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知事記者会見(定例)/平成28年4月5日/庁議報告ほか

会見日時:平成28年4月5日火曜日 11時30分から12時00分まで
会見場所:第三応接室
会見者:三村知事

◯幹事社
 まず知事から庁議案件のご報告をお願いします。

◯知事
 庁議案件は今日新年度でございますので、いろいろお知らせしたいことがございます。
 まず平成27年度青森空港利用者数100万人達成についてでございます。平成27年度の青森空港年間利用者数が平成21年度以来、6年振りに100万人を突破いたしました。平成26年7月のANA就航やFDA青森・名古屋小牧線の増便期間延長などにより、久しぶりの大台達成となりました。北海道新幹線の開業と相まって、私どもの提唱いたします「立体観光」が国内でも加速し、国外からもそうでありますけれども、航空利用者の更なる増加が期待されるところでございます。
 県では航空会社や関係団体などと連携を図りながら、引き続き各路線の利用促進を図り、航空路線の充実強化に取り組んでいくこととしておりますので、県民の皆さま方にはビジネスや旅行などでの青森空港利用につきましてもご協力をお願いいたしたいと思います。
 続いて「平成27年度版青森県社会経済白書」についてでございます。この度「平成27年度版青森県社会経済白書」を刊行いたしました。白書は2部構成となっており、第1部では本県経済の動向をしっかりと分析し、本県の立ち位置を把握することを狙いに、世界経済、日本経済の全体的な動向と、毎月公表しております「青森県経済統計報告」の年次版として本県経済の動向を分析・記録しております。
 また第2部におきましては、毎年その時々の重要な課題を特定テーマとして選定し、分析・提言を行っており、今回は「県民一人ひとりの経済的基盤の確立に向けて」をテーマにさまざまな統計データから本県経済の構造について分析をいたしますとともに、農林水産物をはじめとした地域資源の優位性や可能性に着目し、地域資源を生かして収益性を向上させている取り組みなど、県内外の取り組み事例も紹介しながら、地域経済の活性化と雇用の創出に向けた方向性について考察をいたしております。この白書が県民の皆さま方にとって、本県の社会経済及び今回の重要課題の取り組みや展望などをご理解いただく一助となり、さまざまな活動を進めていくうえで、少しでもお役に立つことを願っております。
 続いて「第5次青森県環境計画」についてでございます。本日の庁議におきまして、「第5次青森県環境計画」について報告がございました。「第5次青森県環境計画」は本県の環境の保全及び創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための基本となる計画であります。
 青森県は世界自然遺産白神山地をはじめ、国立公園指定80周年を迎えました十和田湖など、豊かで美しい自然にあふれており、また暮らしに欠くことができない良質な水や食料、エネルギーなどの恵みを享受するとともに、自然との共生を通じて薫り高い地域文化や伝統を培ってきました。先人から引き継いだ財産であります、この豊かな環境を次の世代へ確実に継承していくためには、私たち一人ひとりが日々の暮らしや仕事の在り方を見直し、省エネルギー対策やごみ減量化の取り組みなど、具体的な行動を実践していくとともに、環境保全活動を支える「人財」を育てていくことが重要となります。
 環境計画で目指す「自然との共生、低炭素・循環による持続可能な地域社会の形成」に向けて、県民の皆さん一人ひとりのご協力と積極的な行動をお願いいたします。
 続きまして「第3次青森県循環型社会形成推進計画」についてでございます。本日の庁議におきまして、この計画の策定についての報告がございました。同計画は第2次計画の計画期間満了に伴い、引き続き循環型社会の実現に向けた施策を効果的かつ計画的に進めるため策定したものであります。計画期間は平成28年度から平成32年度までとなります。
 本計画では、本県が目指す中長期的な循環型社会のイメージを掲げますとともに、一般廃棄物及び産業廃棄物処理の目標を定め、その実現に向けて県や市町村、県民、事業者等の各主体がそれぞれの役割において取り組みを進めることとしております。
 とりわけ一般廃棄物でありますごみは、私たち県民の誰もが排出者となるものでありますことから、県民一丸となって3R(スリーアール)に取り組む必要がございます。本県のごみ排出量やリサイクル率はご案内のとおり全国下位にあるわけでございますが、本計画に基づいて、県民総参加での取り組みを進めてまいりますので、皆さまのご理解、ご協力をお願いいたします。今度こそという強い思いで段取りを進めておる次第でございます。
