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臨時会見/平成18年度7月補正予算案について

会見日時:平成18年7月13日(木) 15:00 〜 15:12
会見場所:第三応接室
会見者 :三村知事

○知事
 来る7月18日に開会されます県議会第88回臨時会に提出を予定しております補正予算案につきまして、お手元の「平成18年度7月補正予算案について」に基づき御説明申し上げます。
 まず、「一 補正予算の概要」についてであります。 今回の補正予算は、六ケ所再処理工場におけるアクティブ試験開始後の事態の推移にかんがみ、早急に原子力施設に関する技術顧問を設置し、本県の原子力施設安全確保体制を強化する必要があることから、所要の予算措置を講ずることといたしました。
 次に、「二 一般会計予算の規模」についてであります。今回の補正予算額は、241万円となります。
 これと、現計予算額とを加えますと、平成18年度一般会計の予算規模は、7,221億4,575万4千円となります。
 これを、前年度同時期の予算規模と比較いたしますと、2.4%の減となっております。
 「三 一般会計補正予算の歳入」についてでありますが、今回の補正予算の財源としては、普通交付税241万円を計上いたしました。
 次に「四 一般会計補正予算の歳出」についてでありますが、原子力施設安全確保体制強化費は、原子力施設に係るより高度な専門的知見を得ることで、本県における原子力施設安全確保体制の一層の強化を図るため、原子力施設に関する技術顧問を設置するものであります。
 以上であります。

○記者
 この原子力技術顧問ですけれども、これは具体的に何人を想定されているのかということは今の時点で分かるのでしょうか。

○知事
 4〜5名、5名ぐらいと思っているのですけども、ジャンルを考えたところの、いわゆる安全工学とかプルトニウム安全管理とか材料工学とか再処理全般とか、そういった分野での専門家の方ということで考えている次第であります。

○記者
 顧問の先生方の設置の時期といいますか、それをいつ頃予定されているのでしょうか。

○知事
 予算の議決をお願いしたわけですから、議決を頂いて、しかるべき速やかにというふうには考えているのですが、現実問題としては予算の議決を頂いてから先生方に対してのお話ということになると思いますので、それなりの時間は要すると思っています。でも可能な限り、速やかに。

○記者
 7月中ぐらいということですか。

○知事
 そうしたいと思っています。議決を頂いたら速やかにというとこだろうな。

○記者
 早ければ月内にも、ということでしょうか。

○知事
 いい表現かもしれない。

○記者
 予算の241万円ですけども、これは人件費になるんでしょうか。

○知事
 所管部長から。

○環境生活部長
 旅費と謝金が主です。

○記者
 すいません、もう1点なんですけども、改めまして早急に技術顧問を設置するという「早急」の部分なんですが、今回一連のトラブルとかを受けてということで「早急」ということなのでしょうか。もう少し「早急」の部分を詳しく。

○知事
 概要はお分かりだと思いますけど、私どもとしても、まさに、試験が始まったということは建設段階から運用的な段階になってくることによって、やはりより高度な方々から、例の放射線は放射線で、我々とか特に県民の方々向けということだけれども、我々として特別な部分が出てくるので、そういう方々からのお話を聞く仕組みを作る必要があるのだと、そもそも私どもとしても考えていたわけでありまして。 そしてまた今回、ご存じのとおり事例集にあるもの等ということといいながらも、あるいは様々な支障、トラブルに近いものがあったわけでございますから、そういったことからいいますと「早急」といった表現をさせていただきました。

○記者
 もう2点。先ほどの顧問の方々の専門分野を、改めていってどういうものを想定されているのか1つずつ伺いたかったのと。安全工学とか知事がおっしゃってましたよね。それを改めて確認させていただきたかったのと。

○知事
 じゃあ環境生活部長の方がいいな。学問的にどういうジャンルかということでしょう

○環境生活部長
 いわゆる原子力の方面でいわれております安全工学でございますとか、それからプルトニウム安全管理、あるいは材料工学、あるいは再処理全般などというものを今考えております。

○記者
 これって4人から5人ということですよね。

○環境生活部長
 5人程度。

○記者
 もう1点ですが、この方々は、例えばトラブルが何か起きた時に知見をうかがうということになるのか、それとも石川先生(日本原子力技術協会 石川理事長)のように定期的にお話をうかがうということになるのでしょうか。

○知事
 今も既に聞きたいものもあるわけですけど、そういったことも含め、まさにジャンル毎なものですから、必要に応じた、必要な専門の部分についてうかがうという形になると思う。

○記者
 定期的とかではなく、何か必要があれば、その都度話を聞くということですか。

○環境生活部長
 その時々に応じて、例えばトラブルなんかございますので、そういった状況を踏まえてですね、必要に応じて、実際に直接知見を授けていただくということでございます。

−以上−

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