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更新日付:2017年8月25日 環境保全課

(仮称)鹿角・田子風力発電構想計画段階環境配慮書に対する意見の概要

計画段階配慮書

審査会意見

  • 事業実施想定区域周辺においては、他事業者による既存及び計画中の風力発電事業が存在していることから、これらの事業との累積的な環境影響が想定される環境影響評価項目については、環境影響評価方法書において、調査、予測及び評価の項目として選定すること。
  • 事業実施想定区域及びその周辺は主に森林地域となっているため、変電設備の設置場所やその規模及び送電線の敷設経路については、森林管理者等と連携することにより、土地の改変が極力少なくなるように事業を計画すること。
  • 本県側事業実施想定区域には水源涵養保安林や「奥羽山脈緑の回廊」が存在している。風力発電設備等の設置に伴う自然度の高い森林の伐採や大規模な土地の改変により、保安林の機能低下や緑の回廊の分断を招くことがないように事業を計画すること。
  • 本県側事業実施想定区域及びその周辺における主要な道路のうち、県道21号は道路の幅員が狭いため、工事関係車両の通行に伴う交通障害が生じないように事業を計画すること。

知事意見

  • 本県側事業実施想定区域内には、自然度の高いヨシクラスやチシマザサ-ブナ群団が存在している。工事の実施によりこれらの植生に重大な影響を及ぼすおそれがあることから、風力発電設備等の配置の検討に当たっては、これらの植生の保全に十分配慮すること。
  • 本県側事業実施想定区域には水源涵養保安林や「奥羽山脈緑の回廊」が存在している。風力発電設備等の設置に伴う自然度の高い森林の伐採や大規模な土地の改変により、保安林の機能低下や緑の回廊の分断を招くことがないように事業を計画すること。
  • 事業実施想定区域北側に位置する十和田湖及びその周辺は、国がインバウンド対策として実施している十和田八幡平国立公園満喫プロジェクトの重点取組地域となっている。十和田八幡平国立公園では、世界水準の「ナショナルパーク」としてのブランド化を図るため、外国人観光客にとって魅力的な景観改善を集中的に進めることとしていることから、風力発電設備の配置等の検討に当たっては、十和田湖周辺の主要な眺望点からの眺望景観に十分配慮すること。
  • 事業実施想定区域及びその周辺は主に森林地域となっているため、変電設備の設置場所やその規模及び送電線の敷設経路については、森林管理者等と連携することにより、土地の改変が極力少なくなるように事業を計画すること。
  • 本県側事業実施想定区域及びその周辺における主要な道路のうち、県道21号は道路の幅員が狭いため、工事関係車両の通行に伴う交通障害が生じないように事業を計画すること。
  • 事業実施想定区域周辺においては、他事業者による既存及び計画中の風力発電事業が存在していることから、これらの事業との累積的な環境影響が想定される環境影響評価項目については、環境影響評価方法書において、調査、予測及び評価の項目として選定すること。
  • 事業実施想定区域の表層地質は火山性であるため、掘削土が雨水と接することにより酸性水が発生し、周辺環境に影響を及ぼすおそれがあることから、地質に由来する酸性水の発生の有無について調査を行った上で、必要に応じて地形・地質(地質)を環境影響評価方法書において、調査、予測及び評価の項目として選定すること。
  • 水辺環境に生息・生育する動植物について、事業実施想定区域内には重要な種の生息・生育環境が存在するものの、水辺(河川等)は直接改変を行わないことから、影響はないものと予測するとしているが、本県側事業実施想定区域内には八甲沢などの河川があり、土地の改変に伴って土砂等が流入することにより、これらの重要な種の生息・生育環境に影響を及ぼすおそれがあることから、環境影響評価方法書において、調査、予測及び評価の対象とすること。

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環境保全課 水・大気環境グループ
電話:017-734-9242  FAX:017-734-8081

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