 続いて「青森ライフイノベーション戦略セカンドステージ」の策定についてでございます。県では医療、健康、福祉などのライフ関連産業を県の基幹産業へと成長させることで、雇用の創出や県民所得の向上を目指しますとともに、県民が輝いて生きられる社会の実現に向けて、平成28年度から平成32年度までを実施期間といたします、「青森ライフイノベーション戦略セカンドステージ」を策定いたしました。
 前戦略でありますファーストステージにおきましては、医工連携分野への参入企業の増加、プリテオグリカン関連商品の拡大など、さまざまな成果が具体的にも生まれたところでございますが、こうした成果を生かしつつ、県内企業による外貨獲得の一層の推進を図るため、新たに策定しました医工連携、サービス、プロダクトの重点三分野に係るアクションプランを確実に実行することで、県内企業をはじめとするライフ関連産業の基幹産業化をさらに図っていきたいと考えるところであります。
 続きましてA!Premium(エープレミアム)の平成27年度の実績等についてでございます。青森県総合流通プラットフォームA!Premium(エープレミアム)は、サービス開始から約1年が経過したところであります。
 この間県ではヤマト運輸株式会社と連携し、利用促進に向けたさまざまな取り組みを行ってきましたが、この度、平成27年度の実績がまとまりましたので公表させていただきます。
 まずA!Premium(エープレミアム)の利用契約者数は目標75社に対しサービス開始当初の32社から88社まで増加をいたしました。次に荷物の実績としては、年間目標1,000個程度という設定でござしましたが、約3,500個まで利用が進みました。大変ありがたく思っています。実際の現場で1年間チャレンジし続けた結果が、今回、目標値を上回る実績、カタチとして表れました。ご利用いただいております県内事業者の皆さま方をはじめ、ご協力をいただいておりますヤマト運輸株式会社や関係機関の皆さま方に深く感謝申し上げたいと思います。
 さて、平成28年度はこの実績をより確かなものにしながら、さらに一歩前に進めていく年にしたいと考えております。そのため、4月からは所管の港湾空港課内にロジスティクス推進グループを新設いたしましたほか、新たに西日本への展開拠点を大阪に開設することといたしました。大阪の拠点は、4月11日から県職員1名で業務を開始いたしますが、今後ヤマト運輸株式会社からも職員1名を派遣いただく予定であり、2名体制で西日本への販路開拓に取り組むことといたしております。
 香港やソウルの海外取り引きに比べて、西日本はやはりまだ少ないということで、こういった形でお互いに強化していこうということになったわけであります。
 私はA!Premium(エープレミアム)は、新しい流通の仕組みとして、地方からの物流改革のモデルであると自負をいたしております。同時に、A!Premium(エープレミアム)を単なる物流サービスで終わらせることなく、私ども青森県の農林水産品を強く国内外に印象づける、まさに青森ブランドの代表格に成長させていきたいと考えているところであります。
 そのためにも、県内の農林水産品の生産・加工・販売に携わる、より多くの事業者の皆さまにご参加いただきたいと思っております。引き続き関係各位のご支援、ご協力をお願いいたします。詳細などはまたぜひ担当部の方から聞いていただければと思います。
 続きまして、平成28年度企画展『オドロイテモおどろききれない 森羅万象:棟方志功とその時代』展の開催についてでございます。本日開催されました庁議におきまして、県立美術館の開館10周年の記念企画展の第1弾として4月16日から開催いたします、『オドロイテモおどろききれない 森羅万象:棟方志功とその時代』展について報告がございました。
 今回の展覧会は西洋近代美術と日本美術の伝統、郷土青森をはじめとする東北の民族的文化を強烈な個性のうちに融合させました棟方志功の芸術を、代表的な版画作品を網羅して紹介いたしますとともに、棟方志功が吸収し影響を受けた同時代の芸術家たちの作品も展示をいたします。
 また、版画部門のグランプリを受賞いたしました1956年のヴェネツィア・ビエンナーレの出品作品を、同時期に出品されました他の日本人作家の作品とともに紹介をし、現代における「世界のムナカタ」の意義を提示したいと思っております。棟方志功作品は代表的な大作を中心に約100点、その他近現代の作家たちの作品約50点に加え、小説『鍵』の挿絵をめぐる谷崎潤一郎との往復書簡など、初公開の資料も展示されるところでございます。
 開催期間は4月16日から6月5日までの51日間、小・中学生の観覧料は無料でございます。マスコミの皆さま方におかれましても、周知方につきまして特段のご配慮をお願い申し上げます。以上、庁議案件のご報告とさせていただきます。

