ホーム > しごと・産業 > 新産業創造 > 青森県発!機能性素材 プロテオグリカン「あおもりPG」

更新日付:2018年9月5日 新産業創造課

青森県発!機能性素材 プロテオグリカン「あおもりPG」

注目の健康美容成分「プロテオグリカン」とは

 プロテオグリカンは、プロテイン(たんぱく質)とグリカン(多糖)の複合語です。中心となるたんぱく質に多数の糖鎖が結合した構造で、糖鎖と糖鎖の間に水分を保持する働きがあります。
 コラーゲンやヒアルロン酸とともに全ての動物の皮膚や軟骨に存在し、高い保水性と柔軟性をもつクッションのような役割を果たしています。
 また、構造解析やヒト細胞を使った実験で、「細胞のよみがえり因子」と称されるEGF(上皮細胞増殖因子)と似た作用があることや、抗炎症作用等様々な機能があることが判明しています。

※本ホームページの内容の転載・引用を禁じます。

「あおもりPG」とは

 弘前大学が開発した抽出技術により抽出されたプロテオグリカンのことで、原料はサケの鼻軟骨です。
 その製造過程は青森県の郷土料理「氷頭なます」調理と基本的に同じ。だから「あおもりPG」は、消費者にも自然環境にも安心・安全です。

青森とプロテオグリカン

かつては 1g 3千万円「夢の成分」

 プロテオグリカンが発見・命名されたのは1970年代で、当時から注目の成分でした。
 しかしながら、抽出が難しく、製造コストは1グラム当たり3千万円と高価、さらに有害な薬品を用いなければならないこともあり、実用化は極めて難しい「夢の成分」でした。

弘前大学が安心・安全・低コストの抽出技術を開発

氷頭なます
 青森県内では、青森県産業技術センターが中心となって農林漁業資源から新たな有効成分を探す研究が行われており、1990年にプロテオグリカンがサケ鼻軟骨に高濃度で存在することが分かりました。
 しかしながら「どうやって加熱せずにプロテオグリカンを抽出するか…」という思案は続きます。ヒントは鮭の頭部軟骨を酢に漬けて柔らかくして食べる郷土料理「氷頭なます」にありました。「酢で柔らかくなるということは、軟骨の土台であるプロテオグリカンが溶け出したからではないか…!」
 この酢酸で抽出する可能性に気づいてから研究は飛躍的に進み、とうとう2000年、弘前大学が人体に安全な食用酢酸とアルコールだけを使い、低コストで大量かつ高純度のプロテオグリカンを抽出する技術を確立したのです。

 このような地道な研究を重ねて誕生した“あおもりPG”。
 現在も、弘前大学や青森県産業技術センターにおいて、新たな効能や産業での応用化等に関するの研究が進められています。

これまでのプロジェクト

これまで、産学官金が連携して、プロテオグリカンに関する研究やプロテオグリカンによる産業振興に向けて取り組んできました。
  • 平成10年度(株式会社角弘、弘前大学)
    科学技術振興機構独創モデル化事業「新しい素材としての軟骨型プロテオグリカン」
  • 平成16~18年度(中核機関:弘前大学)
    文部科学省都市エリア産学官連携促進事業(連携基盤整備型)弘前エリア
    「プロテオグリカン応用研究プロジェクト」
  • 平成19~21年度(中核機関:弘前大学)
    文部科学省都市エリア産学官連携促進事業(一般型)弘前エリア
    「QOLの向上に貢献するプロテオグリカンの応用研究と製品開発」
  • 平成22~24年度(中核機関:青森県産業技術センター)
    文部科学省地域イノベーション戦略支援プログラム(都市エリア型)発展(弘前エリア)
    「プロテオグリカンをコアとした津軽ヘルス&ビューティー産業クラスターの創生」
  • 平成25~29年度(総合調整機関:21あおもり産業総合支援センター)
    文部科学省地域イノベーション戦略支援プログラム
    「プロテオグリカン関連バイオマテリアルをコアとした津軽圏ヘルス&ビューティー産業クラスターの形成・拡大」

青森県の取組

 青森県では、次世代を見据えた本県経済のさらなる成長促進を目指し、平成28年3月に「青森ライフイノベーション戦略セカンドステージ」を策定し、医療・健康・福祉といったライフ関連分野における産業振興に取り組んでいます。
 本戦略における重点分野の一つである「プロダクト分野」では、プロテオグリカンを核に本県の地域特性を生かした「健康・美容」関連産業クラスターの形成を目指しています。

プロテオグリカンによる産業振興

 産学官連携の取組により、“あおもりPG”を活用した化粧品等の美容分野や、健康食品等の健康分野といった産業創出が進み、平成30年3月末までに一般社団法人あおもりPG推進協議会に加入している企業のうち、PG関連商品を製造している企業は69社になりました。
 また、県内企業を中心に健康食品や化粧品など281品目が発売され、累計製造出荷額は約180億円に達しています。
PG関連産業の推移

一般社団法人あおもりPG推進協議会と認証制度

あおもりPGブランド認証マーク
 平成23年7月に「青森県プロテオグリカンブランド推進協議会」が、“あおもりPG”の認知度向上と信頼性の獲得を目的に設立されました。平成28年7月には、海外展開を含めた急激な市場の拡大等の事業環境変化を踏まえ組織強化を行い、「一般社団法人あおもりPG推進協議会」に改組されています。
 当協議会はプロテオグリカンの製造又はあおもりPGを使用した商品の製造及び販売を行う個人又は団体等で構成され、会員数は90にのぼっています(平成30年3月末現在)。
 「あおもりPGブランド認証制度」は、“あおもりPG”を使用する「安心」「安全」なプロテオグリカン商品を当協議会が認証する制度です。
認証商品には「あおもりPGブランド認証マーク」が付されています。

"あおもりPG"の産業振興に向けた新たな体制の構築

 これまで長年培ってきた産学官金のプロジェクトを踏まえて、平成30年度から県が総合調整機関として、「スーパー機能性素材"あおもりPG"で世界の健康寿命を延伸」をビジョンとして掲げ、グローバル展開を視野に入れた"あおもりPG"美容・健康産業クラスターの形成と県内企業の利益の最大化を目指す体制を構築しました。

概要

あおもりPG産業振興推進体制  "あおもりPG"の産業振興を強力に推進するために、関係機関が役割を明確にしつつ、各機関の課題や今後の方向性等を共有しながら効率的に事業実施する「あおもり産業振興推進体制」を設置しました。
 全体の総合調整は県が行い、研究や事業化に向けた取組を進める4つの部門として、研究部門、知財戦略部門、販売・PR部門、企業支援部門を設置。各部は密接に連携し、「健康寿命の延伸」に向けた研究開発の実施や、研究成果の社会実装を円滑に行っていくための事業化の推進、継続的なイノベーション創出による地方創生の実現を目指し取組を進めています。

青森H&Bイノベーション創出拠点

プロテオグリカン体感 青森の旅

青森県発機能性素材プロテオグリカンを、自然などの青森県の魅力とともにご紹介します。

Webサイト

パンフレット

プロテオグリカンに関するパンフレットなどをダウンロードいただけます。

関連タグ

この記事についてのお問い合わせ

新産業創造課 ライフイノベーション推進グループ
電話:017-734-9420  FAX:017-734-8115

この記事をシェアする

  • facebook
  • twitter
  • googleplus
  • LINE

フォローする

  • facebook
  • twitter

みなさんの声を聞かせてください

このページの内容に満足しましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

送信前に確認

このページの県民満足度

県民満足度