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更新日付:2014年7月23日 

平成26年度病害虫発生予察情報注意報第1号

内容

平成26年度病害虫発生予察情報 注意報第1号

1 病害虫名 斑点米カメムシ類
       (アカヒゲホソミドリカスミカメ、アカスジカスミカメ)

2 作物名水稲

3対象地域 県内全域
 
4 発生時期早  い(アカヒゲホソミドリカスミカメ)
        
5発生量 多  い

6注意報発表の根拠
(1)予察水田の予察灯によるアカヒゲミドリカスミカメの第1世代成虫誘殺盛期は平年
より早く、誘殺数は平年より多い。アカスジカスミカメの誘殺数はやや多く推移してい
る。

(2)県南地域における休耕田等でのすくい取り調査では、アカヒゲホソミドリカスミカ
メの捕捉数が増加している。アカスジカスミカメの越冬世代も多数捕捉されている。

(3)今後の発生予想
   7月17日発表の気象予報によると、向こう1か月の気温は平年並か平年より高い見
込みであり、斑点米カメムシ類の産卵量や次世代の発生量が多くなり、出穂期~登熟期に
かけて水田内への侵入量も多くなると予想される。

7防除対策
下記の対策は地域ぐるみで一斉に行うとより効果的である。
(1)雑草防除
ア本田
 ノビエ、ホタルイ及びシズイは、斑点米カメムシ類の発生源となるので、水田内の
除草を徹底する。
イ畦畔等
 イネの出穂間近及び出穂後の草刈りは、斑点米カメムシ類を本田内に追い込むこと
になるので、7月下旬から出穂3週間後までは行わない。この期間に草刈りが必要となっ
た場合には、周辺水田の薬剤散布前後に実施する。
 残効性の長いキラップ剤、スタークル(アルバリン)剤及びダントツ剤では散布直
前から散布後1週間以内、合成ピレスロイド系及び有機リン系殺虫剤では、1回目の散布
後すみやかに草刈りを行う。

(2)薬剤による防除
ア薬剤により散布適期、散布回数が異なることに留意し、適期防除に努める。キラッ
プ剤は穂揃期~穂揃7日後、スタークル(アルバリン)剤及びダントツ剤は穂揃7~14日
後に散布する。
 なお、上記以外の薬剤(合成ピレスロイド剤及び有機リン剤)を使用する場合は、
穂揃期及び穂揃7~10日後の計2回散布する。
イ登熟期以降の斑点米カメムシ類の発生量は多いと予想される。例年斑点米が多い水
田や休耕田等の雑草地に隣接する水田では、最終散布7~10日後に追加防除が必要となる
ので、早めに防除計画を検討し、薬剤を準備する。
ウ薬剤の散布は畦畔や水田周辺の休耕田も含めて散布すると効果的である。

詳細は添付ファイルを参照してください。

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この記事についてのお問い合わせ

病害虫防除所
山端技師
017-729-1717

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