることができますので、ぜひご覧ください。

あおもり食べきり推進オフィス・ショップのご案内

panhuretto
県では、食品ロス削減に積極的に取り組む事業者を「あおもり食べきり推進オフィス・ショップ」として認定しています。
認定要件は、次の4つのうち、1つ以上の取組を実施している事業者です。

1.食品ロス削減に向けた普及啓発
(県が配布するポスター等の掲示、大・中・小メニューの設定、宴会時の食べきりの呼びかけなど)
2.食品ロス削減に向けた工夫
(ばら売りや少量パック販売、賞味・消費期限の近い商品の値引き販売、小盛り・ハーフサイズメニューの設定、食材の使いきりなど)
3.食品廃棄物のリサイクル
(店舗や社員食堂等から発生する食品廃棄物の堆肥化等のリサイクルなど)
4.その他食品ロス削減につながる取組
(食べ残しの持ち帰り対応、ホームページ等での取組の紹介、フードバンクへの食料提供など)



認定を受けると、

●県から認定証及び認定ステッカーを交付します。
● 県のHP等を通じて、県民に取組をPRします。


皆さんも、積極的に食べきり推進の店を利用しましょう!

事業者の皆様へ→認定を受けるための認定要件
県民の皆様へ→登録店舗の一覧
「もったいない・あおもりエコ事業所・エコショップ」認定制度のご案内のページをご覧ください。

できるときは「てまえどり」

  • temaedori_0401
    エッコーからのおたより
  • namagomisosei
    キャンペーン用チラシ
  • namagomisosei
    てまえどりポスター
「てまえどり」は、買い物のとき、陳列棚の手前にある消費期限や賞味期限の近い商品を、食べるタイミングを考えて、すすんで購入する取組です。
青森県の調査では、食品小売業から発生する食品ロスのうち約95%が消費・賞味期限切れによるものです。
食べるタイミングを考えて、できるときは「てまえどり」に御協力くださるようお願いします。

令和5年10月1日~31日に、「やってみよう、てまえどり!キャンペーン」を実施しました。
令和5年度「やってみよう、てまえどり!キャンペーン」サイト

【参考】
令和4年度「やってみよう、てまえどり!キャンペーン」サイト

「てまえどり」普及のためのチラシ等を作成しましたので、留意事項をお読みになり、ご活用ください。

<留意事項>
○小サイズの「青森県× 」の空白の部分は、てまえどりの普及に賛同される市町村・事業者等の名前を追加してご利用ください。

○次の場合は使用をご遠慮ください。
・チラシ、ポスターのデザインを改変して使用する場合
・食品ロス削減についての正しい理解の妨げとなるような使用となる場合
・法令や公序良俗に反するような方法で使用する場合
・不当利益をあげることを目的とするような使用となる場合
・その他県が不適切と判断する場合


<チラシ>
てまえどり・エッコーからのおたより(大サイズ:A4) PDFファイル[687KB]
てまえどり・エッコーからのおたより(小サイズ:A4(A6サイズ×4枚分))PDFファイル[439KB]
てまえどり・キャンペーン用チラシ(大サイズ:A4)PDFファイル[1443KB]
<ポスター>
てまえどりポスター(大サイズ:A2)PDFファイル[910KB]

関連ページ

この記事についてのお問い合わせ

環境政策課 循環型社会推進グループ
電話:017-734-9249  FAX:017-734-8065

この記事をシェアする

  • facebookでシェアする
  • twitterでシェアする
  • LINEでシェアする

フォローする

  • facebookでフォローする
  • twitterでフォローする