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世界遺産白神山地

更新日:2013年10月15日 自然保護課

白神山地世界遺産登録20周年

白神山地は鹿児島県の屋久島とともに平成5(1993)年12月11日に日本初の世界自然遺産に登録されてから、今年で20年となりました。
白神山地の魅力を改めて知っていただくため、県内では自然観察会やトレッキング、シンポジウムなど充実した20周年記念イベントが企画されています。
この機会に是非白神山地にお越しいただき、五感でその魅力をご体感下さい。
白神山地世界遺産登録20周年のページ

世界遺産白神山地に親しむために・最新情報提供

 白神山地の所在地である青森県西目屋村に県が設置している「白神山地ビジターセンター」をご利用下さい。
 同センターでは、超大型映像で白神山地の四季や動植物の生態、森と人々の関わりなどを知ることができるほか、白神山地と親しむことができるイベントの開催、白神山地の最新情報の提供などを行っています。(指定管理者による運営)
 ○所在地 青森県中津軽郡西目屋村大字田代字神田61-1
 ○電話 0172-85-2810
 ○白神山地ビジターセンターホームページ

世界遺産とは

写真:一ツ森・笹内川から秋の白神岳方面を望む
 「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」は、世界的に重要な文化、自然遺産を保護するため1972年にユネスコ総会で採択されました。締約国は、それぞれ自国の遺産を守るほか、締約国の拠出による「世界遺産基金」で途上国の貴重な遺産を保護しています。
 世界遺産条約の締結国数は2013年4月現在190か国で、日本は1992年に125番目の締結国として仲間入りをしました。
 2013年6月現在、世界においては、自然遺産193、文化遺産759、自然遺産と文化遺産の複合遺産29の合計981か所が世界遺産として登録されています。
 主なものとして、グランドキャニオン国立公園(米国)、グレート・バリア・リーフ(オーストラリア)、マチュピチュの歴史保護区(ペルー)、アンコール(カンボジア)などが「世界遺産リスト」に登録されています。

白神山地とは

写真:日本海より望む冬の白神岳
 白神山地は、青森県南西部から秋田県北西部にまたがる130,000haに及ぶ広大な山地帯の総称です。このうち原生的なブナ林で占められている区域16,971haが1993年12月に世界遺産として登録されました。
 青森県側の面積は、その約4分の3を占め、12,627haとなっています。

白神山地の地質と地形

写真:二ツ森頂上から初夏の赤石川源流部を望む
地質
 白神山地の地質は、およそ9,000万年前頃(白亜紀)にできた花崗岩を基盤に、2,000万年前~1,200万年前頃(新第三紀中新世)の堆積岩(凝灰岩、泥岩、砂岩)とそれを貫く貫入岩類(地下の深いところからマグマが上昇してできる岩。流紋岩、石英閃緑岩等)で構成されています。
 地形の特徴は、深い谷が入り組んでいて、谷壁が急傾斜をなすため、落差の大きな滝も数多く、景観にも優れています。

地形
 白神山地を流れる河川には、青森県側に大川、暗門川、赤石川、追良瀬川、笹内川があり、秋田県側には粕毛川があります。その各河川の流域を分ける尾根沿いに標高1,000mから1,200m級の山々が連なっています。主なものとしては、大川流域に青鹿岳(標高1,000m)、赤石川流域に魔須賀岳(標高1,012m)、追良瀬川流域に天狗岳(958m)があります。そして旧岩崎村と旧深浦町を分ける分水嶺に白神岳(1,232m)と、白神山地内では最高峰の向白神岳(1,243m)があるほか、県境の尾根沿いに二ツ森(1,086m)、真瀬岳(988m)、雁森岳(987m)、小岳(1,042m)があります。

白神山地の特徴

 白神山地の特徴は、人為の影響をほとんど受けていない原生的なブナ天然林が東アジア最大級の規模で分布していることにあります。
 また、このブナ天然林には、ブナーミズナラ群落、サワグルミ群落等をはじめ多種多様な植物が生育し、高緯度にもかかわらず、ツキノワグマ、ニホンザル、クマゲラ、イヌワシ等をはじめ非常に多くの動物が生息し、白神山地全体が森林博物館的景観を呈しています。
 特に世界遺産地域は、最も良く原生状態が保たれており、その価値は、地球的に見ても極めて重要であると評価されています。
 ブナ林は、動物の餌となる植物が多く、他の森林に比較して豊富な動物が生息しているほか、水源涵養機能や地表侵食防止機能なども高いのが特徴です。このような多面的な機能や美しさは、近年日本でも高く評価されるようになっています。