◯幹事社
 代表質問に入ります。1つ目、先ほど北海道の高橋知事もお出でになられておりましたけれども、3月26日北海道新幹線が開業しました。開業による移動時間の短縮で、今後他地域との交流人口の増加が見込まれ、宿泊費や飲食費などさまざまな分野での県内消費の増加が見込まれます。県内で新幹線開業効果を確実に獲得するための今後の取り組み、またその経済効果を県内全域に波及させるための方策についてお伺いいたします。
 2つ目、3月9日、福井県の関西電力は高浜原発について、大津地裁が運転差し止めの仮処分決定をしました。原子力規制委員会が再稼働を認めた原発が司法の判断で停止した全国初のケースです。規制委員会と司法の判断が異なることについて、どうお考えになるか、また県内の原子力施設への影響についてお伺いします。

◯知事
 まず1点目の北海道新幹線の関連でございます。去る3月26日、北海道新幹線新青森・新函館北斗間が開業いたしました。当日の朝、新青森駅で開催されました出発式において、北の大地に向かって出発した新幹線を目の当たりにして、本当に感無量という思いでございました。起工式にも出ておりましたし、いろいろありましたものですから、自分自身もいよいよ新幹線が北に向かって行ったと、こんなに喜んでもらっていいなというふうに送り出しました。
 今回の開業によりまして、新青森・新函館北斗間が約1時間で結ばれ、本県と道南地域の時間距離が大幅に短縮され、観光やビジネスのみならず、医療、教育、文化などのさまざまな分野において交流が活発となり、新たな可能性が生まれると考え、県では道南地域と本県とを一つの圏域とする、「津軽海峡交流圏」の形成に向けた、λ(ラムダ)プロジェクトに取り組んでいるところでございます。
 県としては、国内主要都市や海外とを結ぶ航空路線に加え、津軽海峡を結ぶフェリー航路、そして開業に合わせて整備しました、奥津軽いまべつ駅の二次交通など、本県が有する陸・海・空の交通モードを効果的・機能的に活用しながら、交流の活発化や交流人口の拡大、滞在時間の質的・量的拡大を図ることといたしております。
 さらに今年7月からの、青森県・函館デスティネーションキャンペーンにおいて、本県と道南地域それぞれの魅力を組み合わせ、国内外に強くアピールし、JR各社をはじめ、市町村や関係団体などと連携を図りながら、開業効果を県内全域に波及させていきたいと考えているところでございます。
 また、先ほど北海道の高橋知事もお見えになっていたところでございますが、今回の開業は津軽海峡を挟んで隣り合います北海道と本県にとって、さらなる飛躍のチャンスと考えております。このチャンスを生かすべく、北海道と私ども青森県が、しっかりと連携しながら取り組んでいきたいと考えているところでございます。
 2点目でございます。高浜原発の関係、高浜原発に関する大津地裁の判断につきましては、私ども県がコメントすることは差し控えるべきと考えております。そして我々県内の原子力施設の稼働等については、何よりも原子力規制委員会による安全性の確認、これが前提でありまして、引き続き国、事業者の対応を注視していきたいと考えているところでございます。以上であります。

◯幹事社
 では各社お願いいたします。

◯記者
 先ほども高橋知事との会見のあと、高橋知事が取材に対してですね、具体の連携の方策として、例えば北関東とか関西方面での共同プロモーションというようなお話をされていたと思うんですけども、そういった連携の在り方については、知事はどのようにお考えでしょうか。

◯知事
 大変にいいお話をいただいたのではないかと思っております。元々道南と我々はそういった思いで北関東などでプロモーションやPRなどをしてきているわけでございますけれども、今回の青森県・函館デスティネーションキャンペーンが一つの大きなきっかけとなっていくと思います。また、渡島総合振興局とも既に連携しているわけでございますから、これまでも海外でも行なっていますし、いろいろあるんですけれども、改めてこの新幹線開業ということについて、一緒にプロモーション、キャンペーン、そういったことなどでお互いのコンテンツをうまく活用して、そして観光の開発・振興、沢山のお客様をお招きするというんですか、それとお客様それぞれに行き来するというんでしょうか、そういった方向性を出していけたら、本当に素晴らしいと思っております。
 元々しょっぱい川を挟んで連携していこうということをお話してきたわけでございますから、高橋知事からそういうお話が出たということでございますので、感謝する次第であります。

