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医療・健康福祉関連ビジネスサロン ちょこっとコラムVol.53

更新日:2012年2月8日 新産業創造課

【フード・アクション・ニッポン・アワード2011】
青森県立保健大学 教授 藤田修三   
ご意見、ご感想はこちらまで s_fujita@auhw.ac.jp

  平成23年12月14日、東京でフード・アクション・ニッポン・アワード2011
のコンテスト授賞式が開催されまして、本学の「もち小麦の機能性研究から
需要拡大に寄与」が、プロダクト部門「優秀賞」を見事受賞しました。

  フード・アクション・ニッポンは、農林水産省の「食料自給率アップ」推進
事業で、保健医療福祉系の大学人としては、厚生労働省の「健康日本21」
とよく似た位置づけのものかと勝手に解釈しています。このアワードは「大
賞」1件、4部門に各「最優秀賞」1件、「優秀賞」10件で合計45件に賞が頂
けます。
今回は1,000件以上の応募があったそうです。

  同時に、弘前大学が、研究開発・新技術部門で同じく「優秀賞」を受賞さ
れました。ツルアラメの高付加価値化の研究です。今回は5大学が受賞しまし
たが、そのうち2大学が偶然か、当然か青森県ということで、少しうれしいア
ベック受賞です。公立の単科大学が、国立大学に劣らず頑張っている姿勢は、
青森県にとり出資のしがいが多少なりとも・・・。

  本学のは、子供も高齢者も食べやすい健康志向の「もち小麦」が、地域振興
や食料自給率向上に貢献するものと応募したのですが評価頂けたようです。こ
れにより、もち小麦を単なる食材としてだけではなく、どのように健康増進に
活かすのか、高付加価値食材とするかを考える意欲が湧くというものです。


  ところで、グリセミック指数(GI)という言葉を耳にされたことがありますか?
これは、1981年、Jenkinsらによって提唱され、国際的に標準化された、糖質を
多く含む食品、食後の血糖上昇能力を測定する指標です。つまり、人体の血糖値
の見方を変え、摂取する食品に注目し、食品の種類により血糖値がどう異なるの
かを評価する指標です。GI想定は、血糖であるブドウ糖50gを食べた時の基準値
を100とし、数値が小さいほどインスリンへの負担が少ない食品といわれていま
す。

  FAO/WHOは、1998年、先進国の人々が糖尿病、冠動脈疾患、肥満などの疾患の
予防策として、GIの低い食事を基本とするように勧告しています。GIの低い食事
は、食後血糖の上昇が緩慢であり、インスリンの過剰分泌を抑制するが、日本人
は長い間、摂取エネルギーの50%以上を高炭水化物食品を「主食」として摂取し
ています。日本人の食事の低GI化を考える際には、主食の低GI化が、最も効果的
にGIを低減できるといわれます。また一般に、小麦製品は米製品に比べてGIの低
いことが予想されます。

 もち小麦の食べやすさ、えん下のしやすさに加え、GIが通常の餅に比べて低け
れば、進行中の高齢社会で健康志向に対し、少なからず寄与することが考えられ
ます。さらに研鑽し、もち小麦の高付加価値食材に、青森県に注目が集まり、
大賞受賞!という初夢を見たいものです。

お問い合わせ

新産業創造課 医療・健康福祉産業創出グループ
電話:017-734-9420  FAX:017-734-8115
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