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更新日付:2008年6月25日 環境保全課

北海道新幹線(新青森・札幌間)環境影響評価準備書(青森県)についての意見の概要

審査会意見

 交通騒音
(1) 資材等運搬車輛の運行に伴う交通騒音の環境保全措置として運行ルートの分散を行うとしているが、一般国道280号内真部~蓬田バイパスの供用を踏まえたルートとし、新たに生じるおそれのある粉じん、騒音及び振動について予測・評価を行い、その結果を環境影響評価書において明らかにすること。 
(2) 工事の実施に当たっては、県、関係市町村、関係機関等で構成する協議機関を設けるなど、道路交通騒音等による影響を受ける地域の住民の意見に配慮すること。

知事意見

  • 計画路線
    計画路線を本路線位置とした経緯及び地区別の学校等への支障や環境への配慮事項を環境影響評価書(以下「評価書」という。)においてより明確に示すこと。
  • 交通騒音
    (1)資材等運搬車両の運行に伴う交通騒音の環境保全措置として運行ルートの分散を行うとしているが、一般国道280号内真部~蓬田バイパスの供用を踏まえたルートとし、新たに生じるおそれのある粉じん、騒音及び振動について予測・評価を行い、その結果を評価書において明らかにすること。
    (2)工事の実施に当たっては、県、関係市町村、関係機関等で構成する協議機関を設けるなど、道路交通騒音等による影響を受ける地域の住民の意見に配慮すること。
  • 微気圧波
    微気圧波について、緩衝工設置事例の引用により定性的に予測し、今後のシミュレーションにより緩衝工を設置すべきトンネルを特定するとしているが、検証のための調査について検討し、その結果を評価書において明らかにすること。
  • 日照阻害
    青森市油川・羽白地区の日照阻害の影響に対して嵩上式により桁下空間を確保するとしているが、その効果を評価書において明らかにすること。
     また、これ以外の環境保全対策について検討し、その結果も明らかにすること。
  • 動 物
    猛禽類の営巣が確認された場合等重要種へ影響を及ぼすおそれがある場合は、専門家の意見を聴いた上で、環境保全措置及びモニタリングについて検討すること。
    なお、生息地の消失・縮小等の影響があるとしているモリアオガエルについては、専門家の意見を聴いた上で、卵の移植等の保全対策及びモニタリングの実施について検討し、その結果を評価書において明らかにすること。
  • 植 物
    工事着手前に重要な種の調査を実施するとしているが、その際は専門家の意見を聴き、移植による代償措置を講ずる場合は移植後のモニタリングを実施すること。
  • その他
    (1)津軽海峡線と共用する予定の一部区間に開床式高架橋が採用されているが、軌道中心から約500mに住宅が存在し、鉄道騒音の影響が及ぶおそれのあることから、この地点における鉄道騒音の調査について検討し、その結果を評価書において明らかにすること。
    (2)鉄道振動や地下水の水質及び水位の予測において、地質の状況を前提条件としていることから、予測に必要なボーリング調査結果等の資料を明らかにすること。
    (3)雪害対策において融雪処理水や散水消雪処理水を公共用水域へ放流する場合は、所要の環境影響評価を行った上で、必要な水質汚濁防止対策を講じること。
    (4)北海道新幹線の供用開始までに相当な期間を要し、沿線の宅地開発等により土地利用等の変化が認められ環境影響評価の見直しが必要な場合は、所要の環境影響評価を実施すること。

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環境保全課 水・大気環境グループ
電話:017-734-9242  FAX:017-734-8081

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