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更新日付:2017年9月21日 

第291回定例会提出議案知事説明要旨(平成29年9月)

 提出議案の御説明を申し上げる前に、議長のお許しを得て、永年にわたり衆議院議員として国政の重責を担い、防衛庁副長官、内閣総理大臣補佐官、衆議院地方創生特別委員長を務められるなど、我が国と県勢の発展のために多大な御尽力をいただきました故木村太郎先生の御逝去に対し、謹んで哀悼の意を表します。
 それでは、本日ここに、県議会第二百九十一回定例会の開会に当たり、上程されました議案の主なるものについて、その概要を御説明申し上げ、御審議の参考に供したいと思います。
 まず、議案第一号「平成二十九年度青森県一般会計補正予算案」について御説明申し上げます。
 今回の補正予算は、公共事業及び国庫補助事業等について、国からの割当見込額等に基づき事業費の補正を行うとともに、通年定期便となった青森・天津線及び週五便に増便となる青森・ソウル線の利用促進に要する経費、青森駅のバリアフリー設備の整備に対する助成に要する経費等について、所要の予算措置を講ずることといたしたものであります。
 その結果、今回の補正予算額は、歳入歳出とも十五億四千四百三十万円余となり、これと既決予算額とを合計いたしますと、平成二十九年度青森県一般会計の予算規模は、七千二百二十八億九千五百万円余となります。
 以下、計上の主なるものについて、款を追い、御説明申し上げます。
 総務費については
 企画費において、青森駅のバリアフリー設備の整備に対して支援を行う地元市への助成に要する経費二百三十万円を計上したほか、青森・佐井航路維持のため、運航事業者の欠損に対して支援を行う地元市村への助成に要する経費二千九百六十万円余を計上いたしました。
 また、徴税費において、法人県民税及び法人事業税に係る過納額の還付等に要する経費四億六千六百八十万円余を計上いたしました。
 さらに、選挙費において、衆議院小選挙区青森県第四区における補欠選挙に要する経費二億七千九百四十万円余を計上いたしました。
 このほか、総務費及び商工費については
 企画費及び観光費において、外国人観光客の更なる誘客促進と青森空港における国際路線の継続・拡大を図るため、通年定期便となった青森・天津線対策として、中国における本県の観光資源等の積極的な情報発信や旅行商品の共同広告などの実施に要する経費一億百九十万円余を計上することとし、また、増便となる青森・ソウル線対策としては、県内の旅行需要拡大に向けた取組みとともに、韓国における本県の冬季観光プロモーションなどの実施に要する経費千六十万円余を計上いたしました。併せて、青森空港において国際定期便の新規就航及び増便を行う航空会社のハンドリング業務に対する助成に要する経費九百八十万円を計上したほか、台湾からの定期チャーター便運航の機会を捉え、台湾における本県の冬季観光プロモーションや旅行商品の共同広告などの実施に要する経費千二百八十万円余を計上いたしました。
 民生費については
 社会福祉費及び児童福祉費において、保育士・介護人材等の処遇改善を図るため、事業者等に対する処遇改善加算等の周知及び取得促進や、市町村の教育・保育給付費に係るシステム改修に対する支援等を行うのに要する経費三千七百五十万円余を計上いたしました。
 労働費については
 職業訓練費において、若年者が技能検定を受検しやすい環境を整備するため、検定実施機関が行う特定の技能検定受検手数料の軽減等に対する助成に要する経費六百五十万円余を計上いたしました。
 農林水産業費については
 農業費において、畑作での高収益な作物・栽培体系への転換を図るための取組みに対する追加の助成に要する経費四千五百万円を計上いたしました。
 また、畜産業費において、意欲ある畜産農家の経営発展に資するため、資金需要が見込まれる畜産経営体質強化支援資金に対する利子補給に係る平成三十年度以降の所要額八百四十万円余の債務負担行為を設定いたしました。
 商工費については
 大規模開発費において、本県沿岸における洋上風力発電の導入可能性を検討するのに要する経費二千九百五十万円余を計上いたしました。
 以上が歳出予算の概要であります。
 次に、歳入について申し上げます。
 今回の補正予算の主なる財源としては、歳出との関連等において、国庫支出金、県債等について、増減額を調整のうえ計上したほか、特別交付税四十四億千八百七十万円余、繰越金十億五千五百二十万円余及び普通交付税二億五千五百九十万円余を計上いたしました。
 以上が、「平成二十九年度青森県一般会計補正予算案」の概要であります。
 このほか、上程されました議案の主なるものについて御説明申し上げます。
 議案第二号及び議案第三号は、特別会計二件の予算補正に係るものであります。
 条例案については、議案第四号から議案第七号までの四件を提案いたしております。
 その主なるものとして、
議案第四号「職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例案」は、地方公務員の育児休業等に関する法律の改正に伴い、非常勤職員について、養育する子が二歳に達する日まで育児休業をすることが特に必要と認められる場合を定める等の改正を行うものであります。
 その他の議案は、議案第八号から議案第十七号までの十件、報告案件は五十八件であります。
 その主なるものとして、
 議案第十四号「青森県公安委員会委員の任命の件」は、青森県公安委員会委員今井高志氏の任期が来る十月十日をもって満了いたしますので、後任の委員として野呂知子氏を任命いたしたく、御同意を得るためのものであります。
 議案第十五号から議案第十七号までの三件は、平成二十八年度の決算の認定を求めるものであります。また、報告第五十一号から報告第五十五号までの五件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、平成二十八年度の決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率について報告するものであり、いずれの比率も早期健全化基準又は経営健全化基準を下回っております。
 次に、専決処分した事項の報告及び承認を求めるの件について御説明申し上げます。
 報告第一号「平成二十九年度青森県一般会計補正予算」は、本年七月までに国から払い込まれた地方消費税相当額が見込みを大幅に上回ったため、当該額に基づき他の都道府県に支払うべき地方消費税清算金等について早急に予算措置を講ずる必要が生じましたが、議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、本職において専決処分をいたしたものであります。
 以上をもちまして、提出議案の概要について御説明申し上げましたが、議事の進行に伴い、御質問に応じ、本職をはじめ関係者から詳細に御説明申し上げたいと思います。
 なにとぞ、慎重御審議のうえ、原案どおり御議決、御同意、御認定並びに御承認を賜りますようお願い申し上げます。

第291回定例会追加提出議案知事説明要旨(平成29年9月)

 ただいま上程されました追加提出議案の概要について、御説明申し上げ、御審議の参考に供したいと思います。
 議案第十八号「平成二十九年度青森県一般会計補正予算案」は、去る九月二十八日の衆議院の解散に伴い、来る十月二十二日に執行される衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査に要する経費について、九億八百五十万円余の予算措置を講ずるとともに、衆議院議員の補欠選挙が執行されないこととなったことから、今定例会に既に提出している補正予算案に計上されております当該補欠選挙に要する経費を減額するものであります。
 歳入については、歳出との関連において、国庫支出金を計上いたしました。
 その結果、今回の補正予算額は、歳入歳出とも六億二千九百十万円余となり、これと既決予算額及び今定例会に既に提出しております補正予算額とを合計いたしますと、平成二十九年度青森県一般会計の予算規模は、七千二百三十五億二千四百二十万円余となります。
 以上、提出議案の概要について御説明申し上げましたが、議事の進行に伴い、御質問に応じ、本職をはじめ関係者から詳細に御説明申し上げたいと思います。
 なにとぞ、慎重御審議のうえ、原案どおり御議決を賜りますようお願い申し上げます。

過去の議会説明要旨

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