◯記者
 縄文の遺跡群についてですが、先日文化庁に推薦書を再提出されましたが、そちらについての所感と、今年度の推薦に向けた取組についてお聞かせください。

◯知事
 私ども推進本部は、推薦書素案などの資料をきちんと整え、今年からは紙でなくて、ネット上から提出させていただきました。これは体裁がきれいなだけではなく、中身もですね、いわゆる我々として構成資産群のことであるとか、この意義であるとか、そういったことなどを分かりやすく解説させていただきました。また、縄文遺跡群の持つ価値というものは非常に深いものがあると、そして世界の中においても四大文明の時代に、狩猟(・採集・漁労)をしながら定住して、こういった遺跡を営みをするために作ったということなどを含め、しっかりと提案をさせていただきました。
 今回ユネスコへの推薦書素案を提出したことで、私どもとしては大きく前進したと、大変自信を持っているわけでございますけれども、引き続き関係自治体と連携しましてユネスコからの推薦が得られるよう、何よりも国内代表に選ばれなくてはいけないわけでございますから、県内外での気運醸成などを含めて、しっかりと取り組んでいきたいと思っております。
 これはもうやはり思い切って提案していく時期だと、ぜひ国内で認めていただきたいと、そういう思いで頑張っていきたいと思っています。

◯記者
 陸・海・空の交通モードを強化すると、先ほどからおっしゃられていて、高橋知事との懇談の中でもそういった話が出ていたんですが、天津線の就航に向けた状況について。
 また、立体観光についてもお願いします。

◯企画政策部次長
 天津線ということでございますが、青森・天津線につきましては、就航時期まだ決まってございませんが、航空会社の方でも鋭意調整・準備などを進めておりまして、5月末から6月頃で調整しているという形でお伺いしているところでございます。

◯知事
 立体観光を何度も言っておりますが、JALの台湾とJR東日本と、これからの時代は鉄道、航空と別々に取り組むのではなく、やはり試みとして、羽田に入り、青森、三沢に来て、新幹線で戻るとか、あるいはその逆とか、そのような交通体系、立体観光を進めるべきでないかと。その場面において、さらに今は道南ということを考えて具体化しました。そのあと中国からの飛行機で羽田に入り、新幹線で回るというパターンで、具体のトレーニングをしてきましたが、その間に今お話がありました天津航空との前に、台湾のそれぞれの航空会社が函館とツインでプログラムチャーターと定期便を入れるから、この地域には4つの半島がありますが、船でも周遊して渡るとか、そういう新しい仕組みをどんどん進めていくことできたわけです。
 さらに中国が定期便を両方入れるから、循環パターン、いわゆるコンテンツを新たに函館、青森というそれぞれだけのコンテンツではなく、一体化して、交通モード、空と新幹線とフェリーを活用して、いろいろやっていこうということが今後具体に進んでいくと思っております。
 これはお互いの合意を得ていただく、県としてはやってほしいわけですが、その会社がそれぞれ空だ鉄道だと違うわけですので、大変に難儀しましたが、JR東日本とJALのそれぞれの大きな英断を持ってスタートした案件でございまして、ますますこの立体化のパターンというものをさらに広げていくと、千歳も仙台も念頭に置きながらとか、そういう形で北海道、東北の入り込みのお客様をうまく交換していく。特に北海道は観光客が非常に多いですから、そういった方々に新しいコンテンツとしての我々東北を味わっていただきたいとか、旅行していただきたいということなどを昨日も仙台で話をさせていただいたのですが、思いっ切りチャレンジしていきたいと思っております。

◯記者
 続けての質問なんですけど、北海道新幹線の乗車率、初日は6割を超えましたけれども、その後は20%台という、まだまだ桜のシーズンではない中で、この乗車率をどのように見てらっしゃるかということが1点です。
 もう1点は昨日仙台で東北圏にインバウンドを呼び込みましょうという会議がありましたけれども、インバウンド国内を含めてですね、元々その各県ライバルでうちに呼び込もうとしてらっしゃる六県がですね、連携することの難しさや課題を、知事としてどのように見てらっしゃるか、2点お願いします。