白神山地の主な動植物

植物
写真:アオモリマンテマ
アオモリマンテマ
青森県で初めて見つかったナデシコ科の植物で、6月頃に直径2cmくらいの可憐な白い花を咲かせます。
写真:エゾハナシノブ
エゾハナシノブ
ハナシノブ科に属し、標高1,200m前後の風の強い草原に生育していることが多い。7月頃青い花を咲かせます。
写真:ツガルミセバナ
ツガルミセバヤ
青森県で初めて見つかったベンケイソウ科の植物で、崩壊斜面や岩場に生育していて、10月頃に白い花を咲かせます。
哺乳類
写真:カモシカ
カモシカ
大型の草食哺乳類。ウシ科の仲間でも原始的な種類で、生きた化石ともいえます。日本にのみ生息し、国の特別天然記念物に指定されています。
ヤマネ
ネズミ目の小動物。夜行性でおもに樹上で活動します。冬は樹洞などでボールのように体を丸めて冬眠します。日本にのみ生息する珍しい動物で、国の天然記念物に指定されています。
写真:ニホンザル
ニホンザル
オナガザル科のサルで、白神山地にもいくつかの群れが生活しています。環境省のレッドデータブックでは、下北半島・東北地方のものは、保護に留意すべき地域個体群となっています。
ツキノワグマ
体長120~145cm、体重70~120kgで、本州に生息する最大の陸上哺乳類。雑食性ですが、植物質の割合が多い。ふだんは巣穴にすまず、冬ごもりの時だけ大木の樹洞や岩穴を利用します。
鳥類
写真:クマゲラ
クマゲラ 国内のキツツキの仲間では最も大きなもので、北海道と本州北部に生息しています。カラスくらいの大きさで、体色は黒。オスは頭部全体が、メスは後頭部が赤い。国の天然記念物に指定されています。また、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類(VU)とされています。
写真:イヌワシ
イヌワシ 翼長2mを超える大型のワシ。後頭部に金色の羽があります。山岳地帯に生息し、切り立った崖に営巣しています。個体数はかなり少なく、国の天然記念物及び国内希少種に指定されています。また、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種とされています。
写真:クマタカ
クマタカ
翼長1.6mくらい。後頭部に冠羽があり、頭部が角張って見えます。山地の森林に生息しています。個体数はかなり少なく、国内希少種に指定されています。また、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種とされています。
写真:シノリガモ
シノリガモ
従来、冬期間日本に渡来する海ガモと考えられていましたが、白神山地の赤石川で繁殖していることが日本で初めて確認され、その生態が注目されています。

世界遺産白神山地憲章

 文明の発達とともに地球上の自然が次第に失われて来ましたが、幸いにも日本にはまだ豊かな天然林が残っていました。
 青森・秋田両県の擁する白神山地の広大なブナ天然林とその生態系が世界的に貴重な価値を認められ、1993年12月にユネスコが日本で最初の世界自然遺産として登録しました。日本のみならず全世界が白神山地を永久に保護することを宣言したのです。
 ブナ天然林での降雨が枝葉や根幹を伝わって大地に吸収され、多種多様の動植物を育(はぐく)みながら谷川に滲(しん)出し大海に達し、豊かな恵みを与えます。海水は水蒸気や雲となって再び山地に還(かえ)り、大いなる生命の循環が行われています。
 白神山地は地球上の至宝であり、これを保護して次の世代に伝えるのが人類の責務です。21世紀を迎えた今、青森・秋田両県の私たちは心を一つにして、この世界遺産を守るための理念を憲章として掲げます。
  •  白神山地を中心にした自然界には、森・川・海で多様な生命の環(わ)が拡(ひろ)がっています。ここから発信される自然の不思議さに耳を傾けましょう。
  •  白神山地を見つめ、ブナ天然林の静けさに浸り、私たちの新しい体験を充(み)たす感動を味わい、自分自身を深く考えるチャンスにしましょう。
  •  白神山地は天然の博物館です。尊い遺産が伝えられたことに感謝し、一人ひとりがルールを守り、ブナ天然林の美しさを残すため、ベストを尽くしましょう。
平成13年10月7日
青 森 県・秋 田 県

白神山地世界遺産地域管理計画

白神山地の入山マナー・核心地域への入山手続き

世界自然遺産を通じた国際交流

世界自然遺産済州
 青森県では、韓国で初めて世界自然遺産に登録された「済州火山島と溶岩洞窟」を有する済州特別自治道と友好交流協定を締結し活発な交流を進めています。
 青森県と済州特別自治道との交流紹介ページ

白神山地世界遺産地域連絡会議関係機関イベント一覧

白神山地世界遺産地域連絡会議の関係機関が実施するイベントの予定をお知らせします。

白神山地世界遺産地域連絡会議関係機関イベント一覧のご紹介

リンク

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お問い合わせ

自然保護課自然環境グループ
電話:017-734-9257  FAX:017-734-8072
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