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更新日付:2008年8月7日 自然保護課

自然公園利用のマナー

私たち人間は自然から、空気や水、光など生きていくために必要なたくさんの物質をもらっています。
自然の中では動植物と同じ生き物の一つでしかありません。
自然をそこなうことは、私たちが生きていけなくなることにつながります。

美しい花や樹木を次代に引き継ぐために

植物を採らないで!
採らない   折らない   踏み込まない

自然の中で生育している花や木は、折ったり、掘り採ったりせずに、自然の風景のなかで観賞しましょう。
植物を踏みつけないで!
ロープの張ってある登山道や木道の外に踏み入らないようにしましょう。踏み付けによって植生の損傷や生育地の荒廃が起きます。


ゴミは持ち帰る   タバコは携帯灰皿で
湿原は人の踏み付けに特に弱い自然です
 八甲田山などに見られるミズゴケ湿原は、枯れた植物が分解されずに泥炭として高く積もってできたものです。水分環境の変化により、植生が変化を起こしやすく、踏み付けは湿原の乾燥化の原因ともなります。泥炭堆積量は年間1ミリメートル程度と言われ、一足の踏み付けにより、長い年月を経てできた泥炭層が一瞬で失われることになります。
荒廃しやすい高山植生
 高山地帯の草花は厳しい環境の中で精一杯生きています。盗掘や踏み込みで一度荒廃した植生は回復が困難です。

  • 荒廃した八甲田山の植生
    荒廃した八甲田山の植生

草花や樹木は地域のかけがえのない財産です

 私たちの目をひくきれいな草花や樹木は、自然の歴史の産物。
進化を重ね、地域の自然環境に適応して生きています。
豊かな自然は、先人たちが引き継いできたもの。
美しい自然の風景は、悠久の時を刻み、地域に受け継がれてきたかけがえのない財産です。
 「この花きれいだから、1本くらい・・・・・」という気持ちで摘みとらないで、
自然の風景のなかで観賞しましょう。
植物を取り巻く環境も大切
 地域の自然に適応した野生の植物は、厳しい気象条件に耐えたり、他の植物と競争しあったり、昆虫と共生関係を持ったりしています。植物を取り巻く自然環境にも目を向けてみましょう。
ハクサンシャクナゲ、ヒメホテイラン、ミチノクコザクラ、シラネアオイ
絶滅のおそれのある野生植物
 人間の活動が野生生物の生息・生育に影響を与え、その種類や数が減少してきています。青森県では野生生物の現状を把握するため調査したところ、約430種の植物が絶滅のおそれがあることが分かりました。
 そのなかには、観賞用に採取されたために数が激減したものが多くあります。

青森県のおける絶滅危惧植物
ランク
最 重 要
希 少 種

重 要
希 少 種

希 少 種

要調査種
L P
地域限定
希 少 種
種類 108 129 88 100 426

後を絶たない不法採取
 観賞用、園芸用、薬草用などとして採取され、多くの植物が絶滅の危機にさらされています。まだなお、心ない人たちによる採取があります。特に、商売を目的に採取することは、地域の自然を壊す許されない行為です。
フクジュソウ、ヒナザクラ、オサバグサ、サルメンエビネ
高山植物は氷河期の生き残り
 約200万年前から始まった氷河期は、寒冷な氷期と温暖な間氷期を約10万年の周期で繰り返してきました。約2万年前の最終氷期、北極周辺の植物群が日本にも南下し、生育地を広げました。その後気候が温暖になると、その植物群は北上しましたが、一部は狭い高山地帯に追い上げられました。これが高山植物の起源です。
 高山植物は分布域が分断・限定され、それぞれの場所ごとに個体数が少ないため、絶滅しやすい植物であると言えます。
 青森県では八甲田山や岩木山などの高山地帯のほか、より低地にも生息するものがあります。

八甲田山

盗掘は犯罪です -法律による規制-

 自然に生息する植物の採取は、次の法律等によって規制され、違反すると罰金や懲役刑が科せられます。
●自然公園法 ●県立自然公園条例
 国立公園、国定公園、県立自然公園では、植物の損傷、採取が規制されています。

●自然環境保全法 ●自然環境保全条例
 国や県指定の自然環境保全地域、野生動植物保護地区では、指定された植物の損傷、採取が規制されています。

●絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)
 アツモリソウなどの希少種が指定され、損傷、採取、譲渡が規制されています。

●森林法
 森林において高山植物等を窃取した者は森林窃盗として罰せられます。

自然公園利用のマナー

  • ゴミ(食べ残し、包み紙、空き缶、吸い殻など)は必ず持ち帰りましょう。
    「腐るものは捨ててもいい」というのは、間違いです。
  • むやみに枝を折ったり、草を採ったり、生き物を殺さないでください。
    どうしても必要な場合は、最小限にとどめ、観察後に戻せるものは元に帰しましょう。
    場所によっては、許可がなければ採取できないところもあります。
  • 火を燃やしたり、大きな音を出すことは、野生の動植物にとってありがたくないことです。
    これも必要最小限にとどめ、そこにあるがままの自然の姿を見せてもらいましょう。
  • 水は、水の中の生き物の生活の場であるばかりではなく、人々の大切な飲料水にもなります。
    水を汚さないことはとても大切なことです。
  • 見るだけではなく、聞いたり触ったりして気がついたことは、記録する習慣をつけましょう。
    その記録は世界でひとつしかない”宝物”ですが、自分だけのものとしないで、仲間に教えてください。
    そんな仲間が増えれば、自分だけでは気がつかなかった自然の様々なことが分かってくるはずです。

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この記事についてのお問い合わせ

自然保護課 自然公園グループ
電話:017-734-9256  FAX:017-734-8072

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