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更新日付:2023年4月11日 

青森県とITER(イーター)計画の関わりは?

回答

ITER(イーター)計画とは?
 核融合エネルギーは、燃料となる資源が海水中に豊富に含まれ、また、少量の燃料から膨大なエネルギーが発生するなど、将来の有望なエネルギー源の一つとして期待されています。
 ITER計画とは、この核融合エネルギーの実現に向け、国際約束に基づき、核融合実験炉ITERの建設・運転を通じて核融合エネルギーの科学的・技術的実現性の確立を目指す国際プロジェクトであり、日本をはじめ、EU、アメリカ、ロシア、中国、韓国、インドの7極が参加しています。
青森県では何が実施されているの?
 ITERは、平成17年6月にフランスのサン・ポール・レ・デュランスに建設されることが決定し、2025年の運転開始に向けて着実に建設が進んでいます。
 日本はITER計画の準ホスト国として、ITER計画を補完・支援するとともに次世代核融合炉の実現に向けた先進的核融合研究開発を日欧協力により国内で実施する幅広いアプローチ(BA)活動を獲得し、本県六ヶ所村にはこのBA活動として、国際核融合エネルギー研究センター(IFERC(アイファーク))が整備されています。同センターにおいては、核融合研究専用としては世界トップレベルの計算性能を持つスーパーコンピューターの運用や、国内に居ながらにしてITERでの実験に参加することができる遠隔実験設備の運用、次世代核融合炉の実現に向けた先進的核融合研究開発等が行われています。また、国際核融合材料照射施設(IFMIF(イフミフ))の工学設計・工学実証活動(EVEDA(エヴェダ))も実施されており、原型加速器の完成に向け、これを構成する各機器の組立・据付や試運転等が行われています。
 我が国がITER計画の効果的な推進に大きな役割を果たし、核融合研究開発で世界に貢献する主要な役割を担っていくためには、次世代核融合炉の六ヶ所村への立地を見据えながら、BA活動が着実に進められ、大学や研究機関と連携した総合的な教育・研究体制が構築されることが必要です。青森県としては、引き続き国や関係機関と連携しながら、国際的な研究開発拠点の形成に向けて、教育・生活環境の整備等を着実に進めていきます。

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エネルギー総合対策局 エネルギー開発振興課 量子科学振興グループ
電話:017-734-9725  FAX:017-734-8213

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