◯知事
 乗車率は、当初の予想よりは多いんではないかと、前向きに捉えれば、よくぞ来てくれたと。すごかったから初日は、いろんな方たちに囲まれてもう、というくらいで、その勢いが何となく続いていると思いますけども、桜のシーズン、新緑のシーズン、ここからはやっぱりさらに増えていくと思っていますし、私どものデスティネーションキャンペーンをやりますから、見てくれと、北海道のためにも頑張るぞということで期待してください。
 それから連携ですけれども、うちはむしろ今お話したように、かつて、千歳と結んでとか、あるいはニセコのスキー場と八甲田を結んでとか、絶対我々も例えば海外に仕事じゃなくて、旅行に行ったとすれば、フランスをずっと行って、イタリアまで行くとか、そういうふうに動くじゃないですか。だから今さら県境ということ、あるいはしょっぱい川で北と南は違うということを無しにしようという思いで、仕事を進めてきました。
 だからこその立体観光ということで、思いきってこのくらいやらないと駄目じゃないですかと。東北全部通るわけですから、例えば新幹線でと言うことなどを提案してきたわけですし、そういった思いということを単独でそれぞれの空港というよりも、お客様そのものが降りるところはそれぞれ泊まるとか、そういう具体に日数を使うということは経済を使うということですが、そういう形を作り上げて、どんどん招いて行き来させるということを大事だと思っています。昨日徹底的に発言したんですけども、そういう意味において、立体観光という概念でですね、さまざまな交通モードと、それから最初は拠点、拠点とやっていかなきゃと思うんですけども、それが確立すると必ず枝になっていくわけですよ。ということなどを六県の知事、北海道、道南も含めて、あとは昨日お出でになった新潟県もということになりますが、連携して進めていくということを、お互い合意していかなきゃいけないと思っています。

◯記者
 乗車率については、知事としてはまあこんなもんだろうと。

◯知事
 よく頑張った。頑張っているということです。こういうと何ですが、今までの白鳥号などの実績を考えていただければと思います。

◯記者
 まだまだこれから伸びしろが。

◯知事
 伸びしろがありますし、我がデスティネーションキャンペーンもあります。5年前、前回のデスティネーションキャンペーンは、何も動いてない時に行ったということをしみじみと思い出していますが、今回は通常どおり動いている状況で、堂々とやっていきたいと思っていますから、我がデスティネーションキャンペーンを見てくれと、そういう思いです。

◯記者
 分かりました。ありがとうございます。

◯知事
 見ていてください。頑張ります。数字が出ないと大変です。予約は一杯入ってきます。

◯記者
 今年度ですね、我々にとっても大きな山となるのは選挙だと思います。土曜日に、自民党県連大会で山崎さんへのご支援に関して発言されていましたけれども、今回の参議院選挙で知事としては山崎さんを応援する考えであるのかどうかという確認と、今回衆参ダブルの話も出ていますけれども、青森県にとってですね、今の経済状況、ちょっと緩やかになっているというか、テンポがちょっと遅れているという話もありましたけれども、それに加えて消費増税についてですね、知事の今のお考えを伺いたいと思います。

◯知事
 もう既に土曜日にああいう形でお話をさせていただきましたけれども、これまでも長い間、いろいろなお付き合いをしてきましたし、いぶし銀の政治をきちんとやってもらいたい、頑張れ山崎さんという思いでおります。
 それと消費増税については、社会保障財源の観点ということを非常に重要視してスタートしたわけですし、ということについてどう代わりにいろんな財源等の手当てとか段取りとかということがあればいいんですけれども、私ども現場としては、この消費税は消費税として、きちんと社会保障に向ける部分、そしてそのことによる影響を緩和するための別のいろんな対策というんですか、そういったことなどを丁寧に合わせてしっかりとやるということが大事だと思います。
 山崎さんもご存知だと思いますけど、現場では、本当に社会保障関係の経費は、実費として、本当に、絶対に必要な経費です。削減うんぬんではなく、私どもは短命県返上を頑張っているわけですが、そういう医療に課題がある地域においては、非常に増え続けていきますし、2025年問題とか、そういったところに向かって、実際に確実に必要になる経費なわけです。
 ですから、この部分をご理解いただくきながら、その一方では、経済面における意欲や経済を失速させないような対策ということなどを、政府において、政治において、しっかりと果たしていただく、その両輪をしっかりと対応していただくことが大事だと思っています。

◯幹事社
 他にありませんか。

◯知事
 今年度もまた宜しくお願いします。

―以上―

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