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更新日付:2017年2月24日 林政課

第9回あおもり産木造住宅コンテスト審査結果発表!

「あおもり産木造住宅コンテスト」とは

安全・安心で良質な県産材の木造住宅を広く県民の皆様に知っていただくことにより、県産材の需要を拡大し、県産材の地産地消の推進と林業・木材産業及び木造住宅産業の活性化が図られることを目的にコンテストを開催しました。

1 対象住宅
 募集対象となる住宅は、次の全てを満たすものです。
(1)青森県内において建築された新築の一戸建て木造住宅であること
(2)平成25年4月1日から平成28年9月8日までに完成したもの、若しくは完成する予定のもの
(3)青森県産材認証推進協議会が認証する認証県産材を概ね0.1m3/m2以上使用しているもの
(4)過去に類似の賞に入選したことの無いもの
(5)過去にあおもり産木造住宅コンテストに応募していないもの

2 審査方法
 平成28年7月1日~9月8日まで募集したところ、8作品の応募がありました。応募作品について、県民の皆さんによる一般投票及び審査委員会による審査を実施し、次のとおり受賞作品が決定しました。
 
3 全作品の公開
 平成29年3月下旬に発行予定の「あおもり産木材地産地消ガイドブック」に掲載します。

審査結果

表のタイトル
受賞名 作品名 応募者
最優秀賞 「雑木林の家」 有限会社岩木建設(十和田市)
優秀賞 「深みを増す佇まいを目指して」 企業組合県木住(青森市)
優秀賞 「森に住む」 大工舎(階上町)
特別賞 「地元の木と職人の技術が結集した手作りの家」 有限会社赤穂工務店(八戸市)

受賞作品の紹介

<最優秀賞> 「雑木林の家」 有限会社岩木建設
  • 外観写真
  • 内観1
  • 内観2
【講評】
 この作品は、県産材や地域の材料の多様な使い方に取り組んだ住宅です。
 外観は、落ち着いた色合いの外壁が周囲の環境とマッチしており、自然な雰囲気を醸し出しています。
 使用した材料は、県産のスギ、クリ、ヒバ、ケヤキに、十和田石を加え、地域の材料を積極的に使う熱意が感じられます。
 天井と床は、スギの濃淡を上手く組み合わせ、素材を見事に使い分けています。
 リビングの梁には、美しい木目を見せながらスギを使い、新たな利用の可能性を見いだしています。
 また、配線、排気ダクトを木で覆い、木質で統一した空間を演出し、細部への配慮が感じられます。
 県産材の積極的な利用と、工夫を凝らした木材の使い方が評価され、最優秀賞に選ばれました。

<優秀賞> 「深みを増す佇まいを目指して」 企業組合県木住
  • 内観1
【講評】
 この作品は、自然素材にこだわり、夏の日差しなどを考慮した庭木の配置など、周囲の環境に溶け込んだ作品です。
 外観は、スギ板に自然塗料で仕上げた外壁が落ち着いた雰囲気で、刻を経るごとに増す木材特有の深みが期待されます。
 内壁は、ホタテの貝殻を使用した漆喰を用い、床や柱に使用したスギと上手く調和しています。
 あおもり産住宅としてのスタンダード性が評価され、優秀賞に選ばれました。

<優秀賞> 「森に住む」 大工舎
  • 外観
  • 内観1
  • 内観2
【講評】
 この作品は、ふんだんに県産材を使用し、木材を前面に出した堂々とした佇まいです。
 外壁には、スギ板を使用し、大きな折れ屋根に存在感があり、ログハウスのような大らかな雰囲気があります。
 内装は、まず、目を引くアカマツの丸太梁、2本の大黒柱が、圧倒的な存在感を醸し出しています。
 まるで、木に、森に包まれたかのような、香りと雰囲気が味わえる作品です。
 地域の木を活かして使おうという熱意が評価され、優秀賞に選ばれました。

<特別賞> 「地元の木と職人の技術が結集した手作りの家」 有限会社赤穂工務店
  • 外観
  • 内観1
  • 内観2
【講評】
 青森産業会館で行われた大農林水産祭の会場において、一般投票の結果、「木の温もりを感じる」、「手作り感と明るい雰囲気が良い」などと好評で、「サンルームが快適そうだ」、「住んでみたい」という声が多く寄せられ、特別賞に選ばれました。

過去の受賞作品等


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林政課林産振興グループ
電話:017-734-9517  FAX:017-734-8